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大槌町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおつちちょう ウィキデータを編集
大槌町
大槌湾にある蓬萊島(2017年)
地図
町庁舎位置
大槌町旗 大槌町章
大槌町旗 大槌町章
1960年8月10日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 岩手県
上閉伊郡
市町村コード 03461-4
法人番号 9000020034614 ウィキデータを編集
面積 200.42km2
総人口 10,054[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 50.2人/km2
隣接自治体 宮古市遠野市釜石市下閉伊郡山田町
町の木 けやき
町の花 新山つつじ
町の鳥
町の魚
かもめ
さけ
大槌町役場
町長 平野公三
所在地 028-1192
岩手県上閉伊郡大槌町上町1番3号
北緯39度21分30秒 東経141度53分58秒 / 北緯39.35825度 東経141.89944度 / 39.35825; 141.89944座標: 北緯39度21分30秒 東経141度53分58秒 / 北緯39.35825度 東経141.89944度 / 39.35825; 141.89944

大槌町役場(2013年6月)
外部リンク 公式ウェブサイト

大槌町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
東日本大震災前の大槌町中心部周辺の空中写真。1977年撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

大槌町(おおつちちょう)は、岩手県上閉伊郡に所在する。東側で太平洋に面しており、三陸地方[1]三陸ジオパークの一部をなす。

縄文時代遺跡が多く見られる。振興山村辺地過疎地域の指定を受けている。

町内にある蓬莱島は、NHKで放送された人形劇『ひょっこりひょうたん島』のモデルといわれ[2]、町内の防災行政無線で流れる昼のチャイムには同番組のテーマソングが使われている。

地理

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約200平方キロメートルの町域は海岸部から西北へ内陸部に広がっており、9割が林野である[3]。大槌川と小鎚川が、北上山地に発してほぼ並行に南東方向へ流れ、三陸海岸大槌湾へと注いでいる。そこに形成された沖積平野に町の中心部がある。大槌湾の北には船越湾がある。

人口は約1万1000人[3]で沿岸部に集中しており、鉄道(三陸鉄道リアス線)や主要道路(国道45号)も海岸近くを走っている。西部の山間地域にも集落がある。

下記が主要な地形として挙げられる。

  • 鯨山(くじらさん[4][5]、くじらやま[5]):標高610.2 m。大鯨山と小鯨山からなる[5]
  • 石坂森(いしざかもり):標高573.3 m。
  • 白見山(しろみやま):標高1,172.6 m。
  • 高滝山

  • 土坂峠:岩手県道26号、宮古市境
  • 樺坂峠:長井林道、遠野市境

河川

  • 大槌川(おおつちかわ)
  • 小鎚川(こづちかわ)

近海・沿岸地形

  • 船越湾、浪板海岸、吉里吉里海岸、大槌湾[2]

湧水

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当町は湧水の町でもある。大槌川と小鎚川に注ぐ雨水が川の伏流水とともに地下に浸透し、河口付近の扇状地に湧出する[6]。水が急勾配を下ることで海側の圧力を抑え込む[6]ため、かつては海から50 mも離れていない場所であっても淡水が得られていた[7]。町中心部の町方地区では、この水が出る自噴井が約180か所存在しており[6]、生活用水のほか、水産加工・酒造・豆腐作りなどの産業にも活用されていた[7]。またサケ・マスの孵化場にも利用されている[8]

大槌川では、湧水域に生息するイトヨが確認されており、岩手県内では唯一の生息地となっているほか、冷水の清流のみに育つバイカモも見ることができる[8]

広域地域区分

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城山から臨む源水・大ヶ口地区(2017年6月)

東北地方のうち三陸地方に含まれ、岩手県内の地方区分である、県北・沿岸・県央・県南のうち、沿岸地方に属する。

cf. 岩手県の地方区分図[9]

隣接する自治体

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cf. 岩手県の市町村全図[10]

町内の地域

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cf.[11]

