ダーティペア (アニメ)
ダーティペア | |
---|---|
ジャンル | スペースオペラ[1] |
アニメ | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 滝沢敏文、鹿島典夫(第15話以降) |
キャラクターデザイン | 土器手司 |
メカニックデザイン | 阿久津潤一 |
音楽 | 木森敏之 |
製作 | 日本サンライズ |
放送局 | 日本テレビ系列ほか |
放送期間 | 1985年7月15日 - 12月26日 |
話数 | 全26話[注 1] |
OVA:ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎 | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 奥脇雅晴 |
脚本 | 伊藤和典 |
キャラクターデザイン | 土器手司 |
メカニックデザイン | 石津泰志 |
音楽 | 国本佳宏 |
製作 | 日本サンライズ |
発売日 | 1985年12月 |
その他 | 1986年8月2日に劇場公開 |
映画 | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 真下耕一 |
脚本 | 星山博之 |
キャラクターデザイン | 土器手司 |
メカニックデザイン | 宮武一貴 |
音楽 | 志熊研三 |
製作 | 松竹、日本サンライズ |
配給 | 松竹 |
封切日 | 1987年3月14日 |
上映時間 | |
OVA:ダーティペア(OVAシリーズ) | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 谷田部勝義 |
シリーズ構成 | 星山博之 |
キャラクターデザイン | 土器手司 |
メカニックデザイン | 石津泰志 |
音楽 | 木森敏之、田中公平 |
製作 | バップ、サンライズ |
発表期間 | 1987年12月21日 - 1988年4月21日 |
話数 | 全10話 |
OVA:ダーティペア 謀略の005便 | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 滝沢敏文 |
脚本 | 五武冬史 |
キャラクターデザイン | 土器手司 |
メカニックデザイン | 石津泰志、宮武一貴 |
音楽 | 岡田徹 |
製作 | サンライズ |
発売日 | 1990年1月25日 |
OVA:ダーティペアFLASH | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 須永司 |
キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
メカニックデザイン | 宮武一貴 |
音楽 | 若草恵 |
製作 | サンライズ |
発表期間 | 1994年1月21日 - 6月23日 |
話数 | 全6話 |
OVA:ダーティペアFLASH2 | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 望月智充 |
シリーズ構成 | 五武冬史 |
キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
メカニックデザイン | 宮武一貴 |
音楽 | 兼崎順一、溝口肇 |
製作 | サンライズ |
発表期間 | 1995年6月1日 - 10月1日 |
話数 | 全5話 |
OVA:ダーティペアFLASH3 | |
原作 | 高千穂遙 |
監督 | 望月智充 |
シリーズ構成 | 五武冬史 |
キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
メカニックデザイン | 宮武一貴 |
音楽 | 宮城純子、兼崎順一 |
製作 | サンライズ |
発表期間 | 1995年12月21日 - 1996年4月25日 |
話数 | 全5話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『ダーティペア』(DIRTY PAIR)は、高千穂遙による同名の小説を原作とする、日本サンライズ制作の日本のアニメ作品。1985年7月から12月まで日本テレビ系列ほかにてテレビアニメが放送され、その後も劇場アニメやOVAが制作された。
本項目では、『ダーティペア』のコンセプトのみを受け継いだ『ダーティペアFLASH』についても記述する。
シリーズ
[編集]本項目で記載する作品は以下の通り。テレビアニメで放送されなかった第25話と第26話をOVAとして発売した作品『ダーティペア ラブリーエンジェルより愛をこめて』は、テレビアニメの内容と合わせて記述する。
- ダーティペア
-
- ダーティペア(テレビアニメ)
- ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎(単発OVA第1作)
- ダーティペア ラブリーエンジェルより愛をこめて
- ダーティペア(劇場アニメ)
- ダーティペア(OVAシリーズ)
- ダーティペア 謀略の005便(単発OVA第2作)
- ダーティペアFLASH
-
- ダーティペアFLASH(OVAシリーズ第1作)
- ダーティペアFLASH2(OVAシリーズ第2作)
- ダーティペアFLASH3(OVAシリーズ第3作)
主な登場人物
[編集]アニメ版においては、新たにメカキャラクターの「ナンモ」が準レギュラーキャラとして登場する。役割においては原作のムギと部分的に類似しており、それによりムギのキャラクター描写が変化している。
テレビアニメ
[編集]1985年7月から12月まで、日本テレビ系列ほかにて放送された。
登場人物
[編集]- ブライアン
- 声 ー 土師孝也
- 1話に登場。エレノアシティの都市のシステムを管理するコンピューター。人間不信でダーティペアを信用していない。
- ノバ・グレイブ
- 声 ー 銀河万丈
- 2話に登場。企業犯罪対処のスペシャリスト。ダーティペアと共に任務を遂行する。ケイからは胸毛が生えてるかどうか思われた。任務遂行後はダーティペアのことを認め、ケイに胸毛が生えてないことを確認させる。
