基本的には、PCメーカーの指示に従う。
説明書だけでなく、メーカーサイトの情報も確認しましょう。
理屈としては、ノートパソコンは常時コンセントを繋いでおかないのは当然で
むしろ、満充電状態にしないのが理想です。
これは、リチウムイオンやリチウムポリマーの充電池を採用していない
Ni-MH充電池などのノートパソコンは、論外の存在であるということ
また、自宅でもノートパソコンを使うのが前提とすることを論外とした場合です。
リチウムイオンやリチウムポリマーの充電池は
満充電した状態と、動作不能になるほど放電した状態、そして過放電した状態。
そういった状態では、電池の劣化が速く進むという特性がありますから
充電制御ソフトなどで、80%充電で停止するようにできるPCもあります。
そういう機能が無ければ、満充電する前にコンセントを抜くのが理想。
ただ、簡単な作業では無いはずです。
ようするに、満充電にしてからコンセントを抜いても
あんまり意味が無かったりします。
自然放電も少ないので、トリクル充電状態になる頻度も小さいでしょうし
大きな発熱が続き、熱で劣化を進めることも無いと思います。
で、そういう機能があるなら、それを使う。
当然説明書に書いてあるはずです。
それを使うことによって、コンセントを繋いだままにしていても
大きなリスクを負うことは無くなります。
なお、常時ノートパソコンを使う場合は、据え置き用では無いものを
高頻度で使うなら、バッテリー劣化に陥るのは当然で
バッテリーの心配をするのがおかしいというか
常時ノートパソコンを使うのがおかしいとしか…
バッテリーのほうを外しておくという発想もありますが
ノートPCのACアダプターは、デスクトップパソコンの電源コードよりも
非常に小さい力で脱落しますから、電源断によるトラブル要因が大きくなり
ますます、ノートPCを使うリスクばかりが大きくなっていきます。
もともと、ノートPCは保証期間を終えたら、修理費用が大きいために
修理を断念せざるを得ない場合が多いので
最初っから、保証が切れる頃には買い換えるように考えれば
バッテリーが傷む心配は、ほとんどどうでもよくなります。
中古業者に買い取った場合も、リカバリー作業ができるなら
バッテリー容量が減っていることを査定の減額要因としません。
査定にかける時間がやたら長くかかり、コストが増しますから
[バッテリーは保証しません]とする中古パソコン屋が主流です。
そういうわけで、バッテリーが傷んできたら
パソコン自体を買い換えるか
バッテリーを買い足すか、2つの選択肢があります。
でも、実は、予備バッテリーの購入は、発売から長く経つほど
機種ごとの格差が大きくなっていくという現象があります。
具体例は挙げませんが、予備バッテリーがよく売れるシリーズでは
問屋や販売店などでの在庫が多く、数年経ていくことで
その在庫が安く放出される機会が増えます。
予備バッテリーがあまり売れないシリーズは
メーカー以外の販売店が在庫を持っていることが少なく
生産量自体が少なく、メーカーの修理部品保有期間が終わるまで
安く放出される機会がなく、また数も少なく
欲しい時に、うまく安く見つかるということが、なかなか無いはずです。
予備バッテリーがよく売れるシリーズというのは、基本的には
仕事で、持ち歩くことを前提として購入されるような機種で
仕事に差し支えないように、予備バッテリーも用意するような機種です。
ですから、最初から予備を欲するわけではなくても
長く使い続けたいから、予備バッテリーがそのうち安く買えそう…
という腹積もりで、パソコンを選ぶのも一つの戦略です。
私の場合は、ノートPCは雑に手軽に持ち歩けるよう
激安の中古品を購入しますから、バッテリーが傷んでいることは多く
予備バッテリーを買い足すことを、最初から考慮せざるを得ません。
でも、うまく選べば1万円以下の本体に一万円以下の予備バッテリーで
必要十分な性能と稼働時間を確保できる場合があります。
お礼
皆さま貴重なご意見まことにありがとうございました。感謝いたします。