Wired Productionsは、POLLARD STUDIO手掛けるホラーアドベンチャー『KARMA: The Dark World(カルマ:ダークワールド)』の日本向けPS5版の発売延期を発表しました。
表現規制対応のため日本向けPS5版発売延期
本作は、リヴァイアサン社が支配するディストピアと化した、1984年の東ドイツが舞台の一人称視点ホラーアドベンチャー。リヴァイアサン社思想局のダニエル・マクガヴァーンとして、容疑者の記憶に飛び込み事件の裏に隠された真実を明らかにしていきます。PCおよびPS5向けに海外時間3月27日発売予定であることが発表されていました。
Wired Productionsは日本向けPS5版の発売延期の理由について、本作が「日本のレーティング審査機関を怒らせる栄誉を得た」からだと説明。『Martha Is Dead』で描かれた顔面交換(PS5/PS4版で世界的に表現規制を実施)など同社がパブリッシングを担当した作品のゴア表現を振り返りつつ、「またやってしまった」と冗談めかして伝えています。
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Wiredは、開発者のオリジナルの想像的ビジョンを届けたいという望みと非常に相性が良い会社であるといいます。しかし、それにはレーティング審査機関との戦いがつきもので、今作では足がちぎれたり、人があちこちで死んだり、頭が吹き飛んだりすると説明。コンソールパートナーではなくレーティング審査機関だけがそれを問題視したため、日本でのPS5版発売延期に繋がったと話しました。
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日本からも購入できるPC版は規制なしと説明
乗り越えたと思っていた表現規制との戦いが終わっていなかったのは、開発中に「もっと血を!頭の爆発を!」ボタンを押し過ぎてしまったからかもしれないとのジョークを挟みつつ、少し寄り道しつつ必ず日本にも『KARMA: The Dark World』を届けると表明。なお、日本からでも購入可能なPC版は表現規制なしのままだとしています。
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PCおよび海外PS5向けに3月27日発売&国内PS5版は発売延期
『KARMA: The Dark World』は、PC(Epic Games Store/GOG/Steam)および海外PS5向けに海外時間3月27日発売予定。国内PS5版の発売時期は不明です。また、Xbox Series X|S向けにも表現規制なしで近日中に発売予定としていますが、日本での扱いについては不明です。