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第93回全国高等学校野球選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第93回全国高等学校野球選手権大会
優勝した日大三高
試合日程 2011年8月6日 - 8月20日
キャッチフレーズ 「一瞬の夏、一生の記憶」
出場校 49校
参加校数 4014校
優勝校 日大三西東京、10年ぶり2回目)
試合数 48試合
選手宣誓 石田翔太(金沢
始球式 斉藤弘樹(宮城気仙沼向洋高校
開会式司会 小松田梓左(兵庫伊丹北高校
畑山崇浩(兵庫・小野高校
入場先導 山下将司(兵庫・兵庫高校
閉会式司会 前田なつみ(兵庫・小野高校)
森田翔吾(兵庫・龍野高校
総入場者数 848,000人(1日平均56,533人)
大会本塁打 27本
 < 20102012 > 
全国高等学校野球選手権大会
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第93回全国高等学校野球選手権大会(だい93かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、2011年8月6日から8月20日までの15日間、阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。

キャッチフレーズは、「一瞬の夏、一生の記憶」。

概要

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  • 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)および東京電力福島第一原子力発電所などの各種発電所停止による急激な電力不足が懸念されることを考慮し、主催者は5月18日に臨時運営委員会を開催し、電気の消費ピークを迎える昼過ぎやナイターでの開催を極力控えるため、初日(従来どおり午前9時開会式開始)と決勝戦開催予定日を除き、第1試合開始を午前8時とすることを決定した。また決勝戦についても同様の理由で午前9時30分からの開始とする。選手権大会の決勝戦が午前中に開催されるのは、大会初となる[注釈 1][1]
  • 福島県下で被災の影響のために部員数が確保できなくなった高校のうち、相双地区の3校が合同チームを結成、「相双連合」として県大会参加が認められた[2](福島大会1回戦で敗退[3])。
  • 今回の開会式では震災で被災した岩手県の高田宮古工、宮城県の気仙沼向洋志津川、福島県の浪江小高工の3年生部員計6名が「がんばろう!日本」の横断幕を持って入場行進する[4][注釈 2]。入場行進の先導役は1995年兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)で被災した兵庫高の生徒が務める。
  • 朝日新聞社が提供放送するテレビCMや場内などで流される大会歌「栄冠は君に輝く」については、被災地の高校の合唱部員を交えて収録した。テレビCMでは冒頭その収録の様子が数秒映された。

日程

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代表校

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組み合わせ・試合結果

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1回戦 - 3回戦

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- 2回戦 3回戦
                   
 
8月10日(3)
 
 龍谷大平安 1
 新湊 4
 
8月15日(1)
 
 新湊 1
 東洋大姫路 11
 
8月11日(1)
 
 海星 0
 
 東洋大姫路 4
      
      
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月11日(2)
 
 光星学院 16
 専大玉名 1
 
8月15日(2)
 
 光星学院 6
 徳島商 5
 
8月11日(3)
 
 藤代 1
 
 徳島商 3
      
      
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月11日(4):延長12回
 
 関西 3x
 九州国際大付 2
 
8月15日(3)
 
 関西 7
 明豊 1
 
8月12日(1)
 
 東京都市大塩尻 3
 
 明豊 6
      
      
1回戦 2回戦 3回戦
                   
 
8月12日(2)
 
 智弁学園 2
 鶴岡東 1
 
8月15日(4)
 
 智弁学園 9
 横浜 4
 
8月12日(3):延長10回
 
 横浜 6x
8月6日(1)  
 健大高崎 5
 健大高崎 7     
 今治西 6     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月6日(2)
 金沢 4
8月12日(4)
 伊勢工 0
 金沢 4
8月6日(3):延長10回
 聖光学院 2
 聖光学院 5x
8月16日(1)
 日南学園 4
 金沢 1
8月7日(1)
 習志野 2
 静岡 1
8月13日(1)
 習志野 6
 習志野 9
8月7日(2)  
 明徳義塾 3
 明徳義塾 3x     
 北海 2     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月7日(3)
 花巻東 7
8月13日(2)
 帝京 8
 帝京 3
8月7日(4)
 八幡商 5
 八幡商 8
8月16日(2)
 山梨学院大付 1
 八幡商 3
8月8日(1)
 作新学院 6
 作新学院 11
8月13日(3)
 福井商 1
 作新学院 3
8月8日(2)  
 唐津商 2
 古川工 4     
 唐津商 9     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月8日(3):延長13回
 如水館 3x
8月13日(4):延長10回
 関商工 2
 如水館 7
8月8日(4)
 東大阪大柏原 4
 至学館 1
8月16日(3):延長12回
 東大阪大柏原 8
 如水館 3x
8月9日(1)
 能代商 2
 糸満 1
8月14日(1)
 英明 4
 英明 0
8月9日(2)  
 能代商 2
 神村学園 3     
 能代商 5     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月9日(3):延長11回
 鳥取商 2
8月14日(2):延長10回
 白樺学園 3
 白樺学園 7
8月9日(4)
 智弁和歌山 8x
 花咲徳栄 1
8月16日(4)
 智弁和歌山 11
 智弁和歌山 4
8月10日(1)
 日大三 6
 日本文理 3
8月14日(3)
 日大三 14
 日大三 11
8月10日(2)  
 開星 8
 開星 5     
 柳井学園 0     