- シドニー
- 声 ー 安原義人
- 3話に登場。キング邸の居候。ダーティペアをキング邸に案内する。正体はダーティペアの協力者と名乗っていたが実態はキングの持つ博物館から盗まれたチップを狙う盗賊。キング邸内では老婆に変装している。ダーティペアに正体を見抜かれて最後はケイとチップで賭け勝負をしたがイカサマで敗北した。
- カブラナ・カルペンティ・エール・デ・キング
- 声 ー 仁内達之
- 3話に登場。ギャンブルの星・惑星ベガのカジノのオーナー。屋敷の自爆装置により爆死する。
- スカール
- 声 ー 福田信昭
- 3話に登場。キングの側近。キング共々自爆装置で爆死した。
ゲスト
[編集]この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。 |
- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 第6話
- 第7話
- 第8話
- 第9話
- 第10話
- 第11話
- 第12話
- 第13話
- 第14話
- 第15話
- 第16話
- 第17話
- 第18話
-
- B・J(ドジ):鈴置洋孝
- 署長:藤本譲
- シャンプー:中村秀利
- 運転手:喜多川拓郎
- 第19話
- 第20話
- 第21話
- 第22話
-
- エディ:筈見純
- アーサー:山田栄子
- シャノン:火野捷子
- 管理人:山野史人
- クロッカー:戸谷公次
- スタブロス:林屋こぶ平
- 管制主任:石塚運昇
- 管制官:竹村拓
- 第23話
- 第24話
- 第25話
- 第26話
制作(テレビアニメ)
[編集]原作者の高千穂遙によってキャラクターデザイン決定の経緯がTwitter上で語られており[3]、この話は高千穂遙と安彦良和による統一見解となっている[4]。そのため、過去の情報[5]については制作会社を経由しての意見交換によって起こった齟齬によるものとしている[4]。以下概略を記述する。
- 企画が動き出した時点で安彦がキャラクターデザイナーとして参加し実作業を行う。高千穂は送られてくる絵を確認し、衣装を含めたキャラクターのデザインを原作よりアニメ的にして欲しいと要求する。日本サンライズ側はそれに応えようと安彦やそれ以外のスタッフも加わりデザインを行うものの高千穂が納得いくデザインは得られなかった。そのため高千穂の推薦で細野不二彦が衣装デザインとして参加することになる。細野が描いた衣装と髪型は高千穂の希望に合致しており、これに合わせたキャラクターデザインが行われることになった。安彦もそれに合わせたデザインを行うが、ある時期から土器手司のデザインも送られてくるようになった(時期は不明)。安彦から高千穂にはキャラクターデザインをやる強い意欲が伝えられたものの、作画監督はできない(『忙しかった[注 3]ためということだけでなく、自作のアニメ以外の作監はやらないという安彦さんの方針もあったと思う』との高千穂の見解)という事も伝えられた。高千穂としては安定した作画品質を求めていたため、安彦が作画監督も担当してくれるのならば安彦デザインで行きたかったが、安彦のデザインで安彦が作画監督を行わない場合に(当時の)アニメーターでは安定した作画品質が保てないと考えた。そのため、『うる星やつら』(1981年版)などでも活躍していた土器手の絵の方が(当時の)アニメーターたちが書き慣れており、より安定した作画品質が保てると期待してキャラクターデザイナーとして決定した。
ダーティペアの制作を行う日本サンライズの第4スタジオ(当時)は『巨神ゴーグ』を制作したスタジオであり、そこでの仕事が監督の安彦やプロデューサーにも認められていた(詳細は土器手司#経歴の項目を参照)若手アニメーターの土器手司が上記のような流れでキャラクターデザイナーとして抜擢されることになった。担当し始めた時点で存在した細野不二彦の原作イラストとは大きく異なるラフデザインを見て、原作とは異なるアニメ独自のデザインでよいと思い至った[6]。土器手は『うる星やつら』では西島克彦や森山雄治らと共に美少女作画で注目を集めていた新進気鋭のアニメーターでもあったため、ダーティペアの2人は当時最先端の美少女デザインが取り入れられたキャラクターにデザインされることになる。
劇場版でユリがつり目にデザインされたのは土器手からの提案によるもの。元々テレビ版でも初稿はつり目だったが、『うる星やつら』のラムに似てしまうなどの理由もあり採用されていなかった。[6][7]
コスチュームについては細野のデザインを気に入り高千穂はOKを出したが、テレビ版の監督の意向で襟が開いたデザインに変更されて使われることになった。高千穂は変更を許可したものの結局納得がいかなかったため、劇場版では細野のデザインをそのまま使うように要求し変更された[8][注 4][9]。
評価
[編集]ライターの早川清一朗は、1980年代当時には露出の多い女性アニメキャラクターが登場する作品が『うる星やつら』(ラム)くらいしかなかったため、ビキニスタイルの美女であるユリとケイが未来の宇宙を大暴れする光景には衝撃を受けたと述べている[10]。
スタッフ(テレビアニメ)
[編集]- 原作 - 高千穂遙[2]
- 監督 - 滝沢敏文[2]、鹿島典夫[2](第15話 - 第26話)
- キャラクターデザイン - 土器手司[2]
- メカニックデザイン - 阿久津潤一
- ユニフォームデザイン - 細野不二彦[2]
- 美術 - 中村光毅、三浦智
- 美術デザイン - 岡田有章、佐藤正浩
- 色彩設定 - 吉田恵美
- 撮影 - 枝光弘明
- 編集 - 井上編集室
- 音響 - 千葉耕市
- 音楽 - 木森敏之[2]
- プロデューサー - 初川則夫、吉井孝幸
- 企画・製作 - 日本サンライズ[2]
主題歌(テレビアニメ)
[編集]- 「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」
- 中原めいこによるオープニングテーマ。作詞・作曲は中原めいこ、編曲は佐藤準。
- 「宇宙恋愛(スペース・ファンタジー)」
- 中原めいこによるエンディングテーマ。作詞・作曲は中原めいこ、編曲は佐藤準。
各話リスト(テレビアニメ)
