拙訳『エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方』にコミットメント言語 (Commitment Language) というものがでてきます。コミットメント言語とは、簡単にいうと「言質を与える言い方」のことで、本書では「仕事では自分が何を行うかを言質を与える言い方で約束すべきである」という話で、このコミットメント言語というものがでてきます。 具体的にいうと、希望的な物言い(「したいと思います」「しようと思ってます」「やれると思います」)やコミットメントを表明しない言い方(「はやったほうがいいとは思っています」「やらないといけないとは思ってます」)をせず、やることを約束する言葉遣い(「〜します」)をするようにしましょうという話です。 ですが、実はここだけを切り取って読んでしまうと勿体なくて、著者のロイがコミットメント言語の章で伝えたい主旨は、単に言い方だけを変えなさいという話では
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