大阪(伊丹)空港で23日午前9時11分ごろ、日本航空グループのジャルエクスプレス(JEX)機(DC9―81型、乗員・乗客74人)が、管制官の指示に反してA滑走路を横断するトラブルがあった。A滑走路には、着陸予定の別の機体が約4キロ手前まで迫っていた。運輸安全委員会は事故につながる重大なトラブルだとして、調査官3人を現地に派遣した。 国土交通省によると、JEX機は仙台発で、大阪空港のA滑走路に並行しているB滑走路に着陸し、駐機場に向かう途中だった。管制官から、A滑走路を横切る手前で待機するよう指示が出ていたが、聞き逃したとみられる。着陸を予定していた別の機体は、着陸をやり直した。 JEXは「あってはならないこと。再発防止に努める」としている。