note.comこれは発見というか、ワタシが無知なだけかもしれないが、読んで驚いたので紹介しておきたい。この note の最初に「桜町にある純喫茶ルパン」とあるが、実はこの喫茶店、ワタシの実家から徒歩圏内にあるのだが、それは余談である。ガブリエル・ガル…
Palantir CEO’s New Book Is a Call to Arms, and a Sales Pitch - Bloomberg パランティア・テクノロジーズといえば、「シリコンバレー随一のヴィランにしてカリスマ」ピーター・ティールが立ち上げたデータ解析企業であり、国防総省など米国の政府機関と深…
note.com伊藤ガビンさんの「はじめての老い」は毎回感じ入るところがあり、ワタシも「黒電話と『1973年に生まれて』とらくらくホン」で取り上げさせてもらった。そこでも書いたが、氏より10歳年少のワタシは、まさに氏のあとを追って「老い」に向かっている…
Threads を見ていて、『ファクトリー・レコード全史』なる本が今月出たのを知る。930ページとは大変な労作である。ファクトリー・レコード全史作者:ジェームズ・ナイスシンコーミュージックAmazonファクトリー・レコード、並びにトニー・ウィルソンについて…
www.openculture.com昨年9月に第50シーズンが始まり、今年放送開始50周年を迎える「サタデー・ナイト・ライブ」だが、先日 SNL50: The Anniversary Special が放送され、復活ニルヴァーナをはじめとする豪華音楽ゲストも話題となった。さて、それにちなんで…
WirelessWire Newsで「生成されたAIビジネス~OpenAIとAGIというナラティブ」を公開。先日某所で、人間的な好き嫌いは別としてその仕事には常に敬意を払っている八田真行氏から「長すぎて読んでられない」というディスり言葉をいただいたワタシの WirelessWi…
www.newcartographies.com新刊『Superbloom』が先月出たニコラス・カー先生が、AI について面白い文章を書いている。彼はまず、20世紀のドイツの哲学者であるギュンター・アンダースの言葉を引く。 人間は作られるのではなく、生まれてきたことを恥じている。…
ユーゲニー・モロゾフのことをここで最初に取り上げたのは、当時の新刊『To Save Everything, Click Here』が出る少し前で、もう10年以上前になる。その後、彼の『Freedom As a Service』という新刊が出るぞ! と紹介したが、この本は結局現在まで出ていない…
www.indiewire.comなるほど、この切り口は面白いな。今やストリーミング動画配信サービスが映画を観る主要な手段になっているが、あらゆる映画をカバーするサービスは存在しないし、ストリーミング配信自体されていない映画もいくらもあるのは自明である。こ…
やはり坂元裕二脚本というのに惹かれて観に行った。松村北斗は『夜明けのすべて』に続く好演ということになる。ワタシは実は役者松たか子よりも歌手松たか子のほうが好きだったりするのだが、本作における要所のヤング松たか子は眩しかった。タイムトラベル…
wirelesswire.jp先月の WirelessWire News 原稿は、なんというか地味な題材を選んでしまったな、というのがどうしてもあった。しかし、どうだ。先月末から、この文章で書いた「アーカイブの危機」と「メンテナンスの大事さ」を痛感する出来事が多く起こって…
snyder.substack.comイーロン・マスクによる米政府の内部情報掌握とその危険性については、Wired が立て続けに記事を公開しており、参考になる。 イーロン・マスクの「DOGE」が米政府の内部情報を掌握する未来 | WIRED.jp イーロン・マスクの取り巻きが、米…
yamdas.hatenablog.com『ダム・マネー ウォール街を狙え!』の原作本は邦訳されなかったが、同じくベン・メズリックによる Twitter 本はやはり出ますね。というわけで、『Breaking Twitter イーロン・マスク 史上最悪の企業買収』が来月出る。Breaking Twitt…
www.trendmicro.com少し前にAIの誤りは人間の誤りとかなり違うという話について書いたが、トレンドマイクロのサイトで紹介されていた「見えないプロンプトインジェクション」の手口は、その好例ではないかと思った次第である。なるほど、UI 上は表示されない…
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のときも書いたが、本作を観たかったのだが、ワタシが住んでるところの上映館ではレイトショーをやっておらず、これは逃してしまうコースかと諦めていた。先週、本作がステルスヒットになっているという記事を…
