macOSには「Spaces」と呼ばれる仮想デスクトップ機能が搭載されています。
macOSの標準機能では、美しいアニメーションと共に操作スペースを切り替えることができますが、操作になれている場合、不要な視覚効果なしに、とにかくワークスペースを素早く切り替えたいという場合もあるかもしれません。
本日紹介する「FlashSpace」は、そのような目的のために作られた超高速仮想ワークスペースマネージャーです。
Swift製のオープンソースソフトで、次のような特徴を持っています。
- ワークスペースの高速切り替え
- マルチディスプレイ対応
- スペースコントロール - すべてのワークスペースをプレビューし、切り替え可能
- ホットキー - キーボードを使ってアプリとワークスペースを管理
- フォーカス検出 - アプリのフォーカスでワークスペースをアクティブ化
- フォーカスマネージャ - キーボードを使用してアプリ間でフォーカスを切り替える
- カーソルマネージャー - アクティブウィンドウにカーソルを自動配置
- プロファイル - 異なる設定を素早く切り替え可能
- メニューバー - アイコンとテキストを設定可能(ワークスペースごと)
- フローティングアプリ - すべてのワークスペースにアプリを表示し続ける
- GUIとコンフィグファイルによる設定
- 複数の設定ファイル形式をサポート: JSON、YAML、TOML
- CLI - コマンドラインインターフェースを使用してアプリと対話します。
- ピクチャー・イン・ピクチャーのサポート
- SketchyBarの統合
以下使用方法を説明します。
FlashSpaceの使用方法
FlashSpaceはHombrewを使ってインストールすることができます。
brew install flashspace
もしくはGitHubのリリースページからファイルをダウンロードしてインストールします(.zipファイルをダウンロードして解凍し、.appをアプリケーションフォルダに移動します)。
初回実行時は次のような画面が表示されます。
▲「システム設定を開く」をクリックし、アクセシビリティ設定を変更します。
準備が終わったらメニューバーのアイコンをクリックし、「Open」を選択します。
▲この画面で、ワークスペースを作成し、アプリを割り当て、ショートカットキーを割り当てます。マルチディスプレイシステムの場合、ワークスペースに割り当てるディスプレイも設定することができます。
設定が終わった後、割り当てたショートカットキーを押すと、そのワークスペースに切り替えることができます。例えば上記の設定では、「Main」と「Sub」という2つのワークスペースを作成していて、それぞれに「Command+1」と「Command+2」というショートカットキーを割り当てています。「Command+2」を押すと「Sub」ワークスペースが表示され、「RubyMine」や「Windows App」がその中に表示されます。
以上の基本的な機能の他、さまざまな機能が搭載されています。
▲メニューバーをクリックし「Settings」から細かな設定を変更することができ、「Focus Manager」や「Space Control」といった便利な機能を有効にすることもできます。
▲例えば、「Space Control」は全てのワークスペースをプレビューし、切り替える事が出来る機能です。
細かな機能の説明はGitHubにも掲載されています。
まとめ
FlashSpaceは高速動作の仮想ワークスペースマネージャーです。大きな作業スペースを確保できないMacBook Air/Proなどを使用している方にとくにおすすめです。
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タイトル | FlashSpace |
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公式サイト | https://github.com/wojciech-kulik/FlashSpace | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7808-flash-space | |
説明 | macOS用の高速な仮想ワークスペースマネージャ。 |