ケープカナベラル宇宙軍施設
ケープ・カナベラル宇宙軍施設 Cape Canaveral Space Force Station | |||||||||
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IATA: ? - ICAO: KXMR | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 |
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所在地 | フロリダ州ケープ・カナベラル | ||||||||
種類 | 軍用 | ||||||||
運営者 |
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標高 | 3 m (10 ft) | ||||||||
座標 | 北緯28度29分20秒 西経80度34分40秒 / 北緯28.48889度 西経80.57778度座標: 北緯28度29分20秒 西経80度34分40秒 / 北緯28.48889度 西経80.57778度 | ||||||||
公式サイト |
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地図 | |||||||||
ケープ・カナベラル宇宙軍施設の位置 | |||||||||
滑走路 | |||||||||
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空港の一覧 |
ケープカナベラル宇宙軍施設(ケープカナベラルうちゅうぐんしせつ、英: Cape Canaveral Space Force Station、略称:CCSFS)は、アメリカ合衆国フロリダ州ケープカナベラルのメリット島にあるアメリカ宇宙軍の施設で、アメリカ国防総省の宇宙ロケット打ち上げ基地である。ケープカナベラル宇宙軍基地[2]とも呼ばれる。2020年12月9日にアメリカ空軍から施設が移管され、名称がケープカナベラル空軍基地 (Cape Canaveral Air Force Station, CCAFS)から変更されている[3]。
併設されているケネディ宇宙センター(英: John F. Kennedy Space Center、略称:KSC)とともに、アメリカ東部宇宙ミサイルセンターを構成する。ケネディ宇宙センターが有人ロケット(スペースシャトル)の打ち上げを担当するのに対し、ケープカナベラル空軍基地はアトラスやタイタン、デルタなど主に無人ロケットの打ち上げを担当している。
近隣のパトリック宇宙軍基地に司令部を持つ、第45宇宙航空団 (45th Space Wing) により運用されている。
歴史
1949年にハリー・S・トルーマン大統領が、当時ケープカナベラルにあったアメリカ海軍の航空基地に隣接して長距離ミサイルの発射実験用の統合長射程試験基地を設置したのに始まる。この地がロケットの射場に選ばれた理由には、アメリカ合衆国内でも赤道に近いために地球の自転速度が有効に利用できることや、自転速度を利用するために東に向かってロケットを打ち上げる場合に、東に大西洋が開けていることで切り離されたロケット部品の落下や事故による被害が小さくて済むこと、などが挙げられる。その後、基地は空軍に移管され、1951年にはアメリカ空軍のミサイル・テストセンターが設置されて、ケープカナベラル空軍基地となる。
最初のロケットの発射は1949年になされた。ソビエト連邦のスプートニク1号の成功の後、1957年12月にアメリカ最初の海軍の軌道衛星打ち上げロケットのヴァンガードが、実験されたが失敗した。1958年にNASAが設立され、ケープカナベラルが主要な発射基地になると、アメリカのミサイル発射実験や初期の弾道ロケットの打ち上げの多くはここで行われるようになった。
宇宙開発競争が活発になるとともに基地は拡張され、1960年代には大型ロケット打上げ施設のLC40やLC41が建設されると共に、隣接するケネディ宇宙センターも整備拡張された。なお、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺後に、ケープカナベラルの地名もケープケネディと改名されたが、地元住民がケープカナベラルの名を惜しんだこともあって、これは1973年にもとに戻された。現在は主に、NASAのほか、軍用の使い捨て型ロケットの発射場として使用されている。
逸話
この東部宇宙ミサイルセンターには飛行場はなく、あるのは発射路(Skid Strip)である。これは、水平方向に発射する巡航ミサイルの射出設備として建設されたものであるが、実際には飛行機の発着にも利用されている。
施設
- 施設
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- 発射路(Skid Strip)
- 格納庫(Hangar)- 発射路とバナナ川を渡る橋の間の場所
- 灯台(Cape Canaveral Lighthouse)
- en:Mercury Control Center
- 空軍宇宙・ミサイル博物館(旧 LC-26)
- 現役の発射施設
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- ケープカナベラル宇宙軍施設第37発射施設(SLC-37)
- ケープカナベラル宇宙軍施設第40発射施設(SLC-40)
- ケープカナベラル宇宙軍施設第41発射施設(SLC-41)
- ケネディ宇宙センターの発射施設
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- ケネディ宇宙センター第39発射施設(LC-39A~C)
出典
- ^ “Cape Canaveral AFS Skid Strip (KXMR)”. Federal Aviation Administration (2019年9月12日). 2019年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月14日閲覧。
- ^ “ボーイングのスターライナー宇宙船、無人飛行試験を7月31日に実施へ 打ち上げ準備進む”. sorae (2021年7月28日). 2021年10月9日閲覧。
- ^ “Patrick AFB, Cape Canaveral AFS renamed as Space Force installations”. Space Launch Delta 45 (2020年12月9日). 2021年10月9日閲覧。
関連項目
- ケープ・カナベラル
- メリット島の発射施設一覧
- マーキュリー計画
- エクスプローラー1号 - 1958年にケープカナベラル空軍基地から打ち上げられたアメリカ初の人工衛星。
- アメリカ合衆国国家歴史登録財 - 1984年4月16日に登録された(参照番号:84003872)
- カナベラル港 - ケープカナベラル空軍基地の南にある港
外部リンク
- 第45宇宙航空団 (英語)
- ケープカナベラル空軍基地バーチャルツアー (英語)
C-CAS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 07:03 UTC 版)
日本におけるデジタル化ケーブルテレビ(デジタルケーブルテレビ)のCASとしてはC-CAS(ケーブルキャス)がある。 デジタルケーブルテレビの視聴(B-CASカードの対象となる、BSデジタル放送、地上デジタル放送および110度CSデジタル放送の再送信を除く)には、C-CASカードが使用される。C-CASカードはICカードであり、チューナー(セットトップボックス)に挿入すると番組サービスを視聴できる仕組みになっている。 また、PPVに対応しているシステムでは、C-CASにより課金管理も行われている。 また、C-CASによりコピー制御(コピーワンス等)を行っているシステムでは、B-CASと同様に、その放送の録画に対して、コピー制御により様々な制限が掛かる場合がある。B-CASの項、DVDレコーダー#DVDレコーダーとコピー制御の関係の項などを参照。 C-CASカードの運用業務は「有限責任中間法人日本ケーブルキャスセンター」(旧 社団法人日本ケーブルテレビ連盟日本ケーブルラボ ケーブルキャス協議会)が行っている。 C-CASには、松下CATV限定受信方式(松下電器産業)、Secure Navi方式(パイオニア)、日立方式(日立製作所)の3種があり、メーカー間での互換性確保が課題になっている。
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