「ケータイ版・電車の遅延証明書」でイライラを軽くする(1/2 ページ)

1分1秒でも惜しいビジネスパーソンにとって、朝の通勤電車の遅延は災難だ。そんなとき追い打ちをかけるのが、遅延証明書をもらうために並ばなければならない長蛇の列。携帯サービス「鉄道運行情報」では、列に並ぶことなく遅延証明書を発行するサービスが始まる。

» 2008年06月20日 17時52分 公開
[豊島美幸,ITmedia]

 ただでさえ慌ただしいのが平日の朝。通勤電車が遅れればイラッとするものだ。始業時刻が刻一刻と差し迫る中で電車を降りたら、今度は改札口で遅延証明書をもらうため、長い列に並ぶ羽目に……。イライラが最高潮に達した経験はないだろうか。

当日9時ごろから翌々日の深夜0時まで発行

 この不快感を緩和してくれるかもしれないサービスが、JR東日本の主要路線で6月27日にスタートする。JR東日本グループの時刻表情報サービスが、無料の携帯電話向けサイト「鉄道運行情報」内で“発行”する遅延証明書がそれだ。

遅延証明書発行までのアクセスイメージ。途中で「PC版のURLをメール送信」というリンクが出てくる

 NTTドコモのFOMA、auのCDMA 1X/CDMA 1X WIN、ソフトバンクの3G、ウィルコムの各端末に対応。一部非対応の端末では、途中までアクセスできるが、証明書を発行する画面までには至らない。そんなときはアクセスしている途中の画面に出てくる、「PC版のURLをメール送信」というリンクをクリックし、PC上で遅延証明書を発行するページにアクセスできる。

対応キャリア アクセス方法
NTTドコモ 「iMenu」→「メニューリスト」→「交通/地図」→「鉄道/バス」→「鉄道運行情報」
au 「EZトップメニュー」→「カテゴリ検索」→「地図・交通・旅行」→「鉄道・乗換」→「鉄道運行情報」
ソフトバンク 「Yahoo!ケータイ」→「メニューリスト」→「交通・グルメ・旅行」→「鉄道」→「鉄道運行情報」
ウィルコム 「エリア&グルメ」→「乗換案内」→「鉄道運行情報」

 「鉄道運行情報」では、平日朝の通勤・通学ラッシュ時間帯の7時から9時の間に、JR東日本の主要路線でおおむね10分以上遅れのあった場合、サイト上に遅延証明書を掲載する。掲載期間は、当日の9時ごろから翌々日の深夜0時までの予定。遅延は60分までは10分刻みで表示し、それ以上は一律で「61分以上」と記載。ただし、運行見合わせ時には発行しない。

 発行対象となる路線は以下のとおりである。

遅延証明書の発行対象路線

東海道線/横須賀線/横浜線/京浜東北線/相模線/南武線/山手線/中央線/総武線/宇都宮線/高崎線/埼京線/川越線/常磐線/青梅線/武蔵野線/京葉線


 会社に到着したが、携帯画面に表示された証明書を社内の人に見せれば、“身の潔白”を証明できる。

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