[編集]話数 | サブタイトル | 脚本 | ストーリーボード | 演出 | 作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | コンピューターの殺し方教えます | 伊藤和典 | 滝沢敏文 | 加瀬充子 | 土器手司 | 1985年 7月15日 |
第2話 | 可愛い天使は胸毛がお好き? | 星山博之 | 網野哲朗 | 石田昌久 | 富沢雄三 | 7月22日 |
第3話 | 勝手に惚れな!恋はロシアンルーレット | 伊藤和典 | 鹿島典夫 | 靏山修 | 7月29日 | |
第4話 | 追跡はチーズケーキと死のにおい | 井上敏樹 | 浜津守 | 大貫健一 | 8月5日 | |
第5話 | クリアドスのどっくんどっくん! | 島田満 | 加瀬充子 | 土器手司 | 8月12日 | |
第6話 | 危険がいっぱいダミーがいっぱい | 塚本裕美子 | 網野哲朗 | 篠幸裕 | 佐久間信計 | 8月19日 |
第7話 | 愛こそすべて 命賭けます逃避行!! | 井上敏樹 | 浜津守 | 大貫健一 | 8月26日 | |
第8話 | やるっきゃあない!恋は女の起爆剤 | 大川俊道 | 網野哲朗 | 篠幸裕 | 土器手司 | 9月2日 |
第9話 | うちらを買って!用心棒には美人がお得 | 平野靖士 | 石田昌久 | 靏山修 | 9月16日 | |
第10話 | え-っっっ?うちらが凶悪誘拐犯! | 金春智子 | 義谷六夫 | 水谷貴哉 | 辻初樹 | 9月23日 |
第11話 | ホホホ、ドレスと男はオニューに限る | 島田満 | 菊池一仁 | 靏山修 | 9月30日 | |
第12話 | 小さな独裁者!触らぬ機密にたたりなし | 平野靖士 | 浜津守 | 土器手司 | 10月7日 | |
第13話 | 何よこれ!玉のお肌がドロンドロン | 伊藤和典 | 菊池一仁 | 篠幸裕 | 富沢雄三 | 10月14日 |
第14話 | 金庫か選挙か?演説会は殺人びより | 平野靖士 | 棚沢隆 | 10月21日 | ||
第15話 | ここ掘れニャンニャン 果報は最後にやってくる | 金春智子 | 曽我部孝 | 水谷貴哉 |
| 10月28日 |
第16話 | まかせなさい!WWWAは素敵なお仕事 | 菊池一仁 | 篠幸裕 | 大貫健一 | 11月4日 | |
第17話 | 出てこい出てこい!暗殺者 | 島田満 | 水谷貴哉 | 辻初樹 | 11月11日 | |
第18話 | ごめんあそばせ 走る迷惑 強行突破! | 大川俊道 | 菊池一仁 | 棚沢隆 | 下田正美 | 11月18日 |
第19話 | 恋の恨みと逆恨み 恨みはらさず愛させて | 井上敏樹 | 辻初樹 | 水谷貴哉 |
| 11月25日 |
第20話 | 追憶のブルースは殺しのBGM | 坂上生児 | 鹿島典夫 | 大貫健一 | 12月2日 | |
第21話 | うっそー!消えた463人? | 大川俊道 | 菊池一仁 | 冨永恒雄 | 靏山修 | 12月9日 |
第22話 | やったね!出てきた463人 | 栗山美秀 | 佐久間信計 | 12月16日 | ||
第23話 | 不安だわ…!?うちらの華麗なる報復 | 島田満 | 網野哲朗 | 篠幸裕 | 土器手司 | 12月23日 |
第24話 | かなりマジ?マンションは危険なアドレス | 井上敏樹 | 水谷貴哉 |
| 12月26日 | |
第25話 | ひええっ!洋館の坊やはターミネーター | 星山博之 | 菊池一仁 | 鹿島典夫 | 服部憲知 | - |
第26話 | ホ、本気!?美女にキャノン砲は脱出のキーワード | 大川俊道 | 網野哲朗 | 土器手司 |
第25話と第26話については、脚本までは完成していたものの製作されていなかったものが後にバップ発売のOVA、オリジナルTV版ダーティペア『ラブリーエンジェルより愛をこめて』として製作され、1987年1月1日に発売された。以降のCSなどでの放送では全26話として扱われている。
放送局
[編集]放送枠の関係から初回放送時は第23話で全国ネットでの放送は終了、最終回である第24話はローカル枠での放送となった。
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [12] | 備考 |
---|---|---|---|---|
1985年7月15日 - 12月23日 | 月曜 19:00 - 19:30 | 日本テレビ | 関東広域圏 | 制作局 |
札幌テレビ | 北海道 | |||
ミヤギテレビ | 宮城県 | |||
福島中央テレビ | 福島県 | |||
テレビ新潟 | 新潟県 | |||
テレビ信州 | 長野県 | |||
静岡第一テレビ | 静岡県 | |||
中京テレビ | 中京広域圏 | |||
読売テレビ | 近畿広域圏 | |||
広島テレビ | 広島県 | |||
西日本放送 | 香川県・岡山県 | |||
福岡放送 | 福岡県 | |||
テレビ長崎 | 長崎県 | |||
熊本県民テレビ | 熊本県 | |||
1985年7月22日[13] - 11月4日[14] 1985年11月13日[15] - 1986年1月15日[16] |
月曜 17:30 - 18:00 水曜 16:55 - 17:25 |
テレビ大分 | 大分県 | |
1985年8月19日 - 1986年2月10日[17] | 月曜 19:00 - 19:30 | 石川テレビ | 石川県 | |
1985年8月28日[18] - 9月25日[19] 1985年10月2日[20] - 1986年3月5日[21] |
水曜 17:25 - 17:55 水曜 16:55 - 17:25 |
南海放送 | 愛媛県 | |
1985年11月4日 - 不明 | 月曜 17:15 - 17:45 | 琉球放送 | 沖縄県 | |
(遅れネット) | 木曜 17:30 - 18:00 | テレビ岩手 | 岩手県 |
放送日 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [12] | 備考 |
---|---|---|---|---|
1985年12月26日[22] | 木曜 18:00 - 18:30 | 日本テレビ | 関東広域圏 | 制作局 |
