ビリー・ハッチャー

ビリー・ハッチャー
*Billy Hatcher*
	シンシナティ・レッズでのコーチ時代; (2016年4月27日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	アリゾナ州ココニノ郡ウィリアムズ
生年月日	1960年10月4日（64歳）
身長; 体重	5' 9" ＝約175.3 cm; 175 lb ＝約79.4 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	外野手
プロ入り	1981年 1月MLBドラフト6巡目
初出場	1984年9月10日
最終出場	1995年5月9日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴ウィリアムズ高等学校; ヤバパイ短期大学（英語版）; シカゴ・カブス (1984 - 1985); ヒューストン・アストロズ (1986 - 1989); ピッツバーグ・パイレーツ (1989); シンシナティ・レッズ (1990 - 1991); ボストン・レッドソックス (1992 - 1994); フィラデルフィア・フィリーズ (1994); テキサス・レンジャーズ (1995); コーチ歴タンパベイ・デビルレイズ (1998 - 2005); シンシナティ・レッズ (2006 - 2018); マイアミ・マーリンズ (2020);
	この表について

ウィリアム・オーガスタス・ハッチャー（William Augustus Hatcher, 1960年 10月4日 - ）は、アメリカ合衆国アリゾナ州ココニノ郡ウィリアムズ出身の元プロ野球選手（外野手）、野球指導者。右投右打。

経歴

プロ入り前

1979年のMLBドラフト30巡目（全体738位）でモントリオール・エクスポズから指名されたが、この時は入団せずにヤバパイ短期大学（英語版）へ進学した。

1980年1月のMLB二次ドラフト2巡目（全体40位）でヒューストン・アストロズから指名されたが、この時も入団しなかった。

現役時代

1981年1月のMLBドラフト6巡目（全体131位）でシカゴ・カブスから指名され、プロ入り。

1984年9月10日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー。ヒューストン・アストロズへ移籍した1986年より中堅手のレギュラーとなり、この年は38盗塁を記録した。1987年は打率.296・11本塁打・53盗塁（ナショナルリーグ3位）を記録したが、9月1日のカブス戦で折れたバットからコルクが出てきて、この試合の退場、罰金、及び10試合の出場停止処分を課せられている^[1]。ハッチャーは「自分のバットが全部折れたため、投手のデーブ・スミス（英語版）からバットを借りた。」と語っている^[2]。

1990年にはシンシナティ・レッズへ移籍し、ピッツバーグ・パイレーツとのリーグチャンピオンシップでは15打数5安打、オークランド・アスレチックスとのワールドシリーズでは7打数連続安打を含む12打数9安打4二塁打と大当たりで、同僚のバリー・ラーキンから「彼はスパーク・プラグだ」と称賛されるなど世界一に貢献した^[3]。

その後はボストン・レッドソックスとフィリーズを渡り歩き、テキサス・レンジャーズでプレーした1995年を最後に引退した。

引退後

引退後はタンパベイ・デビルレイズ（1998年 - 2005年）、レッズ（2006年 - 2018年）でコーチを務めている^[4]。

2020年はマイアミ・マーリンズで一塁コーチを務める^[5]が、1年限りで退任した。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1984	CHC	8	10	9	1	1	0	0	0	1	0	2	0	0	0	1	1	0	0	0	.111	.200	.111	.311
1985	CHC	53	178	163	24	40	12	1	2	60	10	2	4	2	2	8	0	3	12	9	.245	.290	.368	.658
1986	HOU	127	453	419	55	108	15	4	6	149	36	38	14	6	1	22	1	5	52	3	.258	.302	.356	.658
1987		141	627	564	96	167	28	3	11	234	63	53	9	7	5	42	1	9	70	11	.296	.352	.415	.767
1988		145	591	530	79	142	25	4	7	196	52	32	13	8	8	37	4	8	56	6	.268	.321	.370	.691
1989		108	433	395	49	90	15	3	3	120	44	22	6	3	4	30	2	1	53	3	.228	.281	.304	.585
1989	PIT	27	87	86	10	21	4	0	1	28	7	2	1	0	0	0	0	1	9	1	.244	.253	.326	.578
'89計	PIT	135	520	481	59	111	19	3	4	148	51	24	7	3	4	30	2	2	62	4	.231	.277	.308	.584
1990	CIN	139	545	504	68	139	28	5	5	192	25	30	10	1	1	33	5	6	42	4	.276	.327	.381	.708
1991		138	482	442	45	116	25	3	4	159	41	11	9	4	3	26	4	7	55	9	.262	.312	.360	.671
1992		43	102	94	10	27	3	0	2	36	10	0	2	0	3	5	0	0	11	2	.287	.314	.383	.697
1992	BOS	75	342	315	37	75	16	2	1	98	23	4	6	6	1	17	1	3	41	9	.238	.283	.311	.594
'92計		118	444	409	47	102	19	2	3	134	33	4	8	6	4	22	1	3	52	11	.249	.290	.328	.618
1993		136	562	508	71	146	24	3	9	203	57	14	7	11	4	28	4	11	46	14	.287	.336	.400	.735
1994		44	181	164	24	40	9	1	1	54	18	4	5	3	2	11	0	1	14	3	.244	.292	.329	.621
1994	PHI	43	146	134	15	33	5	1	2	46	13	4	1	2	4	6	0	0	14	2	.246	.271	.343	.614
'94計	PHI	87	327	298	39	73	14	2	3	100	31	8	6	5	6	17	0	1	28	5	.245	.283	.336	.618
1995	TEX	6	13	12	2	1	1	0	0	2	0	0	0	0	0	1	0	0	1	0	.083	.154	.167	.321
MLB：12年		1233	4752	4339	586	1146	210	30	54	1578	399	218	87	53	38	267	23	55	476	76	.264	.312	.364	.676

表彰

ベーブ・ルース賞：1回（1990年）

背番号

22（1984年 - 1985年、1990年 - 1994年途中、1998年 - 2002年、2008年 - 2018年）
28（1986年- 1989年途中、2020年）
29（1989年途中 - 同年終了）
3（1994年途中 - 同年終了）
14（1995年）
2（2003年- 2004年）
32（2006年- 2007年）

脚注

^ 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、398頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。
^ 「シカゴの記者からきいた不正バットの秘密ハワード・ジョンソン[メッツ]は、狙われていた‼︎」『’87大リーグ総集編』週刊ベースボール1988年1月16日増刊号ベースボール・マガジン社 54-55頁
^ 「名門シンシナティ・レッズのすべて」『’90大リーグ総集編』週刊ベースボール1991年1月4日増刊号ベースボール・マガジン社 43頁
^ The Official Site of The Cincinnati Reds: Team: Manager and Coaches
^ Joe Frisaro (2020年1月7日). “Marlins announce Mattingly's '20 coaching staff” (英語). MLB.com. 2020年1月9日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、398頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。

[2] 「シカゴの記者からきいた不正バットの秘密ハワード・ジョンソン[メッツ]は、狙われていた‼︎」『’87大リーグ総集編』週刊ベースボール1988年1月16日増刊号ベースボール・マガジン社 54-55頁

[3] 「名門シンシナティ・レッズのすべて」『’90大リーグ総集編』週刊ベースボール1991年1月4日増刊号ベースボール・マガジン社 43頁

[4] The Official Site of The Cincinnati Reds: Team: Manager and Coaches

[5] Joe Frisaro (2020年1月7日). “Marlins announce Mattingly's '20 coaching staff” (英語). MLB.com. 2020年1月9日閲覧。

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[2]

[3]

[4]

[5]

表話編歴ベーブ・ルース賞
1940年代	49 ジョー・ペイジ（英語版）
1950年代	50 ジェリー・コールマン 51 フィル・リズート 52 ジョニー・マイズ 53 ビリー・マーチン 54 ダスティ・ローズ 55 ジョニー・ポドレス 56 ドン・ラーセン 57 ルー・バーデット（英語版） 58 エルストン・ハワード 59 ラリー・シェリー（英語版）
1960年代	60 ビル・マゼロスキー 61 ホワイティー・フォード 62 ラルフ・テリー（英語版） 63 サンディー・コーファックス 64 ボブ・ギブソン 65 サンディー・コーファックス 66 フランク・ロビンソン 67 ルー・ブロック 68 ミッキー・ロリッチ 69 アル・ワイス（英語版）
1970年代	70 ブルックス・ロビンソン 71 ロベルト・クレメンテ 72 ジーン・テナス（英語版） 73 バート・キャンパネリス 74 ディック・グリーン（英語版） 75 ルイス・ティアント 76 ジョニー・ベンチ 77 レジー・ジャクソン 78 バッキー・デント 79 ウィリー・スタージェル
1980年代	80 タグ・マグロウ 81 ロン・セイ 82 ブルース・スーター 83 リック・デンプシー 84 ジャック・モリス 85 ブレット・セイバーヘイゲン 86 レイ・ナイト 87 フランク・バイオーラ 88 オーレル・ハーシュハイザー 89 デーブ・スチュワート
1990年代	90 ビリー・ハッチャー 91 ジャック・モリス 92 デーブ・ウィンフィールド 93 ポール・モリター 94 （開催中止） 95 トム・グラビン 96 セシル・フィルダー 97 モイゼス・アルー 98 スコット・ブロシアス 99 マリアノ・リベラ
2000年代	00 デレク・ジーター 01 ランディ・ジョンソン、カート・シリング 02 トロイ・グロース 03 ジョシュ・ベケット 04 キース・フォーク 05 ジャーメイン・ダイ 06 デビッド・エクスタイン 07 ジョナサン・パペルボン 08 コール・ハメルズ 09 アレックス・ロドリゲス
2010年代	10 ティム・リンスカム 11 デビッド・フリース 12 パブロ・サンドバル 13 デビッド・オルティーズ 14 マディソン・バンガーナー 15 ウェイド・デービス 16 ジョン・レスター 17 ホセ・アルトゥーベ、ジャスティン・バーランダー 18 デビッド・プライス 19 フアン・ソト、スティーブン・ストラスバーグ
2020年代	20 ランディ・アロサレーナ 21 フレディ・フリーマン 22 ジェレミー・ペーニャ 23 アドリス・ガルシア