プリキュアの数字ブログ

プリキュアの数字に関するブログです。数字以外の事も半分くらい。数字に公平であるため広告、アフィリエイトは導入していません。価格.comのプリキュアおもちゃ特集ページ書きました。

「声が脳内で再生される」小説魔法つかいプリキュア!感想(ネタバレなし)

小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!? (講談社KK文庫)

はい、そこのあなた。

いまだに「まほプリロス」におちいっていませんか?
「キラキラ☆プリキュアアラモード」の映画に「魔法つかいプリキュア!」も出てきて「まほプリ熱が再燃」していませんか?

そんな、あなたにとっておきのモノがあるのですよ。

「小説 魔法つかいプリキュア!いま、時間旅行っていいました!?」が2017年10月10日に発売されました。

書いたのは「魔法つかいプリキュア!」のシリーズ構成を務められた村山功さん。挿絵はキャラクターデザイナーを務められた宮本絵美子さんです。
もうね。
ジュニア文庫らしく挿絵がたくさんあって、宮本絵美子さんの素晴らしいイラストが見られるだけでも満足なのですけどね、それだけじゃないのです。

これ、読み始めると、
「脳内で、みらいちゃんが、リコちゃんが、はーちゃんが、モフルンが、あの声で、しゃべりだすのです」

それくらい、きちんと当時のままのキャラクターが当時のままの印象で、当時のままの振る舞いをしています。

お話は、本編40話「愛情いっぱいのおめでとう!リコの誕生日!」の直後あたりの時間軸ですね。(小説中で誕生日会に触れられています)

いわゆるタイムリープもので、魔法つかいプリキュア!の3人がオルーバの策略により過去のマホウ界にいってしまう、というお話なのですけど、
もうキャラクターの「生き生きしている」事といったら、それはそれはすごいのです。

「そうそう、みらいちゃんはこういう事言うよね」
「やっぱりリコちゃんは、こういう行動するよね。」
「はーちゃんは相変わらず、はーちゃんだなあ」
「モフルンもみらいちゃんの事、やっぱり大好きなんだよな」

なんて思いながら、本編放送を思い出しながら、読み進めることができます。

お話には謎の美少女、美男子も出てたりで、

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(p160)

スレた大人は、多分読んでる途中でオチが判るくらいのコッテコテのタイムリープモノなのですけど、
多分ね。
多分ね。
初めて「タイムリープモノ」に触れる小学生低学年のお子様には「驚きの連続」だと思うのですよ。
過去に行った魔法つかいプリキュアの3人が、本編でもおなじみの「あるキャラクター」と出会うのですけど、その出会いが方が素敵すぎるのですよね。
きっと、子供達はハラハラ、ドキドキ、ワクワクしながら読めると思うのです。

この小説は「小学生低学年向け」なのですけど、ちょうどそのお年頃ってプリキュアを卒業し始める年齢じゃないですか。そんな子供たちがコレを読めば、もう少しプリキュアの世界にとどまってくれるんじゃないかな、と期待したりもします。

あ、大人的にも十分面白いですよ。
本編では描かれる事が少なかったサブキャラクターに焦点をあて、特に教頭先生が、昔はあんな風で、あんな事があって今につながっている、なんて素敵なお話も展開されます。
あと「リコ」なぜ「リコ」と名付けられたのか?にも注目です。

ジュニア小説らしく文字が大きく間隔があいているので、200ページを越えるとはいえ、大人が読むと1時間かからない位で読み終わります。
ちょうど「1時間の魔法つかいプリキュア!の特番を見た」感じの読後感です。

小説の帯に「魔法つかいプリキュア!が帰ってきた」とある様に、

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本当に僕たちの元に「魔法つかいプリキュアの4人が帰ってきた!!」と思わせるくらいには「魔法つかいプリキュア!」が目の前に広がりますよ。

(プリキュア小説の帯というと、講談社キャラクター文庫の方は、大人向けなのか「おどろおどろしい」オビが付くことが多かったのですが、ジュニア文庫(KK文庫)の方は「かわいらしいオビ」で良かったです)

(↓↓オトナ向けプリキュア小説の帯↓↓)

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こわい。

 (↓↓ジュニア向けプリキュア小説の帯↓↓)

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 かわいい。


プリキュアを卒業しちゃいそうなお子様がいるお母さん、お父さん。この小説をぜひお子様に見せてあげてください。
漢字には全部ルビが振ってありますし、文字も大きくお子様でもとっても読みやすいと思います。
また、文字が読めないお子様にも、お母さん、お父さんが読み聞かせてあげても良いかもです。きっとわくわくしながら聞き入ると思います。
もう一度、お子様を「魔法つかいプリキュア!の世界」に連れて行ってあげてください。

あとは「まほプリ」ファンの大人の方々にも。
「魔法つかいプリキュア!の4人にもう一度会いたい!」「あの世界にもう少しだけいたい」なんて思っているかた、ぜひぜひ手に取ってみてください。

きっと「魔法つかいプリキュア!」がもっと、もっと好きになると思います。

 

(おわり)

 

小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!? (講談社KK文庫)

小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!? (講談社KK文庫)

 
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