これなんて魔法?
どんな湯沸かし器でも、水がお湯になるまでは時間がかかるものですよね。ですがHeatworksのケトル「デュオ・カラフェ」は、独自の加熱技術を使用して一瞬でお湯を沸かすのだそうです。
中に水を注いだときにはもうお湯になっているわけで、まず凄まじい時間の節約になりますよね。さらには、使用するエネルギー量も劇的に減らすことに成功しているというから驚きです。
独自の加熱技術「Ohmic Array」とは?
電池式の「デュオ・カラフェ」は、蓋の中に独自の加熱技術が搭載されています。デュオ・カラフェの中に水を入れ、カップなどに水を注ごうとすると、蓋を通過した水がお湯になるのです。
電気抵抗のオームを整列させるという意味の「Ohmic Array」という名のこの技術は、よくある湯沸かし器の、ポット内の金属を加熱する代わりに、電子レンジのマイクロ波と似た原理で、グラファイト電極を使用して電気をH2Oに直接通し、水中のミネラルを刺激して液体の温度を即座に上昇させます。
ですが最初に設定した温度を超えないよう設計されており、さらには衝撃で水漏れから漏電することがないよう、高度な電子機器が使用されています。これがあれば、従来の湯沸かしがいかに非効率的だったか…と思わされますね。革命的すぎます。
すでに確立した技術
Heatworksは、この技術を使った湯沸かし器「MODEL3」をすでに800ドル(約8万6550円)で発売しています。ついでに昨年のCESでは、配管工事不要の卓上食器洗い機「Tetra」も発表。そして今年のCESにて、今年の初頭から299ドル(約3万2300円)に値下げする「Tetra」の予約受付け開始と、このケトルを発表するのです。
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冷蔵庫保管もOK
それにこのままブリタのピッチャーよろしく冷蔵庫に置いておけ、必要に応じて濾過水をコップに注ぐ使い方もできます。にも関わらず、コーヒー、紅茶、あるいはインスタントラーメンなどホットなお湯が欲しいとき、即座に指定された温度のお湯を注いでくれるんです。
「デュオ・カラフェ」は早くとも2020年まで発売日が未明で、それまで予約の有無も値段も明かされないとのこと。普段からお湯が湧くまで待てない皆さん、発表までアツくならずに待つとしましょう。
Source: Heatworks
2019年1月9日:一部表現を修正いたしました。