渡部泰明
表示
渡部 泰明(わたなべ やすあき、1957年2月1日 - )は、日本文学研究者。専門は和歌文学。学位は、博士(文学)(東京大学・1999年)(学位論文「中世和歌の生成」)。東京大学名誉教授。国文学研究資料館館長、放送大学非常勤講師(2021年度現在)。日本学術会議会員。
東京都生まれ[1]。学生時代は演劇活動をしており、野田秀樹とともに夢の遊眠社の旗揚げに参画した。
略歴
[編集]- 1981年3月 東京大学文学部卒業(国文学専修課程)
- 1986年3月 東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程博士課程中退
- 1986年4月 東京大学文学部助手
- 1988年4月 フェリス女学院大学文学部専任講師
- 1991年4月 フェリス女学院大学文学部助教授
- 1993年4月 上智大学文学部助教授
- 1999年4月 東京大学大学院人文社会系研究科助教授
- 2006年10月 東京大学大学院人文社会系研究科教授
- 2021年4月 国文学研究資料館館長
受賞歴
[編集]著書
[編集]著作
[編集]- 『中世和歌の生成』若草書房〈中世文学研究叢書〉、1999年。
- 『和歌とは何か』〈岩波新書〉2009年。ISBN 978-4-0043-1198-0。
- 『古典和歌入門』〈岩波ジュニア新書〉2014年。ISBN 978-4-0050-0775-2。
- 『恋いのうた。 うた恋い。和歌撰』杉田圭画 メディアファクトリー 2013
- 『絵でよむ百人一首』朝日出版社、2014年。
- 『中世和歌史論 様式と方法』岩波書店、2017年
- 『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』(角川選書) 2020/10
共著・編集
[編集]- 『秘儀としての和歌―行為と場』編 有精堂出版(日本文学を読みかえる)1995年
- 『歌われた風景』川村晃生共責任編集 笠間書院 2000
- 『これでかるた名人―シートで覚える「あいうえお順百人一首」』新井正義、内田正俊、畠山俊共著 真珠書院、2001 明治書院、2013
- 『和歌をひらく』全5巻 浅田徹、勝原晴希、鈴木健一共編 岩波書店、2005-06
- 『源氏物語と和歌』小嶋菜温子共編 青簡舎 2008
- 『大学生のための文学レッスン 古典編』蔦尾和宏、中野貴文、平野多恵共編著 三省堂 2010
- 島内裕子共編著 著、放送大学教育振興会 編『和歌の心と情景』2010年。ISBN 978-4-5953-1193-2。
- 『聖なる声 和歌にひそむ力』錦仁共編 三弥井書店 2011
- 『天皇の歴史 10巻 天皇と芸能』阿部泰郎、鈴木健一、松澤克行共著 講談社 2011/講談社学術文庫 2018
- 『和歌文学の世界』放送大学教育振興会、2014年。ISBN 978-4-5953-1470-4。
- 『日本文学の表現機構 (読解講義)』安藤宏、高田祐彦共著 岩波書店 2014
- 『和歌のルール』編 和歌文学会監修 笠間書院 2014
監修
[編集]- 杉田圭『うた恋い。1-4』KADOKAWA/メディアファクトリー、2013年。
- 『百人一首を知りたい:カラー図説百人一首』学研パブリッシング編集、学研マーケティング、2013年。ISBN 978-4-0540-5897-2。
- 『百人一首人物大事典』監修 グラフィオ編 金の星社 2016
出典
[編集]- ^ 『ダ・ヴィンチ』2011年2月号、メディアファクトリー、165頁。
- ^ “令和5年秋の褒章 受章者(東京都)” (PDF). 内閣府. p. 2 (2023年11月3日). 2023年11月17日閲覧。