本田顕子

日本の女性政治家、薬剤師 (1971-)

本田 顕子(ほんだ あきこ、1971年昭和46年〉9月29日 - )は、日本政治家薬剤師自由民主党所属の参議院議員(1期)、文部科学大臣政務官復興大臣政務官

本田 顕子
ほんだ あきこ
内閣広報室より公表された肖像
生年月日 (1971-09-29) 1971年9月29日(53歳)
出生地 日本の旗 日本 熊本県
出身校 星薬科大学薬学部
前職 参議院議員秘書
所属政党みんなの党→)
自由民主党
親族 父・本田良一(参議院議員)
公式サイト 本田あきこ 参議院議員(自民党)比例代表(全国区)選出/薬剤師

選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2019年7月29日 - 現職
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日本薬剤師連盟副会長、厚生労働大臣政務官内閣府大臣政務官を歴任。父親は元参議院議員の本田良一[1]

来歴

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2023年10月26日、大臣政務官就任時に岸田文雄

熊本県出身(現住所は熊本市西区花園[2])。小中学校時代はバドミントンに打ち込み、中学2年生時に全国中学校選抜選手権で団体優勝した。九州女学院高等学校(現・ルーテル学院高等学校)卒業。1996年(平成8年)、星薬科大学薬学部衛生薬学科卒業。医薬品卸や保険薬局勤務を経て、2002年(平成14年)、参議院議員の公設秘書になる[3]。その後、沢井製薬やアルフレッサに勤めた[4][5]

2010年(平成22年)7月の第22回参院選熊本県選挙区からみんなの党公認で立候補するも落選。2012年(平成24年)12月の第46回衆院総選挙熊本2区)・2013年(平成25年)7月の第23回参院選(比例区)でもみんなの党公認で立候補するが何れも落選に終わる[6]。みんなの党解党を機に「責任政党で政策を実現したい」と自由民主党に入党[7]

その後、熊本県薬剤師会勤務を経て[3][4][5]、2019年(令和元年)7月21日に行われた第25回参議院議員通常選挙比例区に自由民主党公認で立候補。159,596票を得て初当選した[8]。本田の当選により、初めて日本薬剤師連盟の組織内候補が国会に2名在籍する事となり(本田と藤井基之)、参議院として石井道子以来の女性薬剤師議員となった[9]

2023年10月26日、文部科学大臣政務官復興大臣政務官だった山田太郎不倫問題で辞任したことを受け、後任として同政務官に就任[10]

政策・主張

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憲法

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  • 憲法改正について、2013年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[11]。2019年のアンケートで「賛成」と回答[12]
  • 憲法9条の改正について、2013年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊を他国同様の『国防軍』にすべきだ」と回答[11]

外交・安全保障

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  • 「集団的自衛権を行使できるよう、憲法解釈を見直すべきだ」との問題提起に対し、2013年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[11]
  • 「他国からの攻撃が予想される場合には先制攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2019年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[12]
  • 「北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2019年のアンケートで「賛成」と回答[12]
  • 日本による過去の植民地支配と侵略を認めて謝罪した「村山談話」の見直し論議について、2013年の毎日新聞社のアンケートで「見直すべきではない」と回答[11]
  • 従軍慰安婦に対する旧日本軍の関与を認めた「河野談話」の見直し議論について、2013年の毎日新聞社のアンケートで「見直すべきではない」と回答[11]

ジェンダー

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  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2019年のアンケートで「賛成」と回答[12]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2019年のアンケートで「反対」と回答[12]

その他

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  • 「治安維持のためプライバシーや個人の権利の制約は当然だ」との問題提起に対し、2019年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[12]
  • 消費税率を10%より高くすることについて、2019年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[12]

人物

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  • 2021年(令和3年)8月上旬、議員会館で面会した人の新型コロナウイルス感染が確認され、8月8日、都内の医療機関でPCR検査を受けたところ、陽性が判明した[13]
  • 2022年(令和4年)8月25日、本田は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長で崇城大学学長の中山峰男が、自身の地元後援会の筆頭最高顧問であると明らかにした。本田は記者団の取材に「大変尊敬している先生なので筆頭最高顧問を引き受けていただいた」と答えた[14][15]。なお、中山は同年8月23日配信の週刊文春電子版の記事で、岸田文雄首相の後援会「熊本岸田会」の会長を務めていることが判明した[16]

