地理空間情報課ラボとは

国土交通省地理空間情報課が行っている実験的取組を加速するため、『地理空間情報課ラボ』を設立しました。

私たちは、高い信頼性や安定性が求められる、国土数値情報の整備や不動産情報ライブラリの運営、データ連携環境の構築などに取り組んでいます。

一方で、生成AIの普及やビジネス・行政におけるデータ活用の深化など、地理空間情報を巡る技術動向やニーズは日に日に変化しており、私たちの取組も、これらの動向を踏まえて絶えずアップデートしていかなければ、時代遅れのものとなってしまいます。

そのような想いから、様々な実証事業に取り組んだり、社会に眠るアイデアの拾い上げや皆様との双方向のコミュニケーションを行ったりする『場』として、ラボを立ち上げました。

公式Xアカウント

「地理空間情報課ラボ」の公式アカウントを開設しました!当課の実証実験のリアルタイムな共有や課題解決アイデアの募集等を通じて、産学官の多様な分野の皆様と繋がる「場」として活用します。フォローよろしくお願いいたします!

地理空間情報課の実験的取組紹介

地理空間情報課では、技術動向や社会のニーズを踏まえ、様々な実験的な取組や先進的な取組を行っています。

それらについて、検討過程が皆様から見えず、その結果のみが「報告書」等の形で公開されることが多くあります。

しかし、その過程を知ることで得られる示唆は多いと思います。また、課題にぶつかった際にはそれを皆様と共有し、皆様からご知見を頂くことで前に進めることもあると思います。

そこで、当課が行う実験的取組に関する情報提供と皆様との双方向のコミュニケーションを図る紹介ページを開設します。

データ連携に関する課題解決アイデア募集

GeoSynergy Linkage Hub

ギネス社の社員であったウィリアム・ゴセットは、”Student”というペンネームで、後に「Studentのt分布」と呼ばれる統計学の礎となる発表をしました。

地理空間情報分野においても、研究者、エンジニア、データサイエンティスト、地理空間情報愛好家など、多くの方が「Studentのt分布」のように社会を変革しうる斬新なアイデアを持っていますが、その中には、まだ社会に眠るものも多くあります。

そのようなアイデアを拾い上げ、政策に活かすことがこの取組の目的です。

ここに挙げた問題は、いずれも地理空間情報課メンバーが現在進行形で取り組んでいる課題です。ぜひ皆様のお力添えをお願いします。

アイデア募集中

問題1 地価公示及び地価調査の箇所の
同一地点判定時の精度を高めるために、追加するべき項目とは?
問題2    データを空間結合もしくは
属性情報を用いて正確かつ扱いやすい形で結びつける手法とは?
問題3 不動産登記データと
分譲マンション実態調査データを
ブリッジするデータは?
問題4 主キーや空間結合によらない
データ連携手法/データ連携を
容易にする手法は?
問題5 位置情報を基にしたIDを作成する
場合に、ID自体のデータ量を抑えつつ、かつ建物毎にユニークなIDを付番するには?
問題6 不動産情報ライブラリ上の複数の情報をデータセットとしてAPIで提供する場合どの組み合わせが有効か?
問題7 地番現況図と他データとを組み合わせたユースケースについて
問題8 建物登記と個別の建物ポリゴンを紐づけ、3D都市モデルに地番を含む住所情報を付与させる手法とは?

お問い合わせ

地理空間情報課ラボに関してのお問い合わせは下記フォームよりご連絡ください

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