経路選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 09:20 UTC 版)
「Border Gateway Protocol」の記事における「経路選択」の解説
BGPは経路の選択に上から下の順に以下の基準を用いる。 ネクストホップルータへの明示的なルート(デフォルトルートではない)がルーティングテーブルに存在する。 より高いWeight属性を持つ経路を選択(シスコシステムズ社のルータのみ) より高いローカル設定属性を持つ経路を選択 このルータを起源とするBGPを選択 ASパスのルートが最も短いものを選択 オリジン属性の値がより低いルートを選択(IGP < EGP < Incomplete) MED(Multi exit discriminator)属性の値が一番低い経路を選択 内部経路より外部経路を選択 ネクストホップへの経路で最もIGPメトリック値が最も低いものを選択 もし全ての経路が外部からのものであれば、一番古いものを選択 最も低いBGP IDを持つネクストホップルータを選択
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経路選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/26 21:33 UTC 版)
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経路選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 10:14 UTC 版)
静的経路選択:時間帯や通信トラフィックの量・内容にかかわらず同じ優先順位で経路選択を行うもので、制御は単純であるが通信トラフィックの内容の変化に対応しにくい。 動的経路選択:時間帯や通信トラフィックの量・内容の変化に伴って優先順位を変化させて経路選択を行うもので、制御は複雑になるが通信トラフィックの内容の変化に対応して伝送路を有効に活用できる。
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経路選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 02:17 UTC 版)
ルーティング(routing)とも呼ばれ、パケットを宛先へと転送する機能である。この機能はルータに集約され、多くのホストはデフォルト経路としてルータのアドレスを記述するスタイルを取ることが多い。 ネットワーク構成図 192.168.1.2 ether0 192.168.1.1 127.0.0.1loopback ether1 10.1.1.1 10.1.1.2 10.1.1.3 172.16/16 経路表destinationnexthopinterfacedefault 192.168.1.2 ether0 192.168.1.1/32 127.0.0.1 loopback 192.168.1.2/32 192.168.1.2 ether0 10.1.1.1/32 127.0.0.1 loopback 10.1.1.2/32 10.1.1.2 ether1 10.1.1.3/32 10.1.1.3 ether1 172.16/16 10.1.1.2 ether1 10.255.255.255/32 10.1.1.1 ether1 ルータは経路表(ルーティングテーブル、routing table)に基づき経路選択を行う。あるネットワークの構成図とその中心に位置するルータの経路表を右に示す。図中において中心のルータは二つの送受信口を持っており、上の口はether0と名付けられアドレスは192.168.1.1が割り振られている。下の口はether1と名付けられアドレスは10.1.1.1が割り振られている。ルータ内部においてloopbackとはルータ自身を示す送受信口であり、127.0.0.1はルータ自身を現すアドレスである。表中においてdestinationは宛先、nexthopは転送先、interfaceは送信口を意味する(アドレスの記法については「IPアドレス」を参照)。 このルータがパケットを受信した際の動作を解説する。192.168.1.1宛のパケットを受信すると、ルータは経路表の宛先を検索し、192.168.1.1/32の行を見つけ、その転送先はルータ自身であることから、自身に宛てられたパケットであることを判別する。192.168.1.2宛のパケットを受信すると、ルータは経路表を検索し、ether0から192.168.1.2に向けてパケットを送出する。10.1.1.2宛のパケットを受信すると、同様にether1から10.1.1.2に向けてパケットを送出する。172.16.1.1宛のパケットを受信すると、ルータは最長一致する172.16/16の行を見つけ、10.1.1.2が172.16.1.1へと至る経路であると判別し、ether1から10.1.1.2に向けてパケットを送出する。10.255.255.255宛のパケットを受信する。このアドレスはブロードキャストアドレスと呼ばれ、10/8のネットワークに接続された全ての装置を宛先とするアドレスである。ether1から10/8のネットワークに接続された全ての装置に向けてパケットを送出する。7.7.7.7宛のパケットを受信する。このアドレスは経路表には存在しないため、defaultの行に最長一致し、ネクストホップである192.168.1.2に向かってパケットを送出する。192.168.1.2はデフォルトゲートウェイやデフォルトルートなどと呼ばれ、通常は端末から見てより中心に位置するルータが設定される。 経路表の構築はルータの管理者が手動で設定する場合と、RIP、OSPFなどのルーティングプロトコルを用いて自動で設定する場合がある。前者は静的経路、後者は動的経路などとも呼ばれる。経路表はパソコンなどにも存在し、Windowsであれば「route print」、UNIX系であれば「netstat -r」または「ip route」で見ることができる。
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