歴史

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新暦導入以前(1872年以前)の日付は和暦による旧暦。丸括弧内は西暦で、1581年以前はユリウス暦1582年以降はグレゴリオ暦

盛岡藩の港町

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戦国時代、当地は周辺地域の有力武将であった大槌氏の支配下であった。大槌氏は九戸政実の乱岩崎合戦南部氏方の武将として活躍した。大槌氏は特産の南部鮭の交易で財を成したが、中央集権化を進める南部利直によって謀反の嫌疑をかけられ、処罰された。大槌氏亡き後、この地は大槌城代が置かれて盛岡藩の管理下となり、その後は大槌代官所(南閉伊代官所)が置かれ、現在の山田町釜石市の一部を含めた地域の行政を管轄した。

東日本大震災

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2011年平成23年)3月11日14時46分18秒、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、大槌町も強い揺れに襲われた。町内では新町に地震計が設置されていたが、震度は不明となっている。隣接する市町村では、釜石市6弱宮古市遠野市5強山田町5弱であった[12]。加えて、この地震が引き起こした津波とそれによって発生した津波火災により、町は壊滅的被害を受けた[13][注 1][注 2]

発災時、町長加藤宏暉を始めとする町職員幹部ら約60人は災害対策本部を立ち上げるべく町庁舎2階の総務課に参集したが、余震が続くためにいったん駐車場へ移動し、さらに津波接近の報を受けて屋上に避難しようとしたものの、約20人が屋上に上がったところで津波が到達。町長と数十人の職員は避難が間に合わず、庁舎の1・2階を襲った津波に呑み込まれて、そのまま消息が途絶えた[14][15]。町長以外にも課長級の職員が全員行方不明となったため、行政機能が麻痺した[16][17]。県都である盛岡市から車で数時間かかる地勢も災いして被害の全容が外部に伝わりにくく、周囲から孤立した状況がしばらく続いた。

JR山田線大槌駅は駅舎などが津波で流失し、線路にも大きな被害が出た[18]

東京大学海洋研究所付属の国際沿岸海洋研究センターは、人的被害こそなかったものの、建物は3階まで津波に洗われ、特に壊滅的状態となった1・2階では紙媒体と電子媒体による保存データの全てが失われた。また、港に係留してあった研究船は沈没した[19][14]

三陸海岸初の双胴型高速旅客船である釜石市所属の観光船「はまゆり」(109 t、200人乗り)は、定期検査のために赤浜地区の岩手造船所で陸に揚げられた3時間後、津波にさらわれた。第2波が来たときには防波堤を越えて内陸へ押し流され、150 mほど北にある2階建ての民宿の屋根に引っかかり、その上に乗る形でほぼ無傷のまま止まった[20][21][22]

避難所生活を送る人たちのために民謡を歌って慰問活動をしていた地元の女子中学生臼澤みさきがテレビの報道番組に映り、それがきっかけとなって2012年7月に歌手デビューした[23]

  • 3月19日:行方不明となっていた町長加藤宏暉が遺体で発見[13]。津波被害のため選挙が実施できず、以後5か月余りにわたって町長が空席となる。
  • 4月9日:この時点で判明した人的被害は死者583人、行方不明者1,068人、避難者9,070人[13]、建物被害は詳細不明。
  • 4月24日:津波で民宿の屋上に漂着した釜石市の観光船「はまゆり」は、防災教育を主目的とした震災のモニュメントとして保存する案が地震研究者らの提言で浮上していたが、この日、釜石市は「町の復旧に支障が出る」として解体を決め[21][22]震災遺構にはならなかった。
  • 4月25日:町立大槌小学校の運動場にて、大槌町役場の仮庁舎が開庁[24][25]
  • 5月10日:「はまゆり」が2台のクレーンによって民宿の屋根から地表に下ろされ[26]、現地にて約1か月かけて解体。
  • 5月26日:この時点で判明した人的被害は死者768人・行方不明者952人・重軽傷者不明、建物被害は依然として詳細不明[27]
  • 6月6日:この時点で判明した人的被害は死者777人、行方不明者952人[28]
  • 6月20日:副町長・東梅政昭の任期が満了し、翌21日に総務課長の平野公三が町長職務代行を引き継ぐ[29]。町長選挙は8月28日に実施と決定[29][30]
  • 8月28日:町長選挙が実施され、元町総務課長の碇川豊が当選。

