ライアー×ライアー
日本の漫画作品
『ライアー×ライアー』は、金田一蓮十郎による日本の漫画作品。『デザート』(講談社)にて2010年4月号から[1]2017年8月号まで不定期連載された[2]。単行本は全10巻。2020年11月時点で累計発行部数は190万部を突破している[3]。
ライアー×ライアー | |
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ジャンル | 少女漫画、恋愛漫画 |
漫画 | |
作者 | 金田一蓮十郎 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | デザート |
レーベル | KCデザート |
発表号 | 2010年4月号 - 2017年8月号 |
発表期間 | 2010年2月24日 - 2017年6月25日 |
巻数 | 全10巻 |
話数 | 全70話+特別編1話 |
映画 | |
原作 | 金田一蓮十郎 |
監督 | 耶雲哉治 |
脚本 | 耶雲哉治 |
音楽 | 遠藤浩二 |
制作 | アスミック・エース、ROBOT |
製作 | 『ライアー×ライアー』製作委員会 |
配給 | アスミック・エース |
封切日 | 2021年2月19日 |
上映時間 | 117分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・映画 |
ポータル | 漫画・映画 |
2015年、第39回講談社漫画賞・少女部門にノミネートされる[4]。
2021年に実写映画版が公開された[5]。
あらすじ
編集ちょっとした遊びのつもりで友達の高校の制服を着て渋谷に来た20歳の高槻湊は、義理の弟・透と遭遇。訝しむ透をよそに、別人だと主張するが、なぜか透に気に入られてしまったようで、湊はこれを機に透の女癖の悪さを直させようと考える。
登場人物
編集- 高槻 湊(たかつき みなと)
- 本作の主人公。20歳。大学生。童顔。小学生の頃に母親が再婚し、同い年の弟ができる。中学生の時、自宅で透と上級生の「情事のあと」を見て以来、潔癖症になった。掃除でストレス解消をする。
- 友人・真樹の高校時代の制服と鞄を借りて渋谷にいた時に、透と会ってしまい、赤の他人の「野口みな」を名乗る。透に告白され、彼の女癖の悪さを見込んで「セフレ全員と関係を切れたら」と条件を出したところ、彼が約束を果たしたために引くに引けなくなり付き合い始める。「みな」に向けられる透の想いの強さをひしひしと感じ、複雑な感情を抱く。
- 城巡りが好きで、大学では日本史研究同好会に入っている。
- 高槻 透(たかつき とおる)
- 親の再婚でできた、湊の同学年の義弟。イケメンで女子からも人気があり、経験豊富。
- 渋谷で義姉・湊が扮する、みなと出会い、何度か会った後に交際を申し込む。女癖が悪く、当初は付き合うとすぐに手を出していたが、みなに対しては慎重に接している。
- 野口 真樹(のぐち まき)
- 湊の大学の同級生。湊に高校時代の制服と鞄を貸し、今風のメイクを施した。湊のよき相談相手。
- 烏丸 真士(からすま しんじ)
- 湊が小学生の頃、同じ塾に通っていた男子。木造建築に興味があり、その派生で歴史サークルに所属する。他大学との交流会で湊と再会し、後に告白する。
- 塚口(つかぐち)
- 湊のサークルの先輩。戦国時代好き。みき(湊の更なる別名のキャラ)が塚口から相談を受けた時、湊に好意を寄せている事がわかる。
- 少々あまのじゃくなところがあるが、新しくサークルに加わった透に友達がいないと知り、その後の飲み会では進んで友達になるなど、思いやりのある一面も見られる。
- 中崎(なかざき)
- 湊のサークルの同期。ニックネームは「ナカさん」。よく語尾に「〜」をつける。
- 戦国コスプレ好きで、よくサークルのメンバーをコスプレをさせコスプレイベントに参加させている。しかし「コスプレをしない人は一緒に行ってあげない」等のこだわりもある。趣味に没頭しているため彼氏は居ない。毎年バレンタインの季節になると盛り上がっている。
- 周(あまね)
- 湊のサークルの先輩。ショートヘアで美形。中学生のとき、バレンタインで他校の女子からもチョコレートを貰うほどのイケメン。コスプレイベントで男装のコスプレをしたときは、もみくちゃ状態になる。
