中庄駅
中庄駅 | |
---|---|
北口(2023年7月) | |
なかしょう Nakashō | |
◄JR-W03/V03 庭瀬 (4.7 km) (4.7 km) 倉敷 JR-W05/V05► | |
所在地 | 岡山県倉敷市鳥羽35 |
駅番号 |
JR-W04(山陽本線) JR-V04(伯備線) |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 |
■山陽本線 (■伯備線直通含む) |
キロ程 |
154.6 km(神戸起点) 岡山から11.2 km |
電報略号 | ナシ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
6,452人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)3月11日[2] |
備考 |
業務委託駅[3] みどりの券売機プラス設置駅 |
中庄駅(なかしょうえき)は、岡山県倉敷市鳥羽にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。
線路名称上では山陽本線単独駅であるが、運転系統上は伯備線列車も乗入れる。駅番号は山陽本線がJR-W04、伯備線がJR-V04。
歴史
[編集]都窪郡中庄村・庄村・菅生村・帯江村の4村の陳情により、帯江信号所のあった庄村に接する中庄村大字鳥羽に新設。開業当時、駅の周辺は田園地帯であった。
年表
[編集]- 1915年(大正4年)4月26日:鉄道院(後に日本国有鉄道)山陽本線庭瀬駅 - 倉敷駅間に帯江信号場として設置[2]。
- 1930年(昭和5年)3月11日:中庄駅に昇格[2]。旅客・貨物取扱開始[2]。
- 1960年(昭和35年)10月15日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1986年(昭和61年):みどりの窓口営業開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[2]。
- 1994年(平成6年)2月10日:駅舎改築[1]。新たに南口と南北自由連絡通路を併設した橋上駅となる[1]。
- 2007年(平成19年)
- 2016年(平成28年)
- 2020年(令和2年)9月:駅ナンバリング導入、使用開始[7][8]。
- 2021年(令和3年)
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線を有する地上駅で橋上駅舎を有する[1]。1番のりばが単式、2・3番のりばが島式ホームである。上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばとなっており、中線である2番のりばは定期旅客列車は停車せず、マスカットスタジアムでのイベント時の臨時列車用や異常時用として使われていたが、2023年3月16日のダイヤ改正から11:07発の倉敷発瀬戸行の上り普通列車が発着している。
1995年に、岡山県倉敷スポーツ公園野球場(マスカットスタジアム)がオープンするのに先駆け、大規模改修工事を行い、現在の橋上駅舎となる[1]。駅舎の外壁は近くの川崎学園校舎の色に似たタイル張りで、北口階段の脇には人工滝がある。
バリアフリー設備は橋上駅舎になってから車椅子用にステップが調整出来るエスカレーターが南北入口とホームに4台設置されている。また、当駅は乗降客が5,000人を超える交通バリアフリー法対象駅であるため、コンコースからホームへのエレベーターは2009年(平成21年)10月10日より、南北の駅前広場からコンコース・自由通路へのエレベーターは2016年(平成28年)3月1日より使用されている[11]。
倉敷駅[3]が管理し、JR西日本中国交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅[3]。以前は倉敷駅傘下の地区駅で直営駅[3]であった。改札口前は広く、トイレも備えられている。また、自動改札機はICOCAが利用可能(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)で、ICカード専用自動改札機(出口専用)も1台設置されている。また、ICOCA対応券売機が二つ、みどりの券売機プラスとICOCAチャージ機がそれぞれ一つずつ設置されている。駅スタンプが設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 山陽本線 ( 伯備線含む) |
上り | 岡山方面[12] |
2 | (臨時ホーム) | ||
3 | 山陽本線 | 下り | 倉敷・福山方面[12] |
伯備線 | 倉敷・新見・米子方面[12] |
-
改札口(2023年7月)
-
切符券売機(2023年7月)
-
ホーム(2023年7月)
利用状況
[編集]朝夕は岡山・倉敷方面へ通勤・通学する利用者に対し、駅周辺の川崎学園や倉敷高校、岡山中学・高校、清心女子中学・高校等に通う学生・職員が利用するため乗降客は近隣の中間駅よりも比較的多い。当駅は倉敷市に位置するが都窪郡早島町北部の利用者も多い。また倉敷マスカットスタジアム最寄駅のため、プロ野球試合日は臨時列車も運行される。
岡山県総合流通センターとコンベックス岡山の最寄駅の1つでもあるが、路線バスは極僅かでタクシー利用となる。ただし、大規模なイベントが行われる際は当駅 - コンベックス岡山間を結ぶ臨時シャトルバスを頻発して運行する。臨時シャトルバスはイベント主催者がバス会社に運行願いをしているイベント時のみ運行される。
年度 | 乗車人員 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|
普通 | 定期 | 合計 | ||
1997年(平成 | 9年)2,241 | 4,469 | 6,710 | [統計 2] |
1998年(平成10年) | 2,230 | 4,480 | 6,710 | [統計 3] |
1999年(平成11年) | 2,263 | 4,374 | 6,637 | [統計 4] |
2000年(平成12年) | 2,116 | 4,332 | 6,448 | [統計 5] |
2001年(平成13年) | 2,145 | 4,382 | 6,527 | [統計 6] |
2002年(平成14年) | 2,124 | 4,412 | 6,536 | [統計 7] |
2003年(平成15年) | 2,165 | 4,330 | 6,495 | [統計 8] |
2004年(平成16年) | 2,114 | 4,288 | 6,402 | [統計 9] |
2005年(平成17年) | 2,158 | 4,342 | 6,500 | [統計 10] |
2006年(平成18年) | 2,128 | 4,371 | 6,499 | [統計 11] |
2007年(平成19年) | 2,160 | 4,394 | 6,554 | [統計 12] |
2008年(平成20年) | 2,150 | 4,455 | 6,605 | [統計 13] |
2009年(平成21年) | 2,022 | 4,478 | 6,500 | [統計 14] |
2010年(平成22年) | 2,040 | 4,533 | 6,573 | [統計 15] |
2011年(平成23年) | 2,123 | 4,652 | 6,775 | [統計 16] |
2012年(平成24年) | 2,176 | 4,785 | 6,962 | [統計 17] |
2013年(平成25年) | 2,232 | 4,932 | 7,164 | [統計 18] |
2014年(平成26年) | 2,244 | 4,920 | 7,164 | [統計 19] |
2015年(平成27年) | 2,321 | 5,036 | 7,357 | [統計 20] |
2016年(平成28年) | 2,373 | 5,168 | 7,541 | [統計 21] |
