PayPayは2023年7月20日、インターネットにつながっていなくても決済ができる機能を「PayPay」アプリに搭載したことを発表した。これは国内の主要コード決済サービスでは業界初。この新機能をいち早く試せる体験会に参加したので、その概要について説明しよう。 社会インフラとしてオフラインでも決済できる機能を提供 新機能の開発に携わったシニアプロダクトマネジャーのタンネルー・ドルヴァ氏は、開発の背景として3つの理由があると言う。(1)ユーザーの声、(2)PayPayが決済の重要なインフラであること、(3)キャッシュレス決済においてコード決済の重要性が増していることだ。 ユーザーの声としては、「通信障害でPayPayも使えない」「コンサート会場で決済できない」「地下のお店で決済できない」といった声が多いのだそう。通信障害時はもちろんだが、コンサート会場などの人が多く集まる場所、地下などの通信
