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ランダー文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランダー文字
類型: アブギダ
言語: パンジャーブ語シンド語など
親の文字体系:
姉妹の文字体系: タークリー文字
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
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ランダー文字(ランダーもじ、パンジャーブ語: ਲੰਡਾ laṇḍā)は、インドパキスタンパンジャーブおよびシンド地方で主に使われていたブラーフミー系文字の一種である。

概要

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シャーラダー文字の変種として生まれ、商人や宗教的な集団によって使われた[1]。ランダーとはパンジャーブ語で「尾のない、省略された」という意味で、母音記号が存在せず、無気音と帯気音と同じ字で表すなど、省略記法が発達している特徴を言いあらわしている[2]

ランダー文字には標準の字形が存在せず、地域差が大きい。名前も地域によってさまざまに呼ばれる[2]

パンジャーブ語を表記するためのグルムキー文字はランダー文字を改良したものである[1]。ランダー文字を元にした文字にはほかにイスマーイール派イスラム教徒が使うホージキー文字英語版がある[2]

20世紀なかば以降になるとランダー文字は淘汰されて使われなくなっていった[3]

Unicode

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2010年以来、Unicodeにランダー文字を加える提案がなされているが[2]、ランダー文字そのものは符号化されていない。しかし、基本多言語面にランダー文字に由来するグルムキー文字が、追加多言語面にはホージキー文字、サライキ語のためのムルターニー文字英語版シンド語のためのフダーバーディー文字英語版が定義されている。

脚注

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参考文献

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  • Masica, Colin P (1993) [1991]. The Indo-Aryan languages (paperback ed.). Cambridge University Press. ISBN 0521299446 

外部リンク

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