欧勝海成矢
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基礎情報 | ||||
四股名 | 深沢 → 欧深沢 → 欧勝海 | |||
本名 | 深沢 成矢 | |||
愛称 | フカ、ショーミ | |||
生年月日 | 2001年5月12日(23歳) | |||
出身 | 石川県河北郡津幡町 | |||
身長 | 182.8cm | |||
体重 | 131.0kg | |||
BMI | 39.2 | |||
所属部屋 | 鳴戸部屋 | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 西幕下2枚目 | |||
最高位 | 西幕下2枚目 | |||
生涯戦歴 | 86勝33敗28休(22場所) | |||
優勝 |
三段目優勝1回 序二段優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2020年3月場所 | |||
備考 | ||||
2023年11月26日現在 |
欧勝海 成矢(おうしょううみ せいや、2001年5月12日 - )は、石川県河北郡津幡町出身で、鳴戸部屋所属の現役大相撲力士。本名は深沢 成矢(ふかさわ せいや) 。身長182.8cm、体重131.0kg、血液型はA型[1]。最高位は西幕下2枚目(2023年11月場所)。
来歴
入門前
実家は上矢田温泉「やたの湯」[1]。兄の影響で相撲を始めて[2]、小学校1年次から津幡町少年相撲教室に通った[1]。小学校6年次にわんぱく相撲ベスト16、津幡町立津幡南中学校3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会団体優勝、全国中学校相撲選手権大会団体準優勝の実績を残している[1]。中学校卒業後は、少年相撲教室の1年先輩の大の里の誘いで新潟県立海洋高等学校に進学し[2]、3年次に選抜高校相撲十和田大会で団体準優勝などの実績を残した[1]。高校卒業後は大学進学も選択肢に入る中で、大相撲の15代鳴戸(元大関・琴欧洲)の勧誘を中学生時代から受けていたため、鳴戸部屋へ入門することになった[2]。
入門後
2020年3月場所で初土俵。同年11月場所では、同部屋の欧鈴木と優勝決定戦を戦い、寄り切りで勝って序二段優勝を決めた[3]。その後三段目も1場所で通過し、2021年3月場所で幕下に昇進した。幕下2場所目の同年5月場所は左足首の負傷で途中休場し、初土俵以来初の負け越しとなった[4]。休場明けの翌7月場所から四股名を「欧勝海」に改名した[5]。師匠の現役時代の四股名から「欧」と「勝」を入れ、海が好きなことに因んで「海」を入れたものである[4]。改名場所からは2場所続けて勝ち越していたが、自己最高位の西幕下7枚目だった同年11月場所は1番目の相撲で左肩の靭帯を部分断裂して2番目から休場となり、5番目と6番目の相撲は再出場して取ったが7番目の相撲は再度休場となった[6]。翌2022年1月場所も2番相撲から途中休場となり、その後は完治を目指して手術を受けたため2場所連続で全休[7]。関節唇の手術から復帰した同年7月場所は西序二段6枚目で1番目の相撲から4連勝で勝ち越したが、鳴戸部屋関係者の新型コロナウイルス感染判明に伴って5番相撲から休場となった[8]。三段目に復帰した9月場所は東三段目78枚目で7戦全勝優勝を決めた[9]。幕下に復帰した同年11月場所以降も勝ち越しを続けた。2023年11月場所では西幕下2枚目で4勝3敗の成績を残し、場所後に行われた番付編成会議で、2024年1月場所での新十両昇進が決定した[10]。新十両昇進会見では初土俵からの3年半を「長いようで短かった」と振り返り「(大の里には)まだまだ負けているんで、早く追いつきたい」と意気込んだ[11]。
人物・エピソード
- 新潟海洋高校在学中は相撲部の活動資金集めのため、同級生の麒麟龍らと共にご当地シーフードカレーを開発した。同高校元教員の経営する会社によって販売されており、自身を含む3人の部員がカレーライスを頬張る写真がパッケージに印刷されている。[12]
主な成績
2023年11月場所終了現在
通算成績
- 通算成績:86勝33敗28休(22場所)
各段優勝
- 三段目優勝:1回(2022年9月場所)
- 序二段優勝:1回(2020年11月場所)
場所別成績
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2020年 (令和2年) |
x | (前相撲) | 感染症拡大 により中止 |
西序ノ口15枚目 5–2 |
東序二段79枚目 6–1 |
西序二段6枚目 優勝 7–0 |
2021年 (令和3年) |
東三段目15枚目 5–2 |
東幕下53枚目 5–2 |
西幕下33枚目 2–2–3 |
東幕下52枚目 6–1 |
東幕下23枚目 6–1 |
西幕下7枚目 2–2–3 |
2022年 (令和4年) |
東幕下21枚目 0–2–5 |
西幕下56枚目 休場 0–0–7 | 東三段目36枚目 休場 0–0–7 |
西序二段6枚目 4–0–3[注 1] |
東三段目73枚目 優勝 7–0 |
東幕下54枚目 4–3 |
2023年 (令和5年) |
西幕下45枚目 5–2 |
西幕下29枚目 5–2 |
東幕下22枚目 4–3 |
西幕下16枚目 4–3 |
西幕下11枚目 5–2 |
西幕下2枚目 4–3 |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
- 深沢 成矢(ふかさわ せいや)2020年3月場所
- 欧深沢 成矢(おうふかさわ -)2020年7月場所 - 2021年5月場所
- 欧勝海 成矢(おうしょううみ -)2021年7月場所 -
脚注
注釈
- ^ 2019新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性があるため5番相撲から休場
出典
- ^ a b c d e 「春場所全新弟子名鑑」『相撲』2020年4月号、ベースボール・マガジン社、107頁。
- ^ a b c 「十両以下各段優勝力士喜び詳報」『相撲』2020年12月号、ベースボール・マガジン社、69頁。
- ^ 「欧深沢が序二段優勝「複雑さ半分」同部屋決戦制す」『日刊スポーツ』2020年11月22日。2021年5月2日閲覧。
- ^ a b 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2021年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。
- ^ 「【名古屋場所新番付】元小結の常幸龍、千代鳳らが十両から幕下に陥落」『日刊スポーツ』2021年6月21日。2021年6月21日閲覧。
- ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2022年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。
- ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2021年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。
- ^ 「新十両欧勝馬がコロナ感染 鳴戸部屋勢9日目から休場/名古屋場所」『サンスポ』2022年7月17日。2022年9月4日閲覧。
- ^ 「欧勝海が全勝で三段目優勝「うれしいです」元大関琴欧洲の師匠鳴戸親方が見守る中での快勝喜ぶ」『日刊スポーツ』2022年9月23日。2022年9月23日閲覧。
- ^ 「尊富士&欧勝海ついに初の関取の座に 力士4人が十両昇進 初場所番付編成会議」『日刊スポーツ』2023年11月29日。2023年11月29日閲覧。
- ^ 新十両の欧勝海、初土俵から3年半、左肩大けが乗り越え「長いようで短かった」 日刊スポーツ 2023年11月29日13時2分 (2023年11月29日閲覧)
- ^ 「「ごっつぁんカレー」開発秘話、海洋高校相撲部が復活をかけて発売」『ダイヤモンド・オンライン』2020年7月6日。2021年9月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 欧勝海 成矢 - 日本相撲協会