1986年1月22日[23] | 水曜 16:55 - 17:25 | テレビ大分 | 大分県 |
映像ソフト化
[編集]最初のソフト化は1985年7月21日に「傑作編」と題されてVHSとベータマックスで発売された。これには第3話と放送前の第5話が収録されており、テレビ放送よりも先にビデオで発売するという当時としても珍しい戦略がとられていた。ビデオカセットは2話収録、LDでは「題名+1」(例えば傑作編のLDは「傑作編+1」となる)と題して3話ずつ収録される違いはあったが、LDとビデオカセット共通で「傑作編」「誕生編」「特別編」「ミステリー編」「バラエティ編」「大捜査編」「ウィンク編」「コンプリート編」が発売された。最終巻は1987年8月21日発売であり全話発売までかなり時間がかかっている。LDにのみ収録されている話数は「ファースト・ファイナル」「ラスト・ファンタジー」と題してVHSとベータマックスでのみ別途発売された。これにより話数は連続せず、テレビフォーマット通りではない収録ではあるもののテレビ放送版全24話が発売されることになった。これらの販売実績が高かったため、オリジナルTV版の第25話、第26話やOVAシリーズの発売へと繋がっていくことになる。
第25話と第26話はオリジナルTV版ダーティペア「ラブリーエンジェルより愛をこめて」と題してOVAとして作成され、1987年1月1日にVHS、ベータマックス、LDで発売された。
後に、TVシリーズ全話をテレビフォーマットに準じた形で初収録し、オリジナルTV版とOVAシリーズ版とセットになった「ダーティペアの大決算 LD-BOX」が発売された。
各VHS・ベータマックス・LDは現在は全巻、廃盤となっている(DVD以降についてはダーティペア (アニメ)#DVD以降の映像ソフトを参照)。
日本テレビ系列 月曜 19:00 - 19:30 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
キャッツ・アイ(第2期)
(1984年10月8日 - 1985年7月8日) |
ダーティペア(第1話 - 第23話)
(1985年7月15日 - 12月23日)
|
ロボタン(第2作)
(1986年1月6日 - 9月15日)
|
OVA
[編集]ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎
[編集]1985年12月にVHS/ベータマックスのビデオカセットで発売され、遅れて1986年5月21日にLDとVHDで発売された。ソフト発売後の1986年8月2日に劇場公開された。
あらすじ(単発OVA第1作)
[編集]ミスニーという少女の保護を依頼されたダーティペア。しかし依頼人は殺され、星の実権を握る「AJディベロップ社」に目をつけられてしまう。ミスニーを探す2人に彼女がノーランディアの森にいるという情報が転がり込む。
登場人物(単発OVA第1作)
[編集]- ケイ:頓宮恭子[24]
- ユリ:島津冴子[24]
- ミスニー:潘恵子[24]
- サマラ:藤田淑子[24]
- コニー:高島雅羅[24]
- オラン:池田勝[24]
- コルジス:銀河万丈[24]
- ムギ:巻島直樹[24]
- WWWA上司:天地麦人[24]
- 岸田博士:キートン・山田[24]
- 管制官:稲葉実[24]
- パイロットA:梅津秀行[24]
- パイロットB:小野健一[24]
スタッフ(単発OVA第1作)
[編集]- 原作:高千穂遙[24]
- 監督・絵コンテ・演出:奥脇雅晴[24]
- 脚本:伊藤和典[24]
- キャラクターデザイン:土器手司[24]
- 作画監督:清水恵蔵[24]、小林ゆかり[24]
- メカニカルデザイン:石津泰志[24]
- 撮影監督:白井敏雄[24]
- 編集:鶴渕映画[24]
- 美術監督:藤江優子[24]
- 音楽:国本佳宏[24]
- 音響監督: 山田悦司[24]
- プロデューサー:長谷川徹[24]
- 配給:松竹[24]
- 製作:日本サンライズ[24]
制作(単発OVA第1作)
[編集]ビデオディスク化の際、日本サンライズ側の意向で大幅に作画のリテイクが行われている。カットやレイアウトなどに変更はなく動画枚数も同一でユリの顔を中心に作画修正がなされていた。ごく一部ではあるが新作カットも存在する[25]。
主題歌・挿入歌(単発OVA第1作)
[編集]- 「愛・everlasting」
- 槇奏子によるエンディングテーマソング。作詞は今村未仁、作編曲は国本佳宏。
- 「ボークー・ド・ボヌール」
- 槇奏子による挿入歌。作詞は槇奏子、作編曲は国本佳宏。
ダーティペア(OVAシリーズ)
[編集]1987年から1988年にかけてOVA作品として1巻2話収録で全5巻発売。VHS・ベータマックス・LDで発売された。
登場人物(OVAシリーズ)
[編集]ゲスト
[編集]- 第1話
- ※EDクレジットでは「囚人」と表記されているのは「西村知道」のみで以下3名は表記がない。
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 第6話
- 第7話
- 第8話
- 第9話
- 第10話
スタッフ(OVAシリーズ)
[編集]- 原作・ダイアローグ:高千穂遙
- 監督:谷田部勝義
- キャラクターデザイン・総作画監督:土器手司
- メカニックデザイン:石津泰司
- シリーズ構成:星山博之
- 美術監督:岡田有章
- 音楽:木森敏之、田中公平
- 製作:バップ・サンライズ
- オープニング原画:戸部敦夫
- エンディング原画:増尾昭一
主題歌(OVAシリーズ)
[編集]- オープニング曲「BY YOURSELF」
- 森川美穂によるオープニングテーマ。作詞は麻生圭子、作曲は和泉常寛、編曲は山本健司。
- エンディング曲「秋からのSummer Time」
- 仁藤優子によるエンディングテーマ。作詞は麻生圭子、作曲は中崎英也、編曲は若草恵。
作品リスト(OVAシリーズ)
[編集]話数 | サブタイトル | 発売日 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 囚人達の困った反乱 根に持つ人って大嫌い! | 1987年12月21日 | 星山博之 | 土器手司 | 伊藤良樹 | 土器手司 |
