DirectAttack
DirectAttackとはアニメ『リコリス・リコイル』に登場する秘密組織。通称『DA』
概要
リコリス・リコイルの日本における警察等とは異なる治安維持組織。
犯罪者や犯罪を行おうとする人物を秘密裏に抹殺することで国の治安を維持しており、政府とは協力関係ではあるが政府の支配は受けておらず、あくまでも独立組織として動いており、その全容は明かされておらず謎は多い。
当然法による裁きは行わないため非公開の秘密組織であり、この組織に関する事柄は全てが隠蔽され情報操作が行われる。そして犯罪者及び犯罪者になり得る予備軍に対しては手段を選ぶことはなくAI「ラジアータ」及び実行部隊のエージェントであるリコリスに対処させ、結果作中の日本は世界一の平和を8年連続で達成しており、事件は事故に変わり、最後の重大事件は10年前にあった電波塔事件が最後となっている。
なおDAの組織自体は明治以前の際に設立された影の組織『八咫烏』を前身にしており、少なくとも明治からは活動を行っていることが明らかにされている。
DAは日本の様々な場所に支部を置くが、本部は山梨県の富士山の麓の国有地内にあり、その本部の食堂のコックは元宮内庁出身であることから、政府との協力関係は文字通り深いと思われる。
リコリス
訓練等を課した高校生くらいの少女で構成されている他、全員が孤児でありパスポートを所有してないことから海外へ行くのは不可能らしい。
主な使用武器は『拳銃』であり、この他語学能力や自動車の運転技術等も叩き込まれ、文字通り暗殺者として活動する。そのためかその実情を知る者からは『処刑人』『殺し屋』と揶揄される。
ユニフォームは『日本で一番警戒されないのは制服姿の女子高生』と説明されているように制服のようなユニフォームを着用している。軍隊・警察における階級も大まかに3つのランクとして存在し、その制服の色によりそのランクがひと目でわかるようになっている。ファーストは赤色、セカンドは紺色、サードはベージュ。
このユニフォームは一種の身分証明というものになっており、リコリスが私服を着る場合は拳銃等は扱えないことになっている。
だが一応DAの支部である喫茶リコリコの所属リコリスのように私服を着るようなことは稀のようで、DA所属のリコリスは基本は任務以外は外出等は許可されることはなく、制服しか持っていないリコリスもザラであり、年相応の少女としては全くと言っていいほど生活はできていない。
だがそれでもリコリス達はDAに拾ってもらったことを感謝しているのが多数派であり、ある種の刷り込み・洗脳を感じられる。
なお前身組織『八咫烏』時代は女系暗殺者として『彼岸花』と呼称されており、それがどこかのタイミングで現在のリコリスへと変わった模様。
メンバー
ラジアータ
DAが所有する高性能AI。
DAにおいては全ての作戦をモニターする際に機密性を担っている。すべてのインフラの優先権もあり、幾度となくハッカーのクラッキングやスパイの攻撃にも耐えたが、1話冒頭においてウォールナットと呼ばれるハッカーによりハッキングされ、作戦に支障をきたす事態となってしまった。
だが上層部にはこの件は報告できず、最終的にはリコリスのスタンドプレーにより当該作戦が失敗したと処理されている。
10話においてはロボ太が真島が警察署を襲撃した際に署長のPCにつけられたバックドアを経由してハッキングされ実質の機能不全に追い込まれるなど、高性能にしては詰めが甘い。
喫茶リコリコ
DA傘下の(一応の)支部。旧電波塔に近い東京都墨田区の押上辺りに拠点がある。
表向きは喫茶店として営業をしており、所属リコリスもその喫茶店のアルバイトとして働いている。
DAはこれ以外に京都等に支部を置いているが、喫茶リコリコはそれらの支部とは気風が明確に異なっており、DAが絶対に受けない街の人々の依頼を受けたりと地域密着型の活動を行う。(当然表向きはリコリスとしては明かしていない。いわゆる街の何でも屋)
ただし銃撃を伴うミッションを行わないというわけではなく、それに備えて地下には防音完備の地下射撃場を完備している。またDA本部からの要請に基づいてミッションを行うことも稀にある。
もちろん実質好きにやっているも同然なためDA内部でも良くは思われておらず島流し先、左遷支部のような扱いを受けている。情報共有についてもDA本部とは円滑に行われておらず、1話のハッキングについてや6話においてもリコリスの襲撃自体は知らされたがその他は極秘と目に見えて扱いが悪い。それでもDAからは助成金は出ており、曲がりなりにもDAの支部の一端でいられるのは所属しているファーストリコリスの錦木千束と元指導教官のミカの存在が大きい。
メンバー
関連項目
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