レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ダ・ヴィンチ・コード」(2006)です。
パリで講演を行ったロバート・ラングトン教授(トム・ハンクス)は講演後のサイン会で、突然パリ警察から協力を求められ、ルーヴル美術館を訪れる。そこにはウィトルウィウス人体図を模した形のソニエール館長の死体があった。フランス警察ファーシュ警部(ジャン・レノ)は何やら胡散臭く現状の説明があったが、嵌められたような感じがした。そんな時、暗号解読官ソフィー(オドレイ・トトゥ)が近づいて来てファーシュは貴方を疑っていると告げる。ロバートはその言葉を信じて行動を起こすのだった…
ダン・ブラウンの同名小説を映画化した作品です。今回はエクステンデッド版を鑑賞して見ました。
ビックバジェットの作品なので、インターナショナルなキャスティング、全体に隅から隅まで丁寧に作られており、ルーヴル美術館内部、深夜のパリのカーチェイス、何だか良く判らない秘密組織オプス・デイの登場、聖杯の暗号、そして英国に渡りその謎を解く迄上手く纏まっていますが、日本人の私は、その聖杯、マリアの子孫の血縁関係等頭では理解は出来ますが、キリスト教徒程有難く思えないので、キリスト教徒以外は余りピーンとこないのでは、私もその一人ですが。
そういう意味では、損している映画ですがそこを外すと全く違う映画になってしまうので仕方ありませんね。個人的には、あの「薔薇の名前」の方が楽しかったですが。
でも、ラスト英国の片田舎にマリアの子孫の到来を待つ人々が現れる辺りは、何やらいいムードでとても好感が持てます。うーん、美しいです。
秘密組織オプス・デイが悪役のようですが、調べてみたら実在するのですね。本当に映画の中で行われている様な事をやっているのかどうか知りませんが、驚きました。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘
追記 エクステンデッド版を鑑賞しましたが、長いだけで余り感じ入ることは有りませんでした。