2 | まきぞえごめん! 天地無用のハロウィンパーティ | 笹本祐一 | 高松信司 | 小林智子 | ||
3 | 天罰なんかこわくない てきめん?! 神の挑戦状 | 1988年1月21日 | 大野木寛 | 高松信司 | 渡辺信一郎 | 小林智子 |
4 | ガキだからってなによ!戦争ごっこは銃殺刑?! | 園田英樹 | アミノテツロー | 山口美浩 | 土器手司 | |
5 | そして誰もしなくなった | 1988年2月21日 | 星山博之 | 福永西 | 関田修 | 土器手司 磯野智 |
6 | 本気なの?! 海辺でどっきりウェディングパニック! | 平野靖士 | 谷田部勝義 | 平田智浩 | ||
7 | リベンジ・オブ・ザ・筋肉レディ 女の意地ってリングの華?! | 1988年3月21日 | 園田英樹 | 福永西 | 渡辺信一郎 | 浜崎賢一 |
8 | あの娘は年上 保存は良好?! スリーピングビューティ | 塚本裕美子 | 貞光紳也 | 関田修 | 松本勝次 | |
9 | 赤い目玉は地獄のシグナル 殺戮小隊を追え! | 1988年4月21日 | 平野靖士 | 谷田部勝義 | 渡辺信一郎 | 土器手司 |
10 | 悪い奴らにゃ御意見無用 うちら宇宙のトラック野郎! | 星山博之 | 福永西 | 関田修 | 磯野智 |
ダーティペア 謀略の005便
[編集]1990年1月25日に発売[26]。VHS・ベータマックス・LDで発売された。
あらすじ(単発OVA第2作)
[編集]乗客乗員すべてが消え去った星間旅客機DCL005便。しかし被害者の家族から一切の保険・賠償請求がないという異常な事態にWWWAに調査依頼が舞い込む。派遣されたダーティペアは同時に005便に乗っていた科学者の捜索も引き受ける。
登場人物(単発OVA第2作)
[編集]- ケイ:頓宮恭子
- ユリ:島津冴子
- ディック:納谷悟朗
- ダニィ:堀内賢雄
- ドーネンシュターン:小杉十郎太
- ゴロシア大佐:戸谷公次
- ザール宇宙空港アナウンス:光野栄里
- ローリー:山田沙織
- DCL重役:清川元夢
- ザール機密警察本部長:塩屋浩三
- デュバール宇宙軍将校:稲葉実
- ドルツ情報局員:梁田清之
- 宇宙港管制官:子安武人
- 消防士指揮官:橋本博
- ホテルのフロント:鈴木宏之
スタッフ(単発OVA第2作)
[編集]- 監督・絵コンテ:滝沢敏文
- 演出:高松信司
- キャラクターデザイン・作画監督:土器手司
- メカニカルデザイン:石津泰志・宮武一貴
- 設定スーパーバイザー:森田繁
- 脚本:五武冬史
- 美術監督:岡田有章
- 音楽:岡田徹(ムーンライダース)
- 制作:サンライズ・タキコーポレーション・バンダイ
- 製作:サンライズ
挿入歌(単発OVA第2作)
[編集]- 「Jealous Eyes」
- 山内洋子による挿入歌。作詞は渡辺なつみ、作曲は中村祐介、編曲は岡田徹。
劇場アニメ
[編集]『ダーティペア』のタイトルで1987年3月14日に松竹系にて公開[27]、同時上映はバツ&テリー。1987年5月1日にVHSとベータマックス、同年5月21日にVHD、同年5月28日にLDで発売された。
あらすじ(劇場アニメ)
[編集]希少鉱物「ヴィゾリウム」採掘プラントが何者かに襲われ、ウルダスとエディア両国の緊張が高まる。派遣されたダーティペアは大泥棒のカースンの横槍にもめげずワッツマン教授を突き止める。
登場人物(劇場アニメ)
[編集]- ケイ:頓宮恭子[28]
- ユリ:島津冴子[28]
- カースン:森功至[28]
- ワッツマン:大塚周夫[28]
- マネージャー:小林修[28]
- 生産委員長:寺島幹夫[28]
- ブルーノ:西尾徳[28]
- ボス:飯塚昭三[28]
- 秘書:藤井佳代子[28]
- ムギ:巻島直樹[28]
- 手下:荒川太郎[28]
- 副所長:高宮俊介[28]
スタッフ(劇場アニメ)
[編集]- 企画:日本サンライズ
- 原作・企画コーディネーター:高千穂遙[28]
- 監督:真下耕一[28]
- 脚本:星山博之[28]
- 演出:谷田部勝義
- キャラクターデザイン:土器手司[28]
- メカニカルデザイン:宮武一貴[28]
- 設定スーパーバイザー:森田繁・佐藤道明
- モンスターデザイン:あさりよしとお
- 撮影監督:奥井敦[28]、三沢勝治[28]
- 編集:井上和夫[28]
- 美術監督:宮前光春[28]
- 音楽:志熊研三[28]
- 音響監督:千葉耕市[28]
- 製作:伊藤昌典[28]
- プロデューサー:中川宏徳[28]、近藤良英[28]
- 製作会社:松竹[28]、日本サンライズ[28]
- オープニング アニメーション:森本晃司
- エンディング アニメーション:植田均
主題歌・挿入歌(劇場アニメ)
[編集]- 「サファリアイズ-Safari Eyes」
- 松原みきによるオープニングテーマ。作詞は大津あきら、作曲は和泉常寛、 編曲は新川博。
- 「パ・ド・ドゥ-pas de deux」
- 松原みきによるエンディングテーマ。作詞は渡辺なつみ、作曲はPROJECT M、編曲は萩田光雄。
- 「Over The Top」
- 松原みきによる挿入歌。作詞はLinda Hennrick、作曲は和泉常寛、編曲は新川博。
- 「Matters To Me」
- ポーカーフェイスによる挿入歌。作詞はトミー・スナイダー、作編曲は志熊研三。
ダーティペア FLASH
[編集]1994年から1996年にかけて発売。テレビシリーズをリセットし、新たな設定とストーリーで生まれ変わった新シリーズ。第1シリーズを『ダーティペア FLASH[注 5]』(1994年)、第2シリーズを『ダーティペア FLASH2』(1995年)、第3シリーズを『ダーティペア FLASH3』(1995年-1996年)と3期に分けてリリースが行われた。第1シリーズのみLDをバップ、VHSをバンダイビジュアルが発売、第2シリーズ以降はLD/VHSともにバップが発売を行った。これらは現在は全巻、廃盤となっている(DVD以降についてはダーティペア (アニメ)#DVD以降の映像ソフトを参照)。
この作品のダーティペアはWWWAの新米トラコンでありラブリーエンゼルのコードネームを受け継ぐ同名の2人である。ケイ、ユリともに17歳という設定になり、ユニフォームもブレスレットを介して変身のように着替えるようになった。ケイは射撃の名手、ユリはレーザー剣を自在に操る。 キャラクターデザインも一新され、ケイはボーイッシュで活動的なデザインの方向性は変わってないが、オレンジのショートカットで前髪のみ金髪、緑の瞳となっている。ユリは若干お嬢様っぽい外見になっており、紫のロングヘアを三つ編みでハーフアップにしておりタレ目である。二人ともコスチュームがハイレグレオタードの際どいものになっている。
1999年にNHK-BS、2000年にANIMAX、2006年にAT-X、2012年にチャンネルNECOでテレビ放送された。
前作とのつながり
[編集]基本的に前作とは関係ない。これは高千穂遥の意向で、対照的な女性のペアという「ダーティペアコンセプト」だけを残して全て変えて欲しいというもの[29]があったためである。
シリーズ1作目、『FLASH』において「先代のラブリーエンゼル(モーリ、アイリス)」が登場。名前こそ異なるものの、前作のダーティペアを彷彿とさせるデザインとなっている。
シリーズ3作目、『FLASH3』においてユリおたくの美少年が用意したユリの着替えにTV版ユリの黄色のコスチュームがあり、実際に着用した。
ムギという名前の触手らしいものが付いた黒猫が登場。シリーズ1作目第1話でユリに拾われ、WWWA本部ビル内で飼われることとなる。
登場人物
[編集]スタッフ(ダーティペア FLASH)
[編集]シリーズ共通スタッフ
[編集]ダーティペアFLASH(スタッフ)
[編集]ダーティペアFLASH 2&3
[編集]主題歌
[編集]ダーティペアFLASH(主題歌)
[編集]- 「限りないANSWER」
- MANAによるオープニングテーマ。作詞は松井五郎、作曲は柴矢俊彦、編曲は土方隆行。
- 「第2章」
- MANAによるエンディングテーマ。作詞は田口俊、作編曲は小路隆。
ダーティペアFLASH2
[編集]- オープニング「スリルに恋して」
- 松本梨香によるオープニングテーマ。作詞は安藤芳彦、作曲・編曲 - 岩崎元是。
- エンディング「キミがダイスキ」
- 國府田マリ子によるエンディングテーマ。作詞・作編曲は春桜子。
ダーティペアFLASH3
[編集]- オープニング「本気にしないで」
- 作詞 - 安藤芳彦 / 作曲・編曲 - 工藤隆 / 歌 - 國府田マリ子
- エンディング「心で見つめてる」
- 作詞 - 安藤芳彦 / 作曲・編曲 - 平山周吉 / 歌 - 松本梨香
作品リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 発売日 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダーティペアFLASH | ||||||
1 | RUNAWAY ANGEL | 1994年1月21日(VHS) 1994年2月1日(LD) |
須永司 | 白旗伸朗 | 磯野智 | |
2 | DARKSIDE ANGEL | 1994年2月21日(VHS) 1994年3月1日(LD) |
時村尚 須永司 |
石踊宏 | 菱川直樹 | 佐々木かづひろ |
3 | FROZEN ANGEL | 1994年3月22日(VHS) 1994年4月1日(LD) |
西村純二 | 守岡博 | 磯野智 | |
4 | SLEEPING ANGEL | 1994年4月21日(VHS) 1994年4月25日(LD) |
須永司 | 土器手司 | 佐々木かづひろ | |
5 | STRAY ANGEL | 1994年5月24日(VHS) 1994年6月1日(LD) |
時村尚 須永司 |
西村純二 | 篠原俊哉 | 磯野智 |
6 | LOVELY ANGELS | 1994年6月23日(VHS) 1994年7月1日(LD) |
須永司 | 佐々木かづひろ | ||
ダーティペアFLASH2 | ||||||
1 | 東京ホリデーNetwork | 1995年6月1日 | 五武冬史 | 望月智充 | 石踊宏 | 野田康行 |
2 | Seventeenミステリー学園 | 1995年7月1日 | 坂本郷 | 山本裕介 | 磯野智 | |
3 | 湯煙Romanticツアー | 1995年8月1日 | 桜井正明 | 石踊宏 | 野田康行 | |
4 | キラキラ純愛Flower Shop | 1995年9月1日 | 坂本郷 | 望月智充 | 山本裕介 | 磯野智 |
5 | TOKYO追撃エアポート | 1995年10月1日 | 五武冬史 | 篠幸裕 | 赤根和樹 | 野田康行 |
ダーティペアFLASH3 | ||||||
1 | 白銀の追撃者<チェイサー> | 1995年12月21日 | 五武冬史 | 山本裕介 | 磯野智 | |
2 | ピンクの狙撃手<スナイパー> | 1996年2月1日 | 桜井正明 | 赤根和樹 | 山本裕介 | |
3 | 夏色の勝利者<ウィナー> | 1996年3月1日 | 坂本郷 | 望月智充 | 石踊宏 | 木村貴宏 |
4 | 薔薇色の美少年<マイボーイ> | 1996年4月1日 | 石踊宏 | 野田康行 | ||
5 | 灰色の復讐者<リベンジャー> | 1996年4月25日 | 五武冬史 | 篠幸裕 | 山本裕介 | 磯野智 |
メディア展開
[編集]小説
[編集]上記OVA作品と世界観を同じくする小説作品。挿絵は漫画家のるりあ046が担当。SFマガジン掲載時の高千穂のコメントによれば、たまたまコンビニで見た漫画雑誌に載っていたるりあの絵にインスパイアされて生まれた作品とのことである。
- 天使の憂鬱-ダーティペアFLASH<1>
- 単行本(1994/12 早川書房)ISBN 4-15-207893-6
- 文庫本(1999/05 ハヤカワ文庫)ISBN 4-15-030614-1
- 天使の微笑-ダーティペアFLASH<2>
- 単行本(1997/01 早川書房)ISBN 4-15-208061-2
- 文庫本(1999/07 ハヤカワ文庫)ISBN 4-15-030619-2
- 天使の悪戯-ダーティペアFLASH<3>
- 文庫本(1999/09 ハヤカワ文庫)ISBN 4-15-030625-7
漫画
[編集]上記OVAベースの漫画版。いずれも『電撃コミックガオ』(KADOKAWA)にて連載された。牧原ひさと版が1995年7月号-9月号、12月号、1996年1月号まで連載。大野竹丸版が1996年3月号-7月号まで連載。
- ダーティペアFLASH(牧原ひさと版)
- (1996/04 電撃コミックスEX)ISBN 4-07-304467-2
- ダーティペアFLASH DX Key & Yuri(大野竹丸版)
- (1996/08 電撃コミックスEX)ISBN 4-07-305053-2
ドラマCD
[編集]- ダーティペアFLASH ユリ&ケイ 天使の休息
- 任務終了の帰路、カラオケ付きのバーにユリとケイが立ち寄る、という設定の作品。挿入歌は登場人物がドラマ内で実際に歌っているカラオケという設定。
- サンライズワールド ミッション1
- サンライズラヂオからのドラマCD。ケイが出演。
ラジオドラマ
[編集]久川綾のSHINY NIGHT内で放送。全3巻でCD化もされた。
『FLASH3』の後日談で、新キャラクター「マヤ」(声:久川綾)が新主任として着任、ダーティペアの上司となる。ダーティペアを部下に持った上司全員(恐らく人事異動となったガーナー、ポポロ両名を含む)が胃を壊していたことが発覚する(異動との関連性は不明)。
DVD以降の映像ソフト
[編集]DVD以降に発売された映像ソフトと収録作品について以下の表にまとめる。 「ダーティペア COMPLETE Blu-ray BOX」以外は廃盤および店頭在庫のみとなっている。
ダーティペアはテレビやOVAのシリーズものはバップ、それ以外の単発作品はバンダイビジュアルによる発売となっているが、「ダーティペア COMPLETE Blu-ray BOX」では、初めてバップとバンダイビジュアルそれぞれの作品が1つのパッケージに収録されてバップより発売された。
DVD修正
[編集]「ラブリーエンジェルより愛をこめて」として発売された第26話にてダーティペアの2人がエアカーでWWWAに乗り込むシーンがあり、『うる星やつら』のラムや、『スタートレック』のエンタープライズ号(の設計図らしきもの)などが描かれているお遊びの作画が行われていたが、DVD化時にこのシーンの描き換えが行われ、それらの画は削除された。DVD以前に発売されたLDやVHSといった古い発売メディアでのみ当初の作画を確認できる。
メディア | 発売日 | 商品名 | 収録作品 | 備考 |
---|---|---|---|---|
DVD | 2000年1月25日 | ダーティペア(劇場版) | 表題作のみ収録 | |
2000年7月21日 | TVシリーズ ダーティペア Vol.1 | ダーティペア TVシリーズ 第1話-第3話 | ||
TVシリーズ ダーティペア Vol.2 | ダーティペア TVシリーズ 第4話-第6話 | |||
2000年8月23日 | TVシリーズ ダーティペア Vol.3 | ダーティペア TVシリーズ 第7話-第9話 | ||
TVシリーズ ダーティペア Vol.4 | ダーティペア TVシリーズ 第10話-第12話 | |||
2000年9月21日 | TVシリーズ ダーティペア Vol.5 | ダーティペア TVシリーズ 第13話-第15話 | ||
TVシリーズ ダーティペア Vol.6 | ダーティペア TVシリーズ 第16話-第18話 | |||
2000年10月21日 | TVシリーズ ダーティペア Vol.7 | ダーティペア TVシリーズ 第19話-第21話 | ||
TVシリーズ ダーティペア Vol.8 | ダーティペア TVシリーズ 第22話-第24話 | |||
2000年11月22日 | オリジナルTV版 ダーティペア「ラブリーエンジェルより愛をこめて」 | ダーティペア オリジナルTV版(OVA) 第25話-第26話 | ||
OVAシリーズ ダーティペア Vol.1 | ダーティペア OVAシリーズ 第1話-第2話 | |||
2000年12月21日 | OVAシリーズ ダーティペア Vol.2 | ダーティペア OVAシリーズ 第3話-第4話 | ||
OVAシリーズ ダーティペア Vol.3 | ダーティペア OVAシリーズ 第5話-第6話 | |||
2001年1月24日 | OVAシリーズ ダーティペア Vol.4 | ダーティペア OVAシリーズ 第7話-第8話 | ||
OVAシリーズ ダーティペア Vol.5 | ダーティペア OVAシリーズ 第9話-第10話 | |||
2001年2月21日 | ダーティペア FLASH 1st STAGE | ダーティペアFLASH 第1話-第3話 | ||
ダーティペア FLASH 2nd STAGE | ダーティペアFLASH 第4話-第6話 | |||
2001年3月23日 | ダーティペア FLASH2 1st STAGE | ダーティペアFLASH2 第1話-第3話 | ||
ダーティペア FLASH2 2nd STAGE | ダーティペアFLASH2 第4話-第5話 | |||
2001年4月21日 | ダーティペア FLASH3 1st STAGE | ダーティペアFLASH3 第1話-第3話 | ||
ダーティペア FLASH3 2nd STAGE | ダーティペアFLASH3 第4話-第5話 | |||
DVD-BOX | 2006年11月22日 | ダーティペアの大盛況 DVD-BOX | ダーティペアTVシリーズ・オリジナルTV版・OVAシリーズ、ダーティペアFLASH全作品 | 原作者:高千穂遙が書き下ろした超短編小説が収録 |
DVD | 2006年11月24日 | ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎 | 表題作のみ収録 | 初回版は「ノーランディアの謎」、「謀略の005便」および「劇場版」のDVDを収納できるDVD-BOX付き |
ダーティペア 謀略の005便 | ||||
2009年12月22日 | ダーティペア(劇場版) | EMOTION the Bestとして発売された廉価版DVD | ||
