Appleが9月にリリースした「iOS 14」には、ワイヤレスイヤフォンの「AirPods Pro」と組み合わせて臨場感のあるバーチャルサラウンドが楽しめる「空間オーディオ」が追加されました。iPhoneがシアターになるといっても過言ではない効果が得られます。 空間オーディオは、左右のイヤフォンから出る音声に対して「指向性オーディオフィルター」と呼ばれるデジタル処理(周波数調整)を施し、前方・後方の左右、センター、そして高さ方向を含むサラウンド音場を擬似的に作り出す技術です。対応するビデオコンテンツについては後ほど補足しますが、音声トラックが5.1chや7.1chのサラウンドフォーマット、または米Dolby Laboratoriesのオブジェクトオーディオ技術「Dolby Atmos」で収録したものが基本になります。 空間オーディオにはもう1つ、AirPods Proに内蔵されている加速度
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