美しい下着、ブラジャー。けれども肩が凝ったり、ワイヤーが食い込んだり、ホックが外れたりなど、毎日付けるとなると結構面倒くさいものだ。
この度もある女子高生が、ブラジャーを着けるのが面倒になったのかノーブラで登校した。すると、そのことに気付いた学校側が、彼女に対して「ブラをしなさい」と指導したのだとか……。
・女子高生がノーブラで登校すると……
米モンタナ州のヘレナ高校に通うケイトリン・ジュヴィクさん。ある日、彼女がノーブラで登校したところ、 “服装の乱れ” を理由に先生に呼び出されることに。校内で「彼女がノーブラであることに、居心地の悪さを感じる」との意見があがったので、ブラを付けて登校するようにと指導されたのだ。
ジュヴィクさんは、その指導内容がご不満だった模様。自分は黒くてゆったりしたシャツを着ていたので、ブラなしでも体は透けていなかったと主張し、「とくに何も見えないなら、ブラを付けなくてもイイはず」と反論したのだ。ちなみに校則ではブラの着用は義務づけられていないという。
・「ノーブラ、ノープロブレム」運動を展開
友人たちも、ジュヴィクさんの主張を支持。なんでブラ着用を強要されなくてはいけないのだ! ということで、女性のノーブラの権利を守るために「No Bra, No Problem(ノーブラ、ノープロブレム)」という Facebookページが立ち上げられ、学食でミーティングも開かれたそう。
ジュヴィクさんは、米メディア『MTN News』に対して、「これが私の生まれたままの体です。なぜ誰かが居心地悪く感じなければいけないのでしょうか」と語っていたとのことだ。
・ネットの声「女性が悪者にされる考え方では?」
SNS 上でも他の多くの女性たちから「ブラを付けずに学校に行くと、犯罪者扱いされる」「誰も気が付かなければ、ノーブラでイイじゃん」などの賛同の声が寄せられている。
また本件を報じた海外メディア『ROMPER』は、以下のような指摘を展開していた。
「このようなことを強要されれば、女性が “何かが起こったのは、自分の服装がいけなかったから” と考えるようになる恐れがある。ハラスメントやレイプ事件などで、女性が悪者にされる考え方に繋がりかねない」
今回の騒動について、あなたはどう思われるだろうか?
参照元:KRTV.com、KTVH、ROMPER(英語)、Facebook
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.
▼こちらが「No Bra, No Problem」の Facebookページ。