BD-BOX | 2019年12月18日 | ダーティペア COMPLETE Blu-ray BOX<初回限定版> | ダーティペア全作品、ダーティペアFLASH全作品 | 「WWWA公式プレミアムファイル」付属(各種イラスト、新規インタビュー収録) |
ダーティペア COMPLETE Blu-ray BOX<通常版> |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ テレビでは第24話までを放送。第25話と第26話は、1987年1月1日にOVA『ダーティペア ラブリーエンジェルより愛をこめて』として発売された。
- ^ ナレーションを担当したのは第1話冒頭のみ。なお蟹江は本作の放送中の時期に逝去している。
- ^ 当時安彦は『機動戦士Ζガンダム』のキャラクターデザイン、『映画アリオン』の監督・キャラクターデザイン・作画監督などの仕事も平行して作業していた。
- ^ DVD-BOXのライナーノーツではOVA版から変更と書かれているが、アニメージュ1986年9月号で劇場版では高千穂の意向でデザイン変更される旨書かれているので劇場版からの変更で良いはず。実際劇場版では襟が閉じた新しいデザインに変更されている。
- ^ 一部メディアでは区別のため『1st STAGE』と表記されている。
- ^ 『FLASH3』のノンクレジット版OP/EDは、理由は不明だが国内盤・海外盤共にDVDに未収録である。このため、海外盤『FLASH』『FLASH2』ではノンクレジット版OP・EDを基にスタッフ表記をローマ字に改めて挿入していたが、『FLASH3』のみOPは日本語表記の隣にローマ字表記での併記もしくは上に被せる形での挿入となり、EDは歌の終了後に別個でローマ字表記でのスタッフロールを流す形で処理している(全5話分のED映像が1話EDの流用であり、クレジットに矛盾が生じている)。
出典
[編集]- ^ “『ダーティペア』さまざまな「当たり前」をくつがえす 思春期の少年心をつかんだ美女2人”. マグミクス. (022-07-15) 2024年6月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 『このアニメがすごい! 絶対保存版 ジャンル別ベストセレクション100』宝島社、1997年1月7日発行、193頁、ISBN 4-7966-9293-2
- ^ takachihoharukaのツイート(1661677495522066432)
- ^ a b takachihoharukaのツイート(1661690621852254208)
- ^ 機動戦士Zガンダム メモリアルボックスPART1(LD-BOX) ライナーノーツ 安彦良和インタビュー など
- ^ a b 『ダーティペア コンプリートアートワークス』(新紀元社)より
- ^ アニメージュ1986年9月号より
- ^ ダーティペアの大盛況 DVD-BOX ライナーノーツより
- ^ takachihoharukaのツイート(1661684716406464512)
- ^ “ユリとケイ『ダーティペア』の衝撃的なビキニスタイル”. マグミクス. (2020年2月2日) 2023年7月25日閲覧。
- ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1986年1月号、学研、78 - 80頁。(1985年12月終了時点)
- ^ a b テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ 『朝日新聞』1985年7月22日朝刊18貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『朝日新聞』1985年11月4日朝刊20貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『朝日新聞』1985年11月13日朝刊22貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『朝日新聞』1986年1月15日朝刊20貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『北國新聞』1985年8月19日付 - 1986年2月10日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ 『朝日新聞』1985年8月28日朝刊22貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『朝日新聞』1985年9月25日朝刊20貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『朝日新聞』1985年10月2日朝刊18貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『朝日新聞』1986年3月5日朝刊22貢(朝日新聞西部本社)
- ^ 『朝日新聞』1985年12月26日朝刊24貢(朝日新聞東京本社)
- ^ 『朝日新聞』1986年1月22日朝刊18貢(朝日新聞西部本社)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab “ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎”. キネマ旬報WEB. 2024年1月15日閲覧。
- ^ 「ビデオ・ノスタルジック・シアター温故知新 VD版ダーティペア ユリ大量さしかえの謎!?」『マイアニメ』1986年7月号、秋田書店、pp.70-71.
- ^ “ダーティペア 謀略の005便”. サンライズ. 2021年9月30日閲覧。
- ^ “ダーティペア(劇場)”. サンライズ. 2021年9月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab “ダーティペア”. キネマ旬報WEB. 2024年1月15日閲覧。
- ^ 高千穂遙『天使の憂鬱-ダーティペアFLASH<1>』早川書房〈ハヤカワ文庫JA〉、1999年、?頁頁。ISBN 4-150-30614-1。あとがきより。