www.bookbang.jp先日のフジテレビの記者会見に、フジテレビジョン副会長として登壇した遠藤龍之介氏の文章が、会見後少し話題となった。これを読み、そういえば遠藤周作が息子の結婚披露宴について書いていたなと思い出し、本棚を探した。というわけで、遠藤…
www.dropsitenews.com先週は、まさに DeepSeek 狂奏曲というありさまで、既にいろんな人が DeepSeek の技術やらなんやらの解説を書いているので、ここでは少し変化球な意見を紹介しておく。「DeepSeek はリナ・カーンの正しさを証明した」とはどういうことか…
yamdas.hatenablog.comギリシャの元財務相ヤニス・バルファキスの新刊『Technofeudalism』を紹介したのが一昨年の秋で、すぐに邦訳出るかなと思っていたのだけど、意外に時間がかかった印象がある。でも、出てくれればそれでよい。『テクノ封建制 デジタル空…
ノア・スミスといえば、ストーニー・ブルック大学の元準教授にして、現在は在野の経済ジャーナリスト、ブロガーとして Noahpinion で健筆をふるっている。というか、日本では経済学101のおかげで、彼の文章を多く読める。で、調べものをしていて、彼の本が日…
ジェシー・アイゼンバーグといえば、なんといっても『ソーシャル・ネットワーク』だが、あれも15年前くらいの映画なんだね。彼は『ゾンビランド』や『グランド・イリュージョン』といった娯楽作を主演して続編含めヒットを飛ばしているし、一方で『恐怖のセ…
元々は、よくできていると小耳に挟んだ『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』を観るつもりだったが、正直これ以上ドナルド・トランプに関する映像に触れるのが苦痛になっていたためパス。次の候補だった吉田大八の『敵』は、レイトショーでやって…
fivebooks.comChatGPT に人工知能に関する最高の本を5冊選ばせてみたという Five Books のネタ、2年前にも取り上げているのだが、今回はどういう本が挙げられているだろうか。ピーター・ノーヴィグとスチュワート・ラッセルの教科書本のみが前回同様トップに…
www.schneier.com『ハッキング思考』において、ハッカーになった AI による人間社会の攻撃という AI 時代のセキュリティ問題にページを割いている(といっても、あの本はそれだけの内容ではない)ブルース・シュナイアー先生だが、AI の誤りは人間の誤りとは…
boingboing.netこのエントリで Wikenigma というサイトを知った。ここは「an Encyclopedia of Unknowns(未知の百科事典)」を謳っており、まだ誰も決定的な答えを提供できていない科学的、学術的な疑問を集めたサイトである。ここではそうした「既知の未知…
www.theguardian.comブライアン・イーノ先生がオランダ人アーティストの Bette Adriaanse と共著した What Art Does: An Unfinished Theory についての取材記事である。人間がその歴史を通じて行ってきたアートという行為が、フィンテックやコンピュータプロ…
WirelessWire Newsで「アーカイブの危機とメンテナンスの大事さ」を公開。前回に続いてタイトルが目を惹かないのだけど、もちろん意図的である。意地でもバズるべくキャッチ―なタイトルをつけたくなかったのは前回と同じだが、前回はワタシ自身が鬱状態だっ…
www.worstinshowces.com「世界でもっともパワフルなテックイベント」を謳う CES が今年も年明けに開催されたが、そこで出展された製品を対象に、プライバシー、セキュリティ、環境面の配慮、修理しやすさといった観点から、最悪の製品を選出する企画があるの…
www.404media.coモトローラ社の自動ナンバープレート読み取り監視カメラの一部が、映像や車のデータをセキュリティ保護されていないインターネットにライブ配信されており、誰でもそれを見たりスクレイピングしたりできるという話である。この記事で ALPR と…
昨年から観たかった映画だが、年が明けてからレイトショーでやってくれたおかげで観ることができた。作品の舞台はニューヨークだが、登場人物はすべて動物であり(ということは「登場動物」と呼ばなくてはならない)、その登場動物は主人公をはじめ、ほぼ擬…
これも KBC シネマでレイトショーをやってくれたおかげで観れた。社会性が著しく欠け、とにかく映画がすべてだと考える高校生が主人公なのだが、彼の他人の見下し方はなかなかにヒドくて、彼と SNL の視聴という趣味を共有する親友さら遠ざけてしまう。でも…