滋賀県東近江市五個荘小幡町の市立五個荘中(大橋正人校長、355人)で、男性教諭(51)が、2年生の男子生徒を叱る際、十徳ナイフを見せていたことがわかった。 男性教諭は生徒と保護者に謝罪し、全校集会でも謝罪した。 市教委などによると、教諭は男子バレーボール部の顧問。14日の放課後、バレーボールを蹴っていたサッカー部の男子生徒に注意したが、聞き入れられなかったため、「君がやっているのは、サッカーボールをナイフで傷つけるようなことだ」と言い、十徳ナイフを見せたという。ナイフは校舎の修繕のため、体育教官室に置いていたという。 翌日、生徒の母親が学校に連絡して、発覚。大橋校長は「刃物を出すのは指導ではない」と口頭で厳重注意。教諭も「ナイフを使わなくても説明できた。行きすぎた指導だった」と反省しているという。