直前の記事「Mac mini 2018を買っての感想」の通りですが、私は約3年ぶりにmacOSのマシンを買い換えまして、macOSのバージョンがEl CapitanからMojaveまで一気に3バージョン上がりました。
そこで悩んだのがキーボード配置変更ソフトです。それまでは Karabiner という有名ソフトを愛用していましたが、最近のmacOSでは別実装である Karabiner-Elements しか動きません。設定などは一からやり直しになってしまいます。
実際に Karabiner-Elements を試してみると、大半の機能についてはスムーズに移行できました。しかし、私が使っていた機能が一つだけデフォルトで用意されていません。具体的には「Use Japanese Keyboard as US Keyboard」という日本語キーボードを英語配列で使う設定です。
そこで、Karabiner-Elements版の「Use Japanese Keyboard as US Keyboard」を作ってみました。
これは Karabiner-Elements の issue #167 「change Japanese keyboard to US(JIS to ANSI) 」でsteveonjavaさんが提示したJSONをさらに修正したものです1。
使い方
上記のJSONファイルを $HOME/.config/karabiner/assets/complex_modifications
以下に配置し、「Preferences…」「Complex Modifications」から「Add rule」「Use Japanese Keyboard as US Keyboard」を有効にしてください。
これを有効にすると、キーボード配置は下図のようになります。
「`~」キーが多すぎだろ、という意見もあると思いますが、Karabiner時代の設定がそうなっていたのでまあいいかという気持ちです。
Ctrl+[
をescキーとして使いたい場合は「Ctrl+@ to Escape」も有効にした上で「Use Japanese Keyboard as US Keyboard」より優先度を上げてください。
他の解決方法
この設定を使わなくても、「システム環境設定」「キーボード」からレイアウト変更ができます。これで困らないならこちらの方が素直な解だと思います。
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主な修正点は「JISキーボードのときだけレイアウト変更するようにした」「Cmd+記号など修飾キーと組み合わせた場合にも対応」の2点です。↩