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巻頭からいきなり始まる「正しいライカのはまり方」というタイトルからもわかるように、数あるライカカメラの中からM型初号機であるM3型だけを解説した本です。その内容は「新旧パーツくらべ」「M4への進化と合理化」「実物大M3ガイド」「M3のマクロ的考察-1-」と始まり、実写では段付き、ラピッドワインダー付き、ドイツ軍用、ライカフィットMP付き、最終型といった23台のM3型の各種画像と続きます。後半には貴重な「M3パーツリスト」「中山 蛙のM3解剖実習」「M3インストラクション」「M3のマクロ的考察-2-」「ライカの純正工具」「マイスターの手」といったタイトルが登場しています。箸休めの読み物「僕達にとってのM3は」著者と撮影者が撮影中に交わした小話。あとがきの「ライカによる僕の経験」は1934年から最近までのライカ遍歴なのですが電子書籍版が配信されるころには倍以上にライカカメラが増えていることでしょう。いずれにしても実体験と実機をもとに解説した、ほか例を見ない貴重な“丸ごと一冊こだわりのM3”本です。日本語を読めない方は画像だけでも貴重な資料となりますのでぜひご覧ください。 *** Have a look at the photos even if you cannot read Japanese.