関係は大有りです。材質によって音が違わないのならば、高価な金など使ったものは売れるはずがありません。全部一番安い材質で一番言い音になると言うことです!そんなはずがない。
なぜこんないい加減な議論があるのか理解に苦しみますが、理系的データ主義で言うとなぜ音が材質によって違うのか説明できないかららしいんですね。なので、似非科学的にそういう理屈を通しているだけでしょう。また、それほど、人間は美妙な音色差を聞き分けることができるということです。
そういわけで、材質の差によってもろに音色は影響されます。そして、値段もピンきりです。
一般的に、フルートの材質として
洋銀(銅、亜鉛の合金)
銀
金
となっています。これらが、音色的にも加工的にも優れた材質だからです。また密度が順番に大きくなっていきます。密度が大きいことは、音色の緻密さにつながります。
洋銀はストレートで、軽く、あまり響きを感じない音色です。ですが、これが聴き様によっては非常に美的に聞こえもするのですね。100年程前くらいに作られた非常に優れたオールドの楽器には、この材質ですばらしいものがあります。今の楽器はこの材質は劣化するような妥協的なものですし、つくりも拘っていませんので、完全にスクール初心者もでるとして作られています。
銀は、密度がずっと大きく、柔らかく緻密に響きます。また音色が金よりもダークで落ち着いています。大変すばらしい材質です。金を買った人も後にまた戻ると言う人もいるくらい、魅惑的な音色を持っています。
金は、密度は一番大きく、大変緻密で、ゴールドの輝きを思わせるような(これが不思議なんですが)明るい音色を持っています。大変魅惑的な音色なんですが、あまりに輝かしく、また音色の変化をつけにくい傾向があるので、飽きも来ます(私個人的には銀管のほうが好きです)
プラチナもあるにはありますが、加工しづらく、メーカーも特殊注文品という以外にあまり力を入れません。
以上のような雑感的印象があります。
ですが、材質と同様に影響があるものが、トーンホールの作りです。一般に引き上げと半田付けと呼ばれるもので、半田付けモデルはより緻密で引き締まった音がでますし、楽器の耐久性も上です。
お礼
詳細なご回答ありがとうございました。 ご指摘の事項を頭に入れてからゆっくりと自分の1本を選びたいと思います。