2017年(平成29年) | 2,374 | 5,299 | 7,673 | [統計 22] |
2018年(平成30年) | 2,397 | 5,451 | 7,848 | [統計 23] |
2019年(令和元年) | 2,408 | 5,544 | 7,952 | [統計 24] |
2020年(令和 | 2年)1,499 | 4,836 | 6,335 | [統計 25] |
2021年(令和 | 3年)1,530 | 4,922 | 6,452 | [統計 26] |
駅周辺
[編集]バス路線
[編集]種別 | 運行事業者 | 路線名 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
一般 | 岡電バス 両備バス 下電バス |
岡山・中庄線 | ■■■ 001・E54:岡山駅東口 | |
両備バス | コンベックス・岡山線 | ■ E56:岡山駅東口 | 平日のみ運行 | |
下電バス | 中庄線 | ■ 78:倉敷駅前 ■ 77:倉敷成人病センター |
平日のみ運行 | |
庄新町地区コミュニティタクシー 「なかよし号」[注 1] |
T01:庄新町 | 平日・土曜のみ運行 | ||
イトーピアコミュニティタクシー 「しあわせ号」[注 2] |
T07:イトーピア | 平日・土曜のみ運行 | ||
特定 | 両備バス | ■ 清心中学校・清心女子高等学校スクールバス | 登校日のみ運行 | |
下電バス | ■ 岡山中学校・高等学校スクールバス | 登校日のみ運行 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 庄新町地区乗合タクシー運営委員会が運営し、 Heiwa Taxi Corp. が受託運行。
- ^ イトーピアコミュニティタクシー運営委員会が運営し、Heiwa Taxi Corp.が受託運行。
本文中の出典
[編集]- ^ a b c d e “橋上駅舎の使用開始 JR山陽線中庄駅 開放的イメージ演出”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1994年2月16日)
- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、222-223頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e “JR西労組岡山地本ニュース”. JR西労組岡山地本. 2021年11月15日閲覧。
- ^ 「中庄駅にエレベーター 倉敷市 来月1日運用開始」『山陽新聞』山陽新聞社、2016年2月28日、朝刊、30面。
- ^ 『山陽本線への新たな運行管理システムの導入について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2014年10月29日 。2021年11月20日閲覧。
- ^ 『山陽線運行管理システムの使用開始について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2016年3月24日 。2021年11月20日閲覧。
- ^ 岡山・福山エリア 8路線82駅への「駅ナンバー」の導入について - 西日本旅客鉄道、2020年7月28日、2020年7月28日閲覧。
- ^ a b c “中庄駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2021年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月17日閲覧。
- ^ a b 『「人ならではのサービス」の充実に向けた 駅の体制変更エリア拡大のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道岡山支社、2021年2月16日。オリジナルの2021年2月16日時点におけるアーカイブ 。2021年2月16日閲覧。
- ^ 倉敷市内鉄道駅バリアフリー施設整備状況 - 倉敷市公式ホームページ
- ^ a b c “中庄駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年2月6日閲覧。
利用状況の出典
[編集]- ^ a b “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “平成9年岡山県統計年報” (PDF). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成10年岡山県統計年報” (PDF). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成11年岡山県統計年報” (PDF). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成12年岡山県統計年報” (PDF). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成13年岡山県統計年報” (PDF). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成14年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成15年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成16年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成17年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成18年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成19年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成20年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成21年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成22年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成23年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成24年岡山県統計年報” (XLS). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成25年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成26年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成27年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成28年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成29年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “平成30年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “令和元年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “令和2年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “令和3年岡山県統計年報” (XLSX). 岡山県. 2023年4月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 中庄駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道