LinuxやmacOSのコマンドを操作する際、チートシート(虎の巻)をすぐに参照できるようにしておくと便利です。
チートシートはコマンドの使用法やオプションを簡潔にまとめたもので、テキストやPDFファイル、Webサイト、専用アプリなどさまざまな方法を使って参照することができます。本日紹介する「Alfred-cheat」は、このチートシートをAlfred経由で利用するためのWorkflowです。
自分用のチートシートを作成し、Alfredから簡単に利用することができます。
以下、使用方法を説明します。
Alfred-cheatの使用方法
Alfred-cheatを使用するには、Workflow(Alfred Powerpack限定機能)が利用できる必要があります。
GitHubからchat.alfredworkflow
をダンロードしてダブルクリックすればインストールできるはず…ですが、手元の環境ではなぜかエラーが表示され、インストールに失敗しました。Issuesによるとパッケージングの問題があるようです。かわりに@odapg氏のフォーク版を使うとインストールできました。
▲「Alfred Preferences > Workflows」に「Cheat2」が表示されれていれば成功です。キーワードはcht
とcfcht
が設定されています。
最初に、cfcht チートシートフォルダ
でチートシートファイルを保存するフォルダを指定します。例えば、cfcht ~/.cheat
と実行します。
その後、~/.cheat
の中にチートシートファイルを作成します。チートシートファイルはテキストファイルで、例えば次の内容をdemosheet
として保存します。
# This is a one line comment. command one goes here. # This is a second comment for the second command # Yes we can have multiple line comment. # But remember only the last line will be considered "command". command two goes here # command three: in rare cases you don't have any comment, keep an empty # above. # Any failed parsing will be ignored, like this line because it isn't associated with a command or this line because it's a single line.
Alfredでcht demosheet
と入力すると、上記内容がAlfred上に表示されます。
ファイルに含まれるコマンドやコメントが一覧で表示されます。cht demosheet keyword
と入力すると、キーワードで検索することができ、Enter
を押すと実行中のターミナルに直接貼り付けることができます。Cmd-C
を押すとそのコマンドをコピーすることができます。
なお各種コマンドのチートシートをまとめたGitHubリポジトリも存在し、こちらのファイルを~/.cheatにコピーして使用することもできます。
▲cht ssh remote
でsshチートシートにremoteが含まれるコマンドを表示したところです。
cht --search keyword
でチートシートを横断して検索することもできます。
まとめ
Alfred-cheatを利用すればAlfred上でチートシートを素早く閲覧することができます。チートシートの書式も簡単ですので、自分なりの虎の巻を作成すると便利だと思います。
![]() |
タイトル | Alfred |
---|---|---|
公式サイト | http://www.alfredapp.com/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/6543-alfred | |
説明 | キーボードで操作できるMac OS X用アプリケーションランチャー。 |