阪急交通社は、「日本の祭り」に関する調査結果を6月9日に発表した。調査は4月14日〜19日、20代以上の男女561名を対象にインターネットで行われた。
今年開催予定の祭りについて、知っている祭りの名前を選んでもらった結果、東北の「青森ねぶた祭」(81.3%)が1位に。続く2位は徳島の「阿波おどり」(75.0%)、3位は京都の「祇園祭」(71.5%)、4位は「仙台七夕まつり」(61.3%)、5位は「よさこい祭」(60.2%)、6位「山形花笠まつり」、7位「秋田竿燈まつり」、8位「おわら風の盆」、9位「高山祭」となった。
上位5つの祭りをここでは紹介。
1位 青森ねぶた祭(青森県)
巨大な灯篭(この灯篭のことを「ねぶた」とも呼ぶという)を乗せた山車が練り歩く、「青森ねぶた祭」。武者、鬼などが描かれた立体的な造形物と「ラッセーラー、ラッセーラー」という掛け声と共に踊るハネトの迫力が印象的。
今年は、出発地点より1台ずつ運行する「順次スタート方式(左回り)」に変更され、ハネト(ねぶたと共に練り歩く踊り手)として参加するには事前登録が必要とのこと。開催期間は8月2日~7日。
2位 阿波おどり(徳島県)
徳島県発祥で400年以上の歴史がある阿波おどり。大勢の踊り子が軽快なリズムに合わせ踊るさまは壮観。「連」と呼ばれるグループに分かれて踊るのも特徴で、連ごとの個性、踊りや楽器演奏の技術などに注目して楽しむこともできるという。
開催期間は8月12日~15日。今年は「ここからはじまる NEW STORY 阿波おどり未来! 2022」をテーマに、通常より規模を縮小して開催するという。
3位 祇園祭(京都府)
1100年前にはじまったともいわれ、非常に長い歴史を持つ「祇園祭」。1カ月という長い期間でさまざまな行事が行われるが、33基の山鉾が練り歩く山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が一番の目玉となっている。
3年ぶりの開催となる今年は、有料観覧席の数などは減るものの、できる限り本来の形での催行が予定されている。開催期間は7月1日~31日。
4位 仙台七夕まつり(宮城県)
仙台七夕まつりは、伊達政宗公の時代から続くという伝統行事。商店街が約3,000本もの笹飾りで埋めつくされる、日本一の七夕まつりだそう。5本1セットの笹飾りは店舗ごとに作られ、豪華さやデザインで競い合うという。
2021年は規模を大きく縮小した形で開催されたが、今年は従来通りの規模で開催される予定とのこと。開催期間は8月6日~8日。
5位 よさこい祭り(高知県)
1954年、戦後の不景気を吹き飛ばし、市民を元気づけようと高知県ではじめられたよさこい祭り。「鳴子を鳴らし前進する踊りであること」以外は、ジャンル無制限の自由な踊りで、曲のどこかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズが入っていればなんの音楽でも良いというのが特徴で、チームごとの独創的な演技が楽しめる。
今年も「よさこい祭り」としては中止となったが、「2022 よさこい鳴子踊り特別演舞」が実施される。開催期間は8月10日~11日。
※いずれも各情報は公式サイトにて最新情報の確認を