再開発地区で発見された「南池袋遺跡」の見学会に行ってきた。

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2023年2月4日に開催された「南池袋遺跡」の見学会に行ってきました!

到着したら、かなりの行列。
都会のど真ん中で発見された遺跡は注目度も高いですね。

地図ではここ↓

豊島区南池袋2-40付近。
豊島区役所が近いです。

※記事は下に続きます

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遺跡が発見されたのは南池袋二丁目C地区再開発南街区。

2021年8月から発掘調査が行われており、現在も調査は続けられています。

受付で資料もいただけました。
南池袋遺跡について詳細に説明されています。

発掘調査では、縄文時代や江戸時代〜昭和時代の生活の跡が見つかっていますが、特に重要な発見として、日本の写真産業の始まりとなった「東洋乾板株式会社」の工場の建物跡があげられます。

オフィス街や繁華街としてにぎわう現在の池袋から想像することは難しいですが、豊島区内には明治時代以降さまざまな工場がありました。

雑司が谷地域の歴史や産業を語るうえで東洋乾板の工場は重要な施設だといえます。

今回の見学会では、1927(昭和2)年に完成した東洋乾板の研究所やその関連施設を紹介します。

遺跡見学会 資料より
遺跡の広さもすごいけど、行列の長さにも驚きました!
「江戸時代の生垣のあと」

江戸時代、この辺りは百姓の家が連なっていたらしく、この遺構はその百姓に関連するものと考えられています。

縄文時代の鹿や猪を狩るための陥し穴も発見されています。

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「東洋乾板株式会社」の遺構。

東洋乾板株式会社は、1919(大正8)年にこの地に設立された日本で最初のガラス(写真)乾板の工場だったそうです。

地下室。
薬品などの保管庫や研究で用いられたらしい。
煉瓦の基礎は、「イギリス積み」という方法で作られています。
江戸時代の溝状の遺構。
江戸時代の畑のあと。

※記事は下に続きます

遺跡には、東洋乾板株式会社の写真や資料が貼ってありました。
遺跡から発掘された遺物。
生活を感じさせるものもたくさん並んでいました。
お酒、たくさん飲んでいたんだろうなあ。

昔の人の息遣いが聞こえてきそうな南池袋遺跡。
こんなすごい遺跡が池袋の地下に眠っていたなんて驚きですね。

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