- 4巻で、湊や中崎からはたまに「生まれてきてくれてありがとうございます」と思われている事がわかる。
- 透がサークルに加入したときの飲み会で、彼を見た時は噂のことで怪訝な顔をしたが、湊の義弟であると知った後はそうした態度はとらなくなる。
- 川西(かわにし)
- 湊のサークルの先輩で会長。仏像好き。髪は丸刈りで肥満体型。眼鏡をかけている(キャラクタデザイン的には、眼鏡の奥の目は描かれていない)。
- 透が大学で友達が少ないことを湊から聞き、透をサークルに加入させることを勧める。
- 留年した際に体調を崩し痩せてイケメンになったが、正月で餅を食べ過ぎたため元の体型に戻ってしまった。
書誌情報
編集- 金田一蓮十郎 『ライアー×ライアー』 講談社〈デザートKC〉、全10巻
- 2010年11月25日発売[6]、ISBN 978-4-06-365629-9
- 2011年[7]、ISBN 978-4-06-365656-5 7月25日発売
- 2012年[8]、ISBN 978-4-06-365687-9 3月24日発売
- 2013年[9]、ISBN 978-4-06-365722-7(ドラマCD付き特装版 ISBN 978-4-06-358433-2) 2月13日発売
- 2013年12月13日発売[10]、ISBN 978-4-06-365752-4(ドラマCD付き特装版 ISBN 978-4-06-358471-4)
- 2014年[11]、ISBN 978-4-06-365781-4 8月12日発売
- 2015年[12]、ISBN 978-4-06-365814-9 5月13日発売
- 2016年[13]、ISBN 978-4-06-365851-4 2月12日発売
- 2016年11月11日発売[14]、ISBN 978-4-06-365885-9
- 2017年[15]、ISBN 978-4-06-365931-3 9月13日発売
- 2021年2月19日発売 - 電子書籍限定[16]。『デザート』2021年3月号に掲載された特別番外編のみ収録。
小説
編集- 原作:金田一蓮十郎・脚本:徳永友一・著:有沢ゆう希『小説 ライアー×ライアー』講談社〈講談社文庫〉、2021年1月15日発売[17]、ISBN 978-4-06-522229-4 - 映画ノベライズ。
- 原作:金田一蓮十郎・脚本:徳永友一・著:時海結以『小説 ライアー×ライアー 映画ノベライズ』講談社〈青い鳥文庫〉、2021年2月10日発売[18]、ISBN 978-4-06-522205-8 - 児童向け映画ノベライズ。
ドラマCD
編集単行本4巻および5巻に付属[19]。
キャスト
編集実写映画
編集ライアー×ライアー | |
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Liar×Liar | |
松村北斗と森七菜が着用した衣装 | |
監督 | 耶雲哉治 |
脚本 | 徳永友一 |
原作 | 金田一蓮十郎 |
製作 |
田辺圭吾 明石直弓 |
製作総指揮 | 豊島雅郎 |
出演者 |
松村北斗(SixTONES) 森七菜 小関裕太 堀田真由 七五三掛龍也(Travis Japan / ジャニーズJr.) 板橋駿谷 竹井亮介 相田翔子 |
音楽 | 遠藤浩二 |
主題歌 |
SixTONES 「僕が僕じゃないみたいだ」 |
撮影 | 豊納正俊 |
編集 | 武田晃 |
制作会社 |
アスミック・エース ROBOT |
製作会社 | 『ライアー×ライアー』製作委員会 |
配給 | アスミック・エース |
公開 | 2021年2月19日 |
上映時間 | 117分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 8億8488万円[20] |
2021年2月19日に公開[21]。監督は耶雲哉治、主演は松村北斗(SixTONES)と森七菜[5]。
キャスト(実写映画)
編集- 高槻透:松村北斗(SixTONES)
- 高槻湊:森七菜
- 烏丸真士:小関裕太[22]
- 野口真樹:堀田真由[22]
- 桂孝昭:七五三掛龍也(Travis Japan / ジャニーズJr.)
- 川西純太:板橋駿谷
- 高槻紀行:竹井亮介
- 高槻ひとみ:相田翔子
スタッフ(実写映画)
編集- 原作:金田一蓮十郎『ライアー×ライアー』(講談社「KCデザート」刊)
- 監督:耶雲哉治
- 脚本:徳永友一
- 音楽:遠藤浩二
- 主題歌:SixTONES「僕が僕じゃないみたいだ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
- エグゼクティブプロデューサー:豊島雅郎
- プロデューサー:田辺圭吾、明石直弓
- ラインプロデューサー:中島勇樹
- 撮影:豊納正俊
- 照明:小林暁
- 録音:竹内久史
- 装飾:佐藤希
- スタイリスト:里山拓斗
- ヘアメイク:千葉友子
- 編集:武田晃
- VFXプロデューサー:赤羽智史
- スクリプター:村松愛香
- 助監督:吉田和弘
- 制作担当:大熊敏之
- 配給:アスミック・エース
- 制作プロダクション:アスミック・エース、ROBOT
- 製作:『ライアー×ライアー』製作委員会(アスミック・エース、ジェイ・ストーム、ソニー・ミュージックミュージックエンタテインメント、講談社、ジェイアール東日本企画、TCエンタテインメント、日本出版販売、ROBOT)
脚注
編集- ^ “金田一蓮十郎が奇妙な三角関係を描く!デザートで新連載”. コミックナタリー (2010年3月24日). 2013年11月17日閲覧。
- ^ “「ライアー×ライアー」7年の連載に幕、自分×義弟×自分の三角関係描く”. コミックナタリー (2017年6月25日). 2017年6月25日閲覧。
- ^ “SixTONESが初の映画主題歌 松村北斗が主演で人気コミック実写化「ライアー×ライアー」”. 中日スポーツ. (2020年11月30日) 2020年12月1日閲覧。
- ^ “第39回講談社漫画賞に14作品がノミネート、受賞作の発表は5月12日”. コミックナタリー (2015年4月3日). 2015年4月3日閲覧。
- ^ a b “SixTONES松村北斗×森七菜がダブル主演、「ライアー×ライアー」映画化”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年6月23日) 2020年6月23日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(1)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(2)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(3)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(4)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(5)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(6)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(7)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(8)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(9)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(10)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “ライアー×ライアー(11)”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “小説 ライアー×ライアー”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “小説 ライアー×ライアー 映画ノベライズ”. 講談社コミックプラス. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “「ライアー×ライアー」特別サイト”. 「ライアー×ライアー」特別サイト. 2012年12月24日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.23
- ^ “SixTONES新曲が松村北斗&森七菜の共演映画「ライアー×ライアー」主題歌に、映画の予告も公開”. 音楽ナタリー (2020年11月30日). 2020年11月30日閲覧。
- ^ a b “小関裕太&堀田真由、松村北斗×森七菜W主演映画『ライアー×ライアー』出演決定”. Real Sound (株式会社blueprint). (2020年9月11日) 2020年9月11日閲覧。
外部リンク
編集- デザートWEB|ライアー×ライアー | 作品紹介 - 講談社コミックプラス
- 「ライアー×ライアー」特別サイト
- 映画『ライアー×ライアー』公式サイト
- 映画『ライアー×ライアー』 (@liarliar_movie) - X(旧Twitter)
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