批評
全編が本当に下劣で、すべてが想像を超えてくる映画となっている。
今作の大まかな内容は、「世界一の下劣を決めるために変人たちが悪事を働いて対決する」という人間劇だ。
このあらすじを見て戸惑う方も多いのではないだろうか。登場人物には変人しかおらず、中には人間性を疑うほどだ。そんな変人たちが起こす行動には最後まで下劣で衝撃的で、すべてが想像を超えてくる。
今作は意外にも話が割とちゃんとしている。
話に不要な要素もあるが、世界一の下劣になるための作戦が練られたり、いざ勝者が決まったときの説得力も話の展開の中で十分に培われている。
しかし、描写が過激すぎるゆえに私から今作を勧めることはない。濡れ場の場面があるのと、性器がはっきり映る場面があるため、子供の視聴はできないが、今作に興味があり下品な描写がとても見たい方はどうぞ。
スタッフ・キャスト
監督:ジョン・ウォーターズ
脚本:ジョン・ウォーターズ
キャスト:ディヴァイン デヴィッド・ローチャリー ミンク・ストール エディス・マッセイ メアリー・ヴィヴィアン・ピアース チャニング・ウィルロイ 他
1972年制作/92分/アメリカ