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mdiapp

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
mdiapp
開発元 nattou.org
最新版
mdiapp+ 1.6.5 / 2017年10月22日
対応OS Windows 2000/XP/Vista/7/8/10
種別 ペイントツール
ライセンス シェアウェア(税込6000円)
公式サイト nattou.org
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mdiappは、nattou.orgによって開発されたPCグラフィックソフトウェアペイントツール)である。

作者のサイトにてシェアウェアの「mdiapp+」として公開されているほか、mdiappと同じ開発者が手掛けるopenCanvasFireAlpacaなどとともに、PGNをパブリッシャーとしてソフトウェア配信プラットホームのSteamにて「mdiapp+ SE」としても販売されている。

概要

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漫画からイラストまで、幅広く使用できるペイントツールである。特に、DTP的な編集機能よりもペンで描くことを重視したツールとされており、その機能が充実している。openCanvasの開発者が製作している[1]ため、インターフェースが類似しているほか、同じくnattou.orgが開発しメディバンから販売されている「MediBang Paint」(FireAlpacaのOEM)とも操作性が類似している。

デリーター社がかつて販売していた漫画制作ソフトのComicWorks、PGN社がかつて販売していた漫画制作ソフトのコミラボはmdiappのOEMであった。

もともとはソフトウェア販売サイトのベクターにてnattou.org(作者本人)をパブリッシャーとして「mdiapp」として販売されていたが、売れ行きが悪いために2014年に販売を停止した[2]。一方で、作者のサイトで「mdiapp」の開発版である「mdiapp+」が公開されており、OEM先であるコミラボを販売するPGNのサイト「portalgraphics」でもコミラボの開発版「コミラボ+」として公開されていた。

2017年11月にportalgraphicsにおけるコミラボの販売が停止され、コミラボの新バージョン「コミラボ+」は「mdiapp+ SE」として、PGNをパブリッシャーとしてSteamで販売されることになった。そのため、現在は「mdiapp+」が正式版である。

Windows Mobile(5.0以降)用のmdiapp mobileも存在する。かつてはフリーウェア版のmdiapp lightも存在した。

漫画家の宇河弘樹がmdiappを愛用しており、Steam版のパッケージを手掛けている。

2024年2月をもって開発を停止[3]。以後はFireAlpacaに開発リソースを集中するとのこと。

機能面の特徴

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  • カラーレイヤー(32bpp)の他に省メモリな1bpp,8bppレイヤーを扱うことができる。
  • ベクターレイヤーで文字入力、ポリゴンデータ (*.obj) の読み込みが可能である。
  • 並行、放射、同心円などのブラシスナップ機能が使える。

名前の由来

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mdiappとは、ボーランド製のアプリケーション開発用ソフトウェアで使われるMultiple Document Interface (MDI) アプリケーションの初期名称である。

Steam版の「mdiapp+ SE」は「Manga Drawing Application」の副題がついている。

脚注

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関連項目

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  • nattou.org(作者本人)販売
    • mdiapp - Windows用漫画/イラスト制作ソフト
    • LayerPaint - Android用漫画制作ソフト
  • DELETER販売
  • PGN販売
  • MediBang販売

外部リンク

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