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硫化ウラン

分子式SU
その他の名称一硫化ウラン、硫化ウラン(II)、硫化ウラン、Monouranium monosulfide、ウラン(II)スルフィド


Su

名前 ス; スーシュー

.su

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 08:36 UTC 版)

.su
施行 1990年9月19日
TLDの種類 国別コードトップレベルドメイン
現在の状態 利用可能
管理団体 ロシア社会ネットワーク研究所英語版 (РосНИИРОС)
後援組織 ロシア社会ネットワーク研究所英語版 (РосНИИРОС)
利用地域  ソビエト連邦に関連のある団体
使用状況 旧ソ連諸国に関連のある団体によって使用されている。
登録の制限 パスポートの提示が必要
階層構造 セカンドレベルに直接登録が可能。
関連文書 fid.su/su/docs/
紛争解決方針 なし
ウェブサイト fid.su
DNSSEC 利用可能
テンプレートを表示

.suは、ソビエト連邦1990年に割り当てられた国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)である[1]。割り当ての1年後にソ連は崩壊したが、.suドメインは2025年現在でも使用されており、ロシア社会ネットワーク研究所英語版(РосНИИРОС (RosNIIROS), RIPN)によって管理されている。

歴史

1989年以降、.plポーランド)、.csチェコスロバキア)、.yuユーゴスラビア)、.dd東ドイツ)などの東欧諸国のドメインが作成されたが、その中にソ連のドメイン.suもあった[2]。当初、2文字のccTLDが標準になる前に、ソビエト連邦には.ussrドメインが割り当てられることになっていた。 .suというドメイン名は、当時19歳のフィンランド人学生Petri Ojalaによって提案された[3]。1991年12月26日にソ連は正式に消滅し、その構成共和国は独立を獲得した。その際に、東ドイツ、チェコスロバキア、ユーゴスラビアと同様に、.suドメインについても段階的廃止プロセスを開始させるべきだった。1993年まで[2]ロシアに割り当てられたccTLDがなかったため、ロシアではソ連のドメインを使用し続けた。1993年には.suドメインを置き換える.ruドメインが作成された[2](ロシア以外の旧ソ連諸国のドメインは、1990年代半ばに相次いで作成された。しかし、ロシア地域外のドメインの使用はわずかである)。.suドメインはICANNによって撤廃されることになっていたが、ロシアの政府とインターネットユーザの要求により保留された[2]

IANAは.suドメインを漸次廃止する意向を表明している[4]が、ロビイストは2007年9月に.suドメインを維持することについてICANNと交渉を開始したと述べた[5]。2008年の第1四半期に、.suドメインの登録は45%増加した[6]

利用

このドメインは、ソ連の機関や企業によって使用されることを意図していた。ソ連崩壊に伴い独立を獲得した諸国にccTLDが割り当てられたにもかかわらず、.suドメインは依然として使用されている。2001年、ドメイン管理者は、新たな.su下の登録を受け入れることを宣言したが、この行動が、ICANNの方針に適合するものか明確ではない。ほとんどの.suドメインは、ロシアとアメリカ合衆国で登録されている[7]。RU-CENTERの2010年5月のデータによれば、.suドメインには93,500件以上のドメインが登録されている(.ruドメインの登録数は280万件以上である)[8]。.suドメインを使用している団体には、ロシアの親プーチン青少年組織のナーシ[9]や、ウクライナ東部の親ロシア武装反乱組織[10]などがある。ソ連にルーツを持つ組織も、.suドメインを依然として使用している[11]

このドメインは、ゆるやかで時代遅れの利用規約などから、多くのサイバー犯罪活動の発信源になっていると報告されている[12][13]。2013年以降、悪意のあるドメインを即時に停止する規則[14]が実施されている[13]

ウクライナによる停止要請

2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受け、ウクライナ政府はロシアによるプロパガンダ拡散を防ぐことを理由にロシアのトップレベルドメインである.ru.рфに加え、.suに関しても停止をICANNに要請したが異論が相次ぎ、ICANNもこの要請を拒否した[15][16]

関連項目

脚注

  1. ^ ロシアにおけるインターネットの普及”. 社団法人ロシア東欧貿易会 (2006年2月28日). 2022年8月15日閲覧。
  2. ^ a b c d Marcin Kryska. “Domena internetowa SU” (ポーランド語). 11 June 2012閲覧。 [リンク切れ]
  3. ^ Юбилей Рунета: 10 лет назад финн Петри Ойала зарегистрировал домен .su” (ロシア語). 2 January 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。12 January 2010閲覧。
  4. ^ .su Domain Delegation Data IANA
  5. ^ Kilner, James (19 September 2007). “USSR still alive on Internet and won't go quietly”. Reuters. オリジナルの13 December 2007時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071213152504/https://www.reuters.com/article/internetNews/idUSL1986480720070919 5 December 2007閲覧。 
  6. ^ Back in the USSR: Soviet Internet domain name resists death, Mansur Mirovalev, writing for Associated Press, 18 April 2008
  7. ^ Domena .su wciąż używana, chociaż ZSRR już nie ma” (ポーランド語). 12 January 2010閲覧。
  8. ^ RU TLD: Registration and Delegation Statistics”. 27 May 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。11 May 2010閲覧。
  9. ^ Nashi. “Акция” (ロシア語). 23 April 2006時点のオリジナルよりアーカイブ。12 January 2010閲覧。
  10. ^ Новороссия” (ロシア語). novorossia.su. 2019年3月29日閲覧。
  11. ^ Tons of Hackers are Hanging out in old Soviet Cyberspace”. Gizmodo. 2019年3月29日閲覧。
  12. ^ “Old Soviet Union domain name attracts cybercriminal interest”. (31 May 2013). https://www.foxnews.com/tech/old-soviet-union-domain-name-attracts-cybercriminal-interest 31 August 2015閲覧。 
  13. ^ a b Group-IB and Foundation for Internet Development sign an agreement to combat cyber threats in the .SU domain zone”. 13 January 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。26 November 2018閲覧。
  14. ^ Генеральная уборка в домене SU”. 2019年3月29日閲覧。
  15. ^ “ウクライナがロシアをインターネットから締め出すために「.ru」ドメインの取り消しやIPアドレスの使用停止を要求”. GIGAZINE. (2022年3月3日). https://gigazine.net/news/20220303-ukraine-pushes-unplug-russia-internet/ 2022年3月9日閲覧。 
  16. ^ “ICANN、インターネットからのロシア締め出しを求めたウクライナの要請を拒否”. CNET. (2022年3月4日). https://japan.cnet.com/article/35184415/ 2022年3月9日閲覧。 

外部リンク


SU

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 22:05 UTC 版)

SU

SU

Su

su


SU (subtract)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/16 18:10 UTC 版)

アポロ誘導コンピュータ」の記事における「SU (subtract)」の解説

アドレス部指定されメモリ内容をAレジスタから減算し、結果をAレジスタに置く。

※この「SU (subtract)」の解説は、「アポロ誘導コンピュータ」の解説の一部です。
「SU (subtract)」を含む「アポロ誘導コンピュータ」の記事については、「アポロ誘導コンピュータ」の概要を参照ください。

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