iOS8のリリースにより、A7を搭載したiOS端末からはOpenGLESに代わる新グラフィックスAPIであるMetalが動くようになりました。 iOS8発表時のAppleのKeynoteで紹介されたとおり、MetalはOpenGLとくらべてAPIの層が薄くて最適化されているので高速に動作するようで、他の多くの記事でもこの事が書かれています。 しかし実際にMetalに触れてみると、単にAppleのハードウェアに最適化されていてオーバーヘッドが低く速いということに留まらず、ある一つの特長に気付きます。 それは「shared CPU/GPU memory buffer」つまりCPU/GPU間でメモリが共有されているというものです。 ここでは今までiOSの3Dアプリケーション開発に利用されていたOpenGLESでのメモリの扱い方と比較しつつ、CPU/GPU間でメモリが共有されることのメリットについ
