Chromeの「シークレットウィンドウ」はWeb開発にとても使える

皆さん、Google Chrome の「シークレットウィンドウ」使ってますか?

Google Analytics を見る限り、このブログでは Google Chrome がトップシェアですが、周りの方に話を聞いてみると、残念ながら Google Chrome の「シークレットウィンドウ」機能はそれほど使われていないようです。

あれほど Web 開発に使える機能は他にないのに…と残念に思っていても仕方ないので、活用方法をまとめて記事にしてみました。

Google Chromeのシークレットウィンドウ

目次

  • まずは基本の使い方
  • Webサービスにログインしている状態としていない状態を同時に確認
  • Webサービスに2つのアカウントで同時にログイン
  • Webページの表示がおかしい時は、まず「シークレットウィンドウ」で確認
  • 検索エンジンでの順位チェックは「シークレットウィンドウ」で
  • ニコニコ動画が何度もエラーになる時は「シークレットウィンドウ」で

まずは基本の使い方

まずは基本的な使い方をおさらいしましょう。
Google Chrome を起動し、Ctrl + Shift + N(Mac では command + shift + N)キーを押します。
これで、新規シークレットウィンドウが開きます。

例えば、自分のものではないPC(知人のPCや公共のPC等)で Facebook や Gmail 等をチェックしたいときなど、もしシークレットウィンドウを使わなければいちいち

知人のアカウントからログアウト→自分のアカウントでログイン→ログアウト

しなければいけませんが、シークレットウィンドウを使うと履歴や Cookie がまっさらの状態(Chrome のインストール直後のような状態)で使用できるので、知人のアカウントからログアウトする手間が省け、最後のログアウトもシークレットウィンドウを閉じるだけで済みます。
また、Chrome の履歴も汚さずに済みます。

Webコーディングスクール 体験レッスン受付中

Webサービスにログインしている状態としていない状態を同時に確認

Google Chromeのシークレットウィンドウ

先日 Croppy を制作していた際も、ログインしている状態とログインしていない状態でヘッダーやサイドバーなどの表示を変えなければならないため、Chrome のシークレットウィンドウが大活躍しました。

以前は Chrome と Firefox など複数のブラウザを同時に起動し、それぞれログインしている状態としていない状態にして確認していましたが、シークレットウィンドウがあれば Chrome だけでどちらも確認できますね。

Webサービスに2つのアカウントで同時にログイン

同様に、2つのアカウントで確認したい場合は、Chrome と Chrome のシークレットウィンドウで確認できます。
もし3つのアカウントで確認したい場合は Chrome と Chrome のシークレットウィンドウと Firefox など別のブラウザを併用する必要があります。

Webページの表示がおかしい時は、まず「シークレットウィンドウ」で確認

Webサービスを開発しているときなど、表示がおかしくなってしまったときはブラウザの履歴が強力に残っているのか、ログアウトすれば表示が直るのか、はたまた拡張機能のせいなのかなどいちいち履歴を削除したり拡張機能をオフにしたりするのは面倒ですね。

そんな時は、Ctrl + Shift + N(Mac では command + shift + N)キーで新規シークレットウィンドウを開いて確認すれば、ブラウザ側の問題なのかHTMLやスクリプト側の問題なのかといった問題の切り分けがしやすいです。

検索エンジンでの順位チェックは「シークレットウィンドウ」で

例えば自分のサイトの順位を検索エンジンでチェックする際、Google はログインしたままだと「パーソナライズ検索」機能が有効になってしまい、よく見るサイト(つまり自分のサイトなど)が検索結果の上位に出てしまって正確な順位が分からなかったりしますね。

そんな時、Google からログアウトしたり URL の最後に「&pws=0」を付ける方法もありますが、Ctrl + Shift + N(Mac では command + shift + N)キーで新規シークレットウィンドウを開いてそこで検索すればパーソナライズがオフの状態で検索できるので時間が節約できます。

ただ、これに関して Google で検索していたところ

Chromeのシークレットウィンドウではパーソナライズド検索を無効にできない

という記事も見つけました。
この記事によると「シークレットウィンドウではパーソナライズ検索が無効にならないことがあり、履歴を消すと無効になった」とのことですが、私の方ではこのような症状は再現せず、そもそもシークレットウィンドウは履歴をクリアした状態で見れるので無関係なはずなのですが、ひょっとしたら環境によってはこうなるのかなということで紹介しておきます。

追記

パシのSEOブログWP SEOブログ を運営されている @pacificus さんによると、

@Stocker_jp @buzzwordjp シークレットでも完全にはOFFにはならないです。あと、現在のGoogleはログアウト状態でもパーソナは適用されてしまいます。詳しくはこの記事でまとめています http://t.co/dK8VVX7uMon Nov 14 02:58:50 via Crowy


とのことです。

下記の記事に書かれている「Chromeのパーソナライズ無効化設定」を参考に、アドレスバーから検索する際の検索エンジンを追加する方法を併用した方が確実であるようです。

Googleのパーソナライズ検索を無効にする方法

ニコニコ動画が何度もエラーになる時は「シークレットウィンドウ」で

これ、人に教えたら笑われたのですが個人的に結構便利だと思います…もはや Web 開発関係ありませんが。

夜の混んでそうな時間帯だけでなく、早朝などそんなに混んでいるとも思えない時間帯で、動画を再生しようとしたときにエラーになり、何度ページを再読み込みしてもエラーで全く再生できないことがあります。

そんな時、おもむろにCtrl + Shift + N(Mac では command + shift + N)キーで新規シークレットウィンドウを開いてそこで動画ページを開けばあら不思議。
さっきまで再生出来なかった動画がスムーズに…!

というわけで、とっても使える Google Chrome のシークレットウィンドウ機能、もし今まで使っていなかった方はぜひ使ってみてください。
これ以外に有効な使い道をご存じの方は、ぜひコメントや @Stocker_jp まで教えて頂けると幸いです(*╹◡╹*)

最近の記事

Web制作関連動画

メルマガ会員向けの「コーダーにも役立つ補完AI『Codeium』の使い方」の動画を期間限定で公開しています。
CodeiumはGitHub Copilotと似ていますが、CSSなども補完できて、今登録すれば無料で使えます。

メルマガでは、Web制作者のためのAI活用やWordPress関連の動画など、さまざまな特典があります。ご興味ある方は、ぜひメルマガにご登録ください。
Index
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy