日本情報システム・ユーザー協会は毎年、東証1部上場企業とそれに準じる企業の計4000社を対象にIT投資・活用動向を調査している。最新の調査「企業IT動向調査2014」の報告書から、ユーザー企業におけるIT投資・活用の最新動向をご紹介する。第1回は「ビッグデータの活用」に焦点を当てた。今回は「クラウドの活用実態」を紹介する。なお、調査概要は本特集の目次に掲載した。 急速に増え続けるIaaS導入企業 今回の調査では、パブリッククラウドをIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)に分けて調査した。本欄では、システム基盤としての採用が進んでいるIaaSとPaaSに焦点を当て、パブリッククラウドの導入・活用状況を見ていく。 当初は“バズワード”とも言われていたクラウドだが、今ではシステム基盤を
