ドイツ北部のキールに住む64歳の無職の男性は不用品の処分に困っていた。「こんなに余っちまってどうすりゃいいんだ。こんなことなら2002年になるまでに全部使っておけばよかった…。」 彼が処分に頭を悩ませているのは旧ドイツマルク紙幣。2002年にドイツマルクがユーロに切り替えられると同時に、旧紙幣はただの紙切れになってしまったのだ(と彼は思いこんでいた)。 彼は450万円相当ある旧紙幣のうち、とりあえず半分をトイレに流してしまうことにした。ガチャン。ザー。ゴボゴボ。 一方こちらは配管工。あるアパートから排水管が詰まったとの連絡を受け、現場に向かった彼が管の中を調べたところなんと中から濡れた札束がごっそりと。配管工はすぐに警察に届けた。 警察はアパートに住むこの男性をつきとめ、事情を聞いたところ男性は当惑気味に札束をトイレに流したことを認めた。男性は旧紙幣がユーロ札と交換できることを説明され、警