昨年11月に発売されたiPhone Xは、iPhone史上最高額となる999ドル(約11万円)に設定され、“涙が出るほど”の値段になった。また、米国以外では大半の場合、この価格に関税と消費税が上乗せされることから、さらに高額で販売されることとなった。 高額の販売価格による買い控えが懸念されたが、アップルの業績は今年第2四半期(1~3月)も予想を上回る好調を維持。同社の時価総額は確実に、1兆ドルの大台超えに向かっている。 ただ、そうは言っても一部の国では、iPhone Xはやはり高額で、なかなか手を出すことができない。スイスの銀行大手UBSは先ごろ、世界各国の主要都市でiPhone Xの購入代金を稼ぐためには何日間の労働が必要かを調べ、結果を公表した。各都市で15の職業に従事する労働者の平均賃金から、1日当たりの労働時間を8時間として必要日数を割り出した。 同行によると、平均年収が世界で最も
