年度末は落ち着かない!そんな時こそ「妄想トリップ」
卒業式、進級に進学、卒団式。
自分自身にはなーんも関係ないおばちゃんでも、なんとなーく忙しない年度末。
そりゃあストレスもたまるってもんよ。
あああ、現実逃避したい!
アフリカ・コンゴで命をかける小説はいかが?
まとまった休みもとれないし、こんな時は小説で気分転換を図りたい。
いっそ、絶対に行かないような、アフリカのジャングルでサバイバルなんてどお?
『禁断領域 イックンジュッキの棲む森』あらすじ
舞台はアフリカ コンゴの密林
開発企業から依頼を受け、野生動物の調査に乗り出す大学教授と大学院生のチーム。
行き先はアフリカ・コンゴの密林。
まるでジャングルクルーズ!だけど、お土産はゲテモノ食材
密林に行くため、コンゴ川をクルーズするシーンがめっちゃ爽快。
ディズニーランドのジャングルクルーズを数倍ダイナミックで危険にした感じ。
美しい風景描写もいいんだけど、川でのショッピングの様子が楽しい!
大きなナマズ、うなぎのようなスネークヘッド、ワニや亀に猿まで…これ全部、食材。
私だったらその場のノリでいろいろ買っちゃいそう。
そして買ったあと後悔しそう(笑)
美味しそう…?な異国グルメ
異国情緒満載の食べ物描写は、ジャングルに入ってからも続く。
サル肉のシチューや、キャッサバ料理。
どれも味や匂いだけじゃなく、飲み込む感覚や後味まで書いてある。
読んでると、自分もその鍋を覗き込んで「これ、いけるかな…」ってビビってる感覚になる。
山のケモノ肉をブッシュミートというそうで、私も興味あり。
以前、山近くのお土産やさんで、「鹿肉のジャーキー」を買ったことがあって。
パッケージの注意書きに
「皮や毛が付いている部分もありますが、食味に問題ありません」
って書いてあったんだけど…。
問題ないの?! うそぉ、すげぇ。ワイルド!
とテンション上げて食べてたら、
硬い。
しかも味がない。
なんじゃこりゃ?とよく見ると、
「犬用」
って書いてあった。
…人間用にも作ってください。
読んでるだけで日焼けしそう(笑)体感度100%の小説
『禁断領域』は、サバイバルアクションに動物ドキュメンタリーが加わり、ハラハラドキドキだけでなく
「そうなんだ!」っていう学びの楽しさもある。
読書中は、密林の濃厚な蒸し暑さを感じ、強烈な日差しが作る濃い影が見えるようだった。
冷たいペットボトルを用意して、ジャングルの世界に浸ってみては。
この小説の主人公は、霊長類を調べる大学院生。サバイバル小説のあとに、実際のゴリラ研究本を読むと、学びがさらに深くなる!
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