年表

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近世以前

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近代以降

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行政区域の変遷(市町村制施行以後)

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行政

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歴代町長

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歴代 氏名 就任年月日 退任年月日 備考
山崎三雄 1999年平成11年)5月 2007年(平成19年)5月7日 2期。
加藤宏暉 2007年平成19年)5月8日 2011年(平成23年)3月20日 1期目在任中に殉職。左記の退任日は死亡が確認された日付[注釈 1]
東梅政昭
(とうばい まさあき)
(代行:2011年3月11日) (代行:2011年6月20日) 副町長として町長職務を代行。
平野公三 (代行:2011年6月21日) (代行:2011年8月28日) 町職員(課長)。法の規定により町長職務を代行[注釈 2]
碇川豊 2011年(平成23年)8月29日 2015年(平成27年)8月27日 元総務課長。1期。
平野公三 2015年(平成27年)8月28日 (現職) 会計管理者(前述の職務代理者を務めた総務課長からの異動)。3期目。
  1. ^ 2011年3月11日に起こった東日本大震災で津波に呑まれて行方不明となっていたが、同月19日に町庁舎から約500 m離れた国道沿いで遺体が発見され、翌20日に当人と確認された[15]。町長の行方不明後、町長職務代行者には副町長の東梅が就き、町長の死亡確認後も代行を継続した。
  2. ^ 副町長職が任期満了となる6月20日の翌日、地方自治法第152条第3項に従って総務課長の平野が後任の職務代行者に就いた。なお、その後町長となった碇川が前任の総務課長であったが、震災以前に町長選出馬準備を理由に辞職しており、震災の時点で総務課長は空席となっていた。また、定年退職を予定していた者を除く他の課長級職員も全員が加藤とともに死亡もしくは行方不明となったため、震災当時主幹であった平野が総務課長に昇格していた[37][29]

組織

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町の組織は次のとおり[38]

総務部
総務課、財政課、税務課、危機管理室、消防課、金沢支所
民生部
町民課、保健福祉課、長寿課、コミュニティ総合支援室、地域包括支援センター、選挙管理委員会事務局、リサイクルセンター
産業振興部
農林水産課、商工観光課、農業委員会
復興局
復興推進課、都市整備課、環境整備課、住宅課
教育部
学務課、生涯学習課、埋蔵文化財調査課、中央公民館、図書館、城山公園体育館、大槌B&G海洋センター、学校給食センター
水道事業所
水道事業所
議会
議会事務局
監査委員室
監査委員室
総合政策部
総合政策課、震災伝承推進室

公共施設

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エリア放送

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大槌町は地上一般放送事業者として地上一般放送局の免許を取得、フルセグおよびワンセグエリア放送を実施[39]していた。

  • 地上一般放送局が町内の小槌に設置されていた[40]
免許人 局名 呼出符号 物理チャンネル 周波数 空中線電力 ERP
大槌町 大槌町小槌エリア放送 JOXZ2CK-AREA 49ch 689.142857 MHz 10 mW 7.9 mW

姉妹都市・友好都市

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人口

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大槌町と全国の年齢別人口分布(2005年) 大槌町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大槌町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
大槌町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 20,489人
1975年(昭和50年) 21,078人
1980年(昭和55年) 21,292人
1985年(昭和60年) 20,258人
1990年(平成2年) 19,074人
1995年(平成7年) 18,301人
2000年(平成12年) 17,480人
2005年(平成17年) 16,516人
2010年(平成22年) 15,276人
2015年(平成27年) 11,759人
2020年(令和2年) 11,004人
総務省統計局 国勢調査より

