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文芸評論家の菅野昭正氏の話 大岡信氏は日本の戦後詩のなかで傑出した存在だった。宇宙的な感覚や戦後の時代感覚、生の感覚を研ぎ澄ませて独自の詩の世界を作り上げた。のみならず、日本の古典から欧州の文学まで広く見渡して評論し、
大岡信さんの話の中で、今でも忘れがたく思い出す言葉がある。「僕の肩書は、詩人だけで十分です。本来、詩人は、何でも書ける人ですから」。にこやかな表情ながら、その言葉からは、詩人としての強い自負が伝わってきた。それは詩作だけでなく、詩論、小説論、さらには美術や音楽にまで才筆をふるった書き手としての生き方を、そのまま表している。広い視野は、現代詩論を書き始めた20代のころから備わった天性の資質だった
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