キム・ヒョンテのデッサン
キム・ヒョンテ氏のデッサンは素人レベル - ARTIFACT@ハテナ系
2006-07-29 - 絶叫機械+絶望中止
手元にある「季刊エス」という雑誌の10号のインタビューに、デッサンに関する話が載ってましたので引用。
id:kanoseさんの参考になるかな?
―肩から突き出すこぶしや上腕のパースなど、遠近やデフォルメが見事ですが、どうやって身に付けたのですか?
ヒョンテ 「美大在学の時にデッサンや解剖学的人体描写(アナトミー)を勉強しながら《どうすればもっと写実的に描けるか》じゃなく、《これをもってどういうことができるだろう? あるいは何か新しいことができるだろうか?》を考えていました。絵は紙に二次元的に描かれるものですから、立体的に見得る仕掛けを強調するのが面白いと考え、漫画やアニメーション、美術作品や写真でも、遠近やデフォルメに関連した部分からヒントをキャッチして、その表現を楽しんでいました」
以下、私見。
それなりにデッサン狂ってるとか狂ってないとかに拘る人間なのですが、以前友人から画集を見せてもらった記憶と季刊エスの絵から判断すると、狂っているというほどではない、と思うんですけど。
というか、このレビューを書いた人のデッサン観を知りたいですね。
キム・ヒョンテの絵はデフォルメの仕方が特徴的なので、その辺がこのレビュアーにとってデッサンのズレとして関知されてるような気がします。
というか、デッサンというよりパースが変なときはあるけど。でも全体で見ると、絵として「狂っている」という程でないような。
友人いわく、『「パース狂いはご愛嬌w」を10倍界王拳したらヒョンテになる』。
キム・ヒョンテの凄さはパース云々を打ち消してると思います。私的にはハイライトとシャドーとか。
参考:http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/06/post_215.php
http://marzana.eowyn.nu/
以下、余談。
なんか絶叫機械+絶望中止さんが検証に使っている輪郭のトレース、ズレている気がします……。キム・ヒョンテの絵ではなくて、そっちの方がデッサン的に違和感があるような……。- 画像が大きくなったらそうでもなさげでした。
- 「デッサンが何様のもんだい」と思う方は、『脳の右側で書けワークブック』を一度実践してみると良さげ。
- 逆さまにしたデッサン画を模写したりとか、変なことをする本です。
- 半分辺りまで実践すると、第三の目が開いたんじゃないかってぐらい、物の見方が変わります。
- ネガのスペースで絵を描く、とかけっこう高度(らしい)ことも覚えられます。
- デッサンは「同時的・包括的・空間的・連合的」に捉えられているらしい。右脳のお仕事。
- 私は途中で放置中。今から再開します……。
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