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KhTZ-16

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KhTZ-16
ウクライナキエフ国立博物館のKhTZ-16
種類 装甲車
原開発国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
運用史
配備先 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
開発史
製造期間 1940~1941
製造数 70~100台
諸元
重量 7.0 t
全長 4.20 m
全幅 1.90 m
全高 2.40 m
要員数 2~4

装甲 5~25 mm
主兵装 45mm砲もしくは76mm山砲
副兵装 7.62mmDT機銃
行動距離 120km
速度

15~20 km/h(整地)

5km/h(不整地)
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KhTZ-16は、ソビエト連邦の「戦車」(装甲車、トラクター・タンク)である。ハリコフ戦車と呼ばれることもある。

概要

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本車は、STZ-3農業トラクターに装甲板と武装を備えた即席の装甲車である。

独ソ戦初期に労農赤軍が壊滅的な敗北を続け、前線に装甲車両が不足していた時期に応急処置として開発、運用されたが、農業用トラクターを軍事転用するアイデアそのものはソ連においても1932年頃から既に存在した。

開発はスターリングラード(現ボルゴグラード)にて行われ、時間稼ぎのためにハリコフに投入された。

性能と実戦

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武装は車両によってまちまちだが、DT機銃と軽量な山砲もしくは対戦車砲という組み合わせが多い。

似たような状況で急増されたオデッサ戦車とは異なり、比較的整った設備で開発が行われたため、明らかに不格好というほどでもなく、天井部を除き、軒並み10mm(傾斜はなし)の装甲を持つなど、カタログスペックの上ではややまともな性能に見える。

しかしやはり元が農業トラクターである事実は変わらず、また装甲や速度の割には車高が高く、威嚇するという目的のためにはやや小さ過ぎたため、次々と撃破された。

当初は800台程の生産が目標とされたが、ドイツ国防軍の進撃が予想以上に早かったことと、瞬く間に被撃破数が増えたことから、100台前後しか完成しなかった。

第一次ハリコフ攻防戦モスクワの戦いの他、ポルタヴァなどでも存在が確認されている。

関連項目

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参考

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  • Zaloga, Steven J., James Grandsen (1984). Soviet Tanks and Combat Vehicles of World War Two, p. 142. London: Arms and Armour Press. ISBN 0-85368-606-8.

外部リンク

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