企業における入社式の社長訓示や、人事考課の面談で上司から部下へ、「今後の成長に期待している」というような発言、よくあるかと思います。ここで言う「成長」は、世間一般で言う「成長」とはちょっと違います。 世間一般で言う「成長」は年齢の増加に沿って身体が育つとともに教養や一般常識や喜怒哀楽といった感情を身につけて立派な人間になること、といういわば人間的な成長です。どこに行っても恥ずかしくない立ち振る舞いの人間になること、というようなニュアンスが含まれている感じです。 一方、社長や上司の言う「成長」は「我が社のビジネスモデルと社内ルールと事業部内ルールを把握して、我が社の求める利益を最大化するために最…

消防分野におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）は、迅速かつ効果的な災害対応を実現するために不可欠です。しかし、現状では予算不足、IT人材の不足、ベンダーロックといった課題が存在し、DXの推進を妨げています。本記事では、これらの課題とその解決策について、国内外の具体的な事例を交えて詳しく解説します。 1. 消防におけるDXの事例 1.1 日本国内の事例 横須賀市消防局の生成AI活用：横須賀市消防局では、ChatGPTなどの生成AIを活用し、消防職員向けの教養資料作成や法令解釈文書の作成を効率化しています。これにより、年間約40時間の業務時間削減が見込まれています。 govgov.ai …

なぜ文科省はインド人留学生に300万円支援するのか 日本のAI人材不足の実態とは インドのAI人材はなぜ注目されているのか 300万円の支援内容と条件 期待される効果と課題 まとめ 「えっ、インド人留学生に年300万円!? なぜ日本人学生じゃないの？」 インド人留学生に年300万円 最近、文部科学省の新しい支援策が大きな話題を呼んでいます。SNSでも「日本人の学生にも支援を！」という声が多く上がっていますよね。でも、実はこの政策には重要な背景があるんです。今回は、なぜこのような支援が必要なのか、詳しく見ていきましょう。 なぜ文科省はインド人留学生に300万円支援するのか まず驚くべき数字をご紹…

前編の続き。 go-in-bonjin.hatenablog.com ４．得られた学びや感想（後編は第２章と第３章のみ） 印象に残ったフレーズ： 上司がすべきは部下に仕事の背景や意味・意義、めざすべき価値観などをしっかり伝え、共有することです。（p64）１人の力の限界を知り、自分よりも優秀なメンバーを育てる。（p86）ダブルバインドをなくし、言行一致を徹底する。（p146） 学びや新しい視点：・仕事の説明・納得社員に自主性・積極性を持ってもらいたいのであれば、その仕事の価値（意義・意味・影響）をきちんと説明し、その仕事内容への納得を得ること。その仕事の価値を説明できない・納得が得られないのであ…

どんな人も活躍できる ディズニーのしくみ大全 作者:大住力 あさ出版 Amazon こんにちは！皆さん、ディズニーって好きですか？私は大の大好き！あの夢のような空間にいると、本当に心が躍りますよね。でも、ふと「なんでこんなに素敵な空間なんだろう？」って思ったことはありませんか？今回は、そんなディズニーの魅力を深掘りした一冊、「どんな人も活躍できる ディズニーのしくみ大全」（著者：大住 力）を読んで、私が感じたことをたっぷり語っちゃいます！

はじめに この記事は、NFLaboratories Advent Calendar 2024 の 5 日目の記事です。 こんにちは、NFLabs. CTO の松木です。 この記事では、NFLabs. が協賛しており、私や社員が運営に携わっている MWS（マルウェアとサイバー攻撃対策研究人材育成ワークショップ）について紹介します。 はじめに MWS とは 活動内容 研究用データセット MWS Datasets の提供 研究課題や成果の共有・議論 MWS Cup による人材育成 コミュニティ運営 今後のチャレンジ おわりに MWS とは MWS は情報処理学会のコンピュータセキュリティ研究会が運営…

今回は、”「AI人材育成白書」？？？ ” について少しだけ考えてみます。 AI人材育成白書？？ 天下の（？）グーグルが主幹事であるという「日本リスキリングコンソーシアム」から、「AI人材育成白書」とやらが公開されました（名称からしてどうも気乗りはしませんが、、、）。 どういった分野で「AI」が使われているかとか、海外と日本での導入の差などが記されていて、面白い部分もあるにはあります。 （日本企業の生成AI導入に対する経営層の意識と成果） ・生成AIの業務活用に対する合意状況 生成AIの業務活用に同意を示す経営者は50％を数え、世界の主要各国と比較して高い数値になっている。2024年問題、203…