選挙歴

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当落 選挙 執行日 選挙区 所属党派 推薦・支持
第22回参議院議員通常選挙 2010年7月11日 熊本県選挙区 みんなの党
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 熊本2区 みんなの党 日本維新の会推薦
第23回参議院議員通常選挙 2013年7月21日 比例区 みんなの党
第25回参議院議員通常選挙 2019年7月21日 比例区 自由民主党

脚注

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  1. ^ 「これから求められる薬剤師の在り方」日本薬剤師会オフィシャルWebサイト
  2. ^ 政治資金収支報告書 自由民主党東京都支部連合会(令和3年分 定期公表)” (PDF). 東京都選挙管理委員会 (2022年11月17日). 2022年11月19日閲覧。
  3. ^ a b プロフィール | 日本薬剤師連盟副会長 本田あきこ
  4. ^ a b 本田 顕子(ほんだ あきこ):参議院”. 参議院. 2019年12月26日閲覧。
  5. ^ a b “国会議員情報:本田 顕子(ほんだ あきこ):時事ドットコム”. 時事ドットコム (時事通信社). https://www.jiji.com/jc/giin?d=f757a4526d9b274db670077730b6dc2e&c=san 2019年12月26日閲覧。 
  6. ^ 参院選2013比例区開票速報(改選数48)”. 朝日新聞. 2013年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月5日閲覧。
  7. ^ “旧みんなから比例自民公認の本田氏 熊本県内票で勝負、野党は警戒”. 熊本日日新聞社. (2019年7月15日). https://this.kiji.is/523327658495837281?c=39546741839462401 2019年7月26日閲覧。 
  8. ^ 比例 自由民主党(自民) | 参院選 2019 | NHK選挙WEB
  9. ^ “【参院選】本田顕子氏が初当選‐「薬剤師の地位向上に努力」”. 薬事日報. (2019年7月24日). https://www.yakuji.co.jp/entry73349.html 2019年7月30日閲覧。 
  10. ^ “不倫報道で山田文科政務官が辞任 後任は自民・本田顕子氏”. 朝日新聞. (2023年10月26日). https://digital.asahi.com/articles/ASRBV528GRBTUTIL049.html 2023年10月27日閲覧。 
  11. ^ a b c d e f “2013参院選 比例代表 みんなの党 本田顕子”. 毎日jp (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/2013san/kaihyo_hirei_meikan.html?mid=C01023012001 2022年8月26日閲覧。 
  12. ^ a b c d e f g h 本田顕子”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2019参議院選挙. 朝日新聞社. 2022年5月24日閲覧。
  13. ^ “自民 本田顕子 参院議員 新型コロナに感染確認”. NHK. (2021年8月10日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210810/k10013193691000.html 2022年2月15日閲覧。 
  14. ^ 本田顕子厚労政務官 地元後援会幹部に崇城大・中山峰男学長”. 毎日新聞 (2022年8月25日). 2022年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月26日閲覧。
  15. ^ 「日韓トンネル建設を推進」岸田文雄首相の後援会長は「統一教会」関連団体の議長”. 文春オンライン (2022年8月23日). 2022年8月26日閲覧。
  16. ^ 「日韓トンネル建設を推進」岸田文雄首相の後援会長は「統一教会」関連団体の議長”. 文春オンライン (2022年8月23日). 2022年8月26日閲覧。

外部リンク

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公職
先代
安江伸夫金城泰邦
山田太郎
  文部科学大臣政務官
安江伸夫と共同

2023年 -
次代
現職
先代
平沼正二郎
山田太郎
石井拓
加藤竜祥
  復興大臣政務官
平沼正二郎
石井拓竹内真二
加藤竜祥尾﨑正直と共同

2023年 -
次代
現職
先代
深澤陽一
島村大
  厚生労働大臣政務官
畦元将吾と共同

2022年 - 2023年
次代
塩崎彰久
三浦靖
先代
岡下昌平
和田義明
宗清皇一
鳩山二郎
神谷昇
松川るい
吉川赳
三谷英弘
佐藤啓
  内閣府大臣政務官
尾﨑正直
鈴木英敬
自見英子
中野英幸
長峯誠
里見隆治
西田昭二
柳本顕
木村次郎と共同

2022年 - 2023年
次代
土田慎
神田潤一
古賀友一郎
平沼正二郎
吉田宣弘
石井拓
加藤竜祥
国定勇人
三宅伸吾
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