平成22年(2010年国勢調査から27年(2015年)調査にかけて人口は23.02%の減少で、岩手県全体の3.80%を大きく上回っただけでなく、陸前高田市の15.20%、山田町の14.99%などを超える県内最大の減少率だった。なお平成の大合併以前の区分も含めれば宮古市の一部となった旧田老町の26.27%が県内最大の減少率である[41]

警察

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消防

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医療

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郵便

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直営局

  • 大槌郵便局(集配局):末広町1-24
  • 吉里吉里郵便局 :吉里吉里1-8-16
  • 安渡郵便局:安渡3-40-2

簡易郵便局

  • 赤浜簡易郵便局
  • 大槌桜木町簡易郵便局
  • 大ヶ口簡易郵便局
  • 金沢簡易郵便局
  • 波板簡易郵便局

経済

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第一次産業

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水産業

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  • 吉里吉里漁港:船越湾にある吉里吉里港内。
  • 大槌漁港:大槌湾にある大槌港内。
  • 新おおつち漁業協同組合(JF新おおつち)
    • 新おおつち漁業協同組合魚市場:所在地 安渡3-11-6。

金融機関

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主要商業施設

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  • シーサイドタウンマスト(ショッピングセンター)

教育

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義務教育諸学校

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高等学校

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廃校

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小学校

  • 大槌町立金沢小学校中山分校(1970年・金沢小へ統合)
  • 大槌町立小鎚小学校長井分校(1980年・小鎚小)
  • 大槌町立大槌小学校渋梨分校(1984年・大槌北小へ統合)
  • 大槌町立吉里吉里小学校浪板分校(1994年・吉里吉里小へ統合)
  • 大槌町立金沢小学校(2009年・大槌北小へ統合)
  • 大槌町立小鎚小学校(2010年・大槌小へ統合)
  • 大槌町立大槌小学校〈初代〉(統合により大槌小〈2代目〉へ)
  • 大槌町立大槌北小学校(同上)
  • 大槌町立安渡小学校(同上)
  • 大槌町立赤浜小学校(同上)
  • 大槌町立大槌小学校〈2代目〉(2016年・統合により大槌学園へ)

中学校

  • 大槌町立小鎚中学校(1971年・大槌中へ統合)
  • 大槌町立金沢中学校(1974年・同上)
  • 大槌町立金沢中学校長井分校(同上)
  • 大槌町立大槌中学校(2016年・統合により大槌学園へ)

交通

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鉄道

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三陸鉄道

路線バス

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道路

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高速道路

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一般国道自動車専用道路
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  • E45 三陸沿岸道路

一般国道

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県道

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主要地方道
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一般県道
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メディア

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新聞

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震災後、町内の情報が少ないと感じた菊池由貴子が2012年に『大槌新聞』を創刊し、2021年3月に休刊するまで385号を発行[3]、その体験を『わたしは「ひとり新聞社」岩手県大槌町で生き、考え、伝える』(亜紀書房)として2022年に書籍化した[43]

大槌町をテーマにした書籍

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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  • 大槌城
  • 蓬萊島
  • 浪板海岸(なみいたかいがん) [2]
    • 海岸内の海水浴場は返し波がなく、サーフィンが盛ん。
  • 吉里吉里海岸(きりきりかいがん)
    • 吉里吉里海岸海水浴場 [2]
    • 吉里吉里フィッシャリーナ [2]
  • 小鎚神社
  • 風の電話
  • 新山高原
  • 宮ノ口判官堂
  • 大槌代官所跡
    • 南部藩が寛永9年(1632年)に設置した代官所の跡。かつての大槌小学校、現在の大槌町役場敷地内に位置した。南は平田村(現在の釜石市)から北は豊間根村(現在の山田町)、内陸方面の小国村・江繁村(現在の宮古市)まで13か村を統治していた。明治2年(1869年)に代官制度が廃止され、現在はそれを示す石碑が町役場南東側の公園に建つのみである[45]。なお、その石碑がある公園中央には池があり、ひょうたん形をした中の島がある。
  • 虎舞
    • 岩手県沿岸地方に古くから伝わる郷土芸能の一つ。由来は諸説あるが、代表的なものとしては江戸時代中期の豪商・前川善兵衛が江戸へ廻船で海産物を流通していた頃、その船の乗組員たちが近松門左衛門作の浄瑠璃国姓爺合戦』を観劇し、その一場面である大虎退治に感動した。これを故郷に帰って創作舞踊とし、神に奉納したと伝えられている[46]

