『わけあって絶滅しました。』『ざんねんないきもの事典』のヒット裏。「わがままな読者」として本を作る。ダイヤモンド社/金井 弓子さん【編集者の時代 第9回】 CORECOLOR編集長、佐藤友美(さとゆみ)が、編集者に話を聞くシリーズ「編集者の時代」。 『ざんねんないきもの事典』や『わけあって絶滅しました。』『東大教授がおしえる やばい日本史』など、少しひねくれたタイトルが話題となり、ベストセラーを連発しているダイヤモンド社の編集者、金井弓子さん。「頭からお尻まで『面白い』がギュッと詰まったおにぎりみたいな本を作りたい」と話す金井さんの本作りには、曖昧なところが一切ない。「担当する本は、全ページの意図を隅々まで説明できる」と言う。「全てを言葉にして、理論立てて、理解していきたい」という性格、「自分自身が絶対にこの本が読みたい」という情熱。2つが掛け合わされ、無二の本が生まれる。 そもそも金井