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JSLカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JSLカップ
開始年 1976年
終了年 1991年
参加チーム数 28 (第16回大会)
加盟国 日本の旗 日本
前回優勝 読売クラブ (3回目)
最多優勝 日産自動車
ヤンマー
読売クラブ
古河電工 (3回)
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JSLカップ選手権大会(じぇいえすえるカップせんしゅけんたいかい)とは、日本サッカーリーグ(JSL)に参加する1部2部の全チームが参加したリーグカップ

概要

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JSLには2部までが設定されていたが、JSLカップではリーグカップの形態を正しく反映して2部までの全てのチームの参加を認めていた(Jリーグカップでは2部以下のチームの出場が見合わせられた期間が存在する)。

主にリーグ戦開幕前の春または夏に行われた。特に1985年以降は新チーム編成で最初の公式戦であり、リーグ優勝の行方を占う前哨戦的な要素があった。

1993年からJリーグが始まると、リーグカップの形態はJリーグカップに継承された。

歴史

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スペシャル・カップ

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1973年のワールドカップ西ドイツ大会予選を前に4月8日から5月14日にかけて行われた。同予選に出場する日本代表メンバーを除く日本リーグ1部所属10チームが出場した。

東西5チームずつによる予選リーグを勝ち抜いた各2チームが国立西が丘サッカー場での準決勝に進んだ。同会場での決勝は藤和ヤンマーによる東西の予選1位同士の対戦となり、1対1のまま延長でも決着がつかず2チーム優勝となった。

JSLカップ

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1973年に開催されたスペシャル・カップを参考に、日本代表の国際大会などで日本リーグの日程が開いてしまう期間に開催する大会として1976年に新設された。1979年の第4回大会からは予選リーグが廃止され、ノックアウト方式へと移行した。優勝チームには強化費とJSLカップ、日本サッカー協会杯、中日トロフィーならびに選手には金メダルが授与された。なお準優勝チームには強化費(3位チームにも)と中日トロフィーならびに銀メダルが授与された。

中日新聞社中部日本放送がスポンサーということもあり準決勝および決勝は名古屋の瑞穂球技場やその近辺で開催されることが多く、夏の名古屋という猛暑の中での連戦はコンディション調整との戦いでもあった。

結果

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年度 優勝 結果 準優勝 ベスト4
特別杯 1973年 藤和不動産
ヤンマー
1 - 1[1] 三菱重工 新日鐵
1 1976年 日立製作所 1 - 0 永大産業 古河電工 三菱重工
2 1977年 古河電工 4 - 0 ヤンマー フジタ工業 本田技研
3 1978年 三菱重工 2 - 1 フジタ工業 読売クラブ 新日鐵
4 1979年 読売クラブ 3 - 2 古河電工 富士通 三菱重工
5 1980年 日本鋼管 3 - 1 日立製作所 帝人 日産自動車
6 1981年 三菱重工
東芝
4 - 4[1] フジタ工業 古河電工
7 1982年 古河電工 3 - 2 ヤンマー 日本鋼管 ヤマハ
8 1983年 ヤンマー 1 - 0 日産自動車 フジタ工業 日本鋼管
9 1984年 ヤンマー 3 - 0 東芝 日立製作所 本田技研
10 1985年 読売クラブ 2 - 0 日産自動車 本田技研 古河電工
11 1986年 古河電工 4 - 0 日産自動車 本田技研 ヤンマー
12 1987年 日本鋼管 3 - 0 住友金属 本田技研 全日空
13 1988年 日産自動車 3 - 0 東芝 三菱重工 ヤンマー
14 1989年 日産自動車 1 - 0 ヤマハ フジタ工業 読売クラブ
15 1990年 日産自動車 3 - 1 古河電工 全日空 本田技研
16 1991年 読売クラブ 4 - 3 本田技研 日産自動車 マツダ

クラブ別成績

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クラブ名 優勝年度 準優勝年度
日産自動車 3 3 1988,1989,1990 1983,1985,1986
ヤンマー 3 2 1973,1983,1984 1977,1982
古河電工 3 2 1977,1982,1986 1979,1990
読売クラブ 3 0 1979,1985,1991
三菱重工 2 0 1978,1981
日本鋼管 2 0 1980,1987
東芝 1 2 1981 1984,1988
フジタ工業 1 1 1973 1978
日立製作所 1 1 1976 1980
永大産業 0 1 1976
住友金属 0 1 1987
ヤマハ 0 1 1989
本田技研 0 1 1991

脚注

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  1. ^ a b 両チーム優勝。

関連項目

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外部リンク

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