出身著名人

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脚注

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注釈

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  1. ^ “岩手県大槌町の空撮 3月15日”. asahi.com(動画) (朝日新聞社). (2011年3月15日). http://www.youtube.com/watch?v=aPARD1t5g2A&feature=relmfu 2011年6月5日閲覧。 YouTubeを用いたasahi.comのニュース動画。内容抜粋:空撮、津波、山火事、消火活動、岩手県大槌町、「[[はまゆり (遊覧船)|]]」。
  2. ^ “死者621人・行方不明645人に 街の水没相次ぐ 3本目”. asahi.com(動画) (朝日新聞社). (2011年3月15日). http://www.youtube.com/watch?v=LwwhG-Y5LNs&feature=relmfu 2011年6月5日閲覧。 :上に同じ。内容抜粋:空撮、津波、岩手県沿岸(山田町 - 大槌町 - 釜石市)、「はまゆり」。

出典

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  1. ^ 「三陸おおつちPR大使」について 大槌町(2021年9月21日)2022年10月15日閲覧
  2. ^ a b c d e 大槌みどころマップ 海編”. きらめく海の町 大槌. 大槌商工会. 2011年4月25日閲覧。
  3. ^ a b c 私の生きがい「ひとり新聞社」被災地にきめ細やかな情報伝えた 孤軍奮闘「挫折しても生きていればいいことがある」『東京新聞』朝刊2022年10月9日(特報面)
  4. ^ a b c d e みどころマップ 高原編”. 大槌商工会公式サイト. 大槌商工会. 2011年4月25日閲覧。
  5. ^ a b c 岩手県立図書館 (2011年4月28日). “質問 岩手県上閉伊郡大槌町にある鯨山(大鯨山、小鯨山)の山名由来を確認したい。”. レファレンス協同データベース. 国立国会図書館. 2011年6月1日閲覧。
  6. ^ a b c 71.源水川(湧水)とイトヨ生息地”. 三陸ジオパーク. 2024年5月25日閲覧。
  7. ^ a b 福島秀哉、浅井淳平「湧水と生活史に関する記述 -岩手県上閉伊郡大槌町町方を対象として-」(pdf)『景観・デザイン研究講演集』第9巻、2013年12月、1-4頁、2024年5月25日閲覧 
  8. ^ a b 地域おこし酒 源水”. 大槌町観光交流協会. 2024年5月25日閲覧。
  9. ^ 岩手・青森・秋田エリア地図”. Be-Jobナビ. 総合広告社. 2011年6月21日閲覧。
  10. ^ 県内各市町村”. 岩手県. 2011年4月18日閲覧。
  11. ^ 大槌町(上閉伊郡)(岩手県)の住所・地名の読み仮名”. 市町村.com. 2011年4月25日閲覧。
  12. ^ 震度データベース検索”. 気象庁 (2011年3月11日). 2011年4月16日閲覧。
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  14. ^ a b “不明の大槌町町長、職員ら「津波のときは地震の対策会議中」”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). (2011年3月13日). https://web.archive.org/web/20110316050506/http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110313/dst11031320580111-n1.htm 2011年4月17日閲覧。 
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  16. ^ “大槌町長が不明 職員50〜60人連絡付かず”. 岩手日報 (岩手日報社). (2011年3月14日). http://iwate-np-cache.cloudapp.net/cgi-bin/topnews.cgi?20110314_8 2011年4月26日閲覧。 
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  19. ^ 被災しました”. 東京大学海洋研究所国際沿岸海洋研究センター 佐藤克文研究室. 2011年4月25日閲覧。
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