昔書いた詩 昔載せた、さらに昔の、詩のようなもの きっと恥 引きつって声にもならずみすぼらしい人格を残したまま端から端へ滑って転んで探し物でもしてるふり山に入るか川に潜るかきっと答えは街の中こだまして泣いてこぶだらけ きっと夜の部屋 換えたばかりの蛍光灯これでパッカパッカと黒ずんだ口を開けたり閉じたりを当分は見なくてすむのだが昼間より明るいわけはなく後ずさりの気配の後スイッチ切ってドアを閉めた途端闇という闇は押し寄せて大きな大きな目を開けてこの夜は一体だれのものきっと朝までにらめっこ 挨拶したので 「やあ」「おう」と手を上げたまではよかったがそのときパリッと欠けてしまったのでとりあえず型だけ取…