準々決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間
8月17日 第1試合 光星学院 2 - 1 東洋大姫路 1時間57分
第2試合 関西 8 - 3 如水館 2時間3分
8月18日 第1試合 作新学院 7 - 6 智弁学園 2時間19分
第2試合 日大三 5 - 0 習志野 2時間25分

準決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間
8月19日 第1試合 光星学院 5 - 0 作新学院 2時間12分
第2試合 日大三 14 - 4 関西 2時間21分

決勝

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8月20日
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
光星学院 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 3
日大三 0 0 3 0 1 0 5 2 X 11 13 0
  1. (光):秋田、李 - 松本
  2. (日):吉永 - 鈴木
  3. 本塁打
    (日):髙山、鈴木
  4. 審判
    [球審]長谷川
    [塁審]日野・橘・窪田
  5. 試合時間:2時間
光星学院
打順守備選手
1[右]澤辰寿(3年)
2[左]和田祥真(3年)
天久翔斗(2年)
川崎貴之(3年)
宮下幸雄(3年)
3[中]川上竜平(3年)
4[三]田村龍弘(2年)
5[遊]北條史也(2年)
6[一]金山洸昂(3年)
7[二]岸本竜之輔(3年)
一宮健人(3年)
榎本慎(3年)
城間竜兵(2年)
荒屋敷篤士(3年)
8[捕]松本憲信(3年)
9[投]秋田教良(3年)
李基成(3年)
日大三
打順守備選手
1[遊]清水弘毅(3年)
2[一]金子凌也(2年)
3[中]畔上翔(3年)
4[三]横尾俊建(3年)
5[右]髙山俊(3年)
6[二]菅沼賢一(3年)
7[捕]鈴木貴弘(3年)
8[投]吉永健太朗(3年)
9[左]谷口雄大(3年)

大会本塁打

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1回戦
  • 第1号:越田貴之(金沢)
  • 第2号:北川倫太郎(明徳義塾)
  • 第3号:白石智英(八幡商)
  • 第4号:佐藤竜一郎(作新学院)
  • 第5号:花本太紀(東大阪大柏原)
  • 第6号:山本隆大(智弁和歌山)
  • 第7号:畔上翔(日大三)
2回戦
  • 第8号:髙橋大樹(龍谷大平安)
  • 第9号:後藤田将矢(東洋大姫路)
  • 第10号:川上竜平(光星学院)
  • 第11号:川上竜平(光星学院)
  • 第12号:渡邊雄貴(関西)
  • 第13号:北川倫太郎(明徳義塾)
  • 第14号:松本剛(帝京)
  • 第15号:遠藤和哉(八幡商)
  • 第16号:小林航(白樺学園)
  • 第17号:佐々木駿(白樺学園)
  • 第18号:森大樹(開星)
3回戦
  • 第19号:和田祥真(光星学院)
  • 第20号:遠藤和哉(八幡商)
  • 第21号:菅沼賢一(日大三)
準決勝
  • 第22号:川上竜平(光星学院)
  • 第23号:菅沼賢一(日大三)
  • 第24号:渡邊雄貴(関西)
  • 第25号:髙山俊(日大三)
決勝
  • 第26号:髙山俊(日大三)
  • 第27号:鈴木貴弘(日大三)


その他の主な出場選手

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脚注

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注釈

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  1. ^ なお選抜高等学校野球大会では、1997年第69回大会が雨天による中止・延期が長引き、さらに決勝戦当日午後の天気予報も降雨だったことなどを踏まえ、決勝戦を午前10時から開始した事例がある。
  2. ^ この「がんばろう!日本」の横断幕は、バックネットの回転広告板にも随時表示され、選手のヘルメットにも地方大会を通じて同様のシールが貼られた。

出典

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